1. ホーム
  2. 薬剤師の職種
  3. ≫薬剤師が医療刑務所で働く際の年収や仕事内容とは?

薬剤師が医療刑務所で働く際の年収や仕事内容とは?

医療刑務所で働く薬剤師の仕事内容や給料、また転職の方法やポイントなどを分かりやすく説明

「刑務所って、なんだか危なそうなイメージ…」
「受刑者から危害を加えられることはないの!?」

といった漠然とした印象から、なんとなく医療刑務所を転職先のリストに加えていない薬剤師の皆様へ!

じつは、医療刑務所は、国家公務員としての安定と、プラーベートの確保、またコミュニケーション能力が問われない!などのメリットを持ったオススメの選択肢なのです。

ここでは、医療刑務所で働く薬剤師の仕事内容や給料、また転職の方法やポイントなどを分かりやすく説明します。

医療刑務所で働く薬剤師について…どんな仕事なのかを知ろう!

まずは、「医療刑務所の薬剤師って、どんな仕事をしているの?」についてを説明します。

医療刑務所とは…

医療刑務所とは、精神・身体疾患などにより、普通の刑務所では服役に耐えることのできない受刑者を収容する施設のこと。

一般的な刑務所にも医務室があり、受刑者の負傷や病気をケアしているのですが、医務室で対処しきれない疾患は、医療刑務所が引き受けています。

対象となるケースは様々で、身体に病気やケガを抱えているケースはもちろん、精神疾患や覚せい剤中毒、アルコール中毒、摂食障害、さらに介護を必要とする高齢の受刑者や、受刑者のターミナルケーアを行う施設も。

日本には、八王子医療刑務所(東京都)、岡崎医療刑務所(愛知県)、大阪医療刑務所(大阪府)、北九州医療刑務所(福岡県)、の4つの医療刑務所が存在しています。

具体的な仕事内容は?

医療刑務所では、受刑者の健康管理に関する調剤業務や、取り扱う医薬品の管理などが薬剤師の主な業務内容です。

「刑務所」と聞くと、やはり特殊な職場であるイメージや、「怖そう」「危なそう」という印象を持たれる方も多いでしょう。

しかし実際には、受刑者と薬剤師のそれぞれが行動する範囲は施設内で明確に区切られているので、受刑者から脅されたり、危害をくわえられたり…といったリスクを心配する必要はないカモ。

医療刑務所で働く薬剤師は、大げさに言えば薬局や病院で働く薬剤師と似たような業務を行っている様子です。

「カウンセラー」として働く場合もあります

薬物中毒の受刑者へのカウンセラーとして、薬剤師が活躍している…というケースも存在します。

その場合、勤務地は上記で紹介した4つの施設のいずれかで、月2回ほどのパート勤務。

カウンセラーなので、とうぜん受刑者と接するシーンも多くなるでしょう。

「医療刑務所=人と接する事が少ない」と紹介される事の多い転職先ですが、応募の際にはどのような内容なのかを隈なくチェックしておく事をオススメします。

医療刑務所で働く薬剤師の、主な職場は?

八王子医療刑務所(東京都)、岡崎医療刑務所(愛知県)、大阪医療刑務所(大阪府)、北九州医療刑務所(福岡県)のうちのいずれかの刑務所にある、刑務所医務課での勤務にとなるでしょう。

医師の処方箋を元に行う調剤業務がメインです。

年収・条件について…

医療刑務所で正社員として働く薬剤師の年収相場は、約400万円〜500万円ほどだと言われています。年功序列的に収入はアップしていきますが、それでも上限は600万円〜700万円程度でしょう。

しかし、扶養手当や住宅手当、地方手当、産休や育休などの福利厚生が整手厚い点は大きなメリットです。

くわえて休日はカレンダー通りで、お盆・お正月の連休もバッチリ取得可能。勤務時間は朝8時〜17時ごろまでで、残業はほとんどありません。

医療刑務所で正規の職員として働く薬剤師は、国家公務員として扱われるので、条件はかなり優遇されているカモ。

アルバイト求人も存在するカモ!

高待遇であるにも関わらず、「刑務所=危険、怖そう…」というイメージからか、なり手が少ない医療刑務所からは、非常勤やアルバイトの求人が発生することも。

パートで働く場合の時給相場は2,900円ほどです。もちろん、土・日、祝日はお休み!プライベートとの両立を目指す方にもお勧めできる転職先だと言えそうです。

↓パート・アルバイトの求人が豊富な転職エージェント↓

ファルマスタッフの評判や口コミはどうなのか?高額求人の取り扱いも多い!

医療刑務所で働く薬剤師を目指す方法とは?

全国に4つしか施設が存在していないため、医療刑務所からの求人はなかなか見つけることのできないレアな案件です。したがって、まずは求人に出会えるか否かが、転職成功への第一のターニングポイントとなるでしょう。

とはいえ、医療刑務所からの求人も、その他の薬剤師求人と同じくハローワークや転職エージェントで見つけることが可能です。

ハローワークの活用と転職エージェントへ登録を同時に行い、より広い情報網で少ないチャンスを逃さないようにしてください。

求められるスキルや資格について

国家公務員を目指すので「日本国籍であること」、そして薬剤師として働くので「薬剤師免許を持っていること」はもちろんなのですが、医療刑務所で働くためにはどのような資質やスキルが求められるのでしょうか?

国家Ⅰ種(国Ⅰ)・国家Ⅱ種(国Ⅱ)の国家試験に合格する

医療刑務所で働く薬剤師は、国家公務員第一種扱い、あるいはは第2種扱い…ということになるので、試験をパスしなくてはいけません。

メリットの多い転職先であることは確かですが、大きな関門となる試験対策は必須です。

精神科薬物や治療方法に精通していると吉

医療刑務所に収容される受刑者には、精神科領域の薬による投薬治療を受けているケースが多いため、精神科薬物や治療方法に精通した人材であることが求められるシーンも多いでしょう。

どのような人が向いてる?

医療刑務所への転職は、以下のようなタイプに向いていると言えそうです。

  • 「国家公務員として、安定した働き方をしたい。」
  • 「患者さんやお客さんと接する事に、苦手意識がある。」
  • 「もしも異動があったとしても、対応が可能である。」

以下では、それぞれを詳しく説明します。

国家公務員として安定した働き方を望む方には、穴場的な転職先カモ!

医療刑務所への転職で最も大きなメリットとなるのは、やはり「国家公務員」という安定した身分をゲットできるポイントにあるのではないでしょうか。

特別「高収入だ」と言われるほど収入は高くありませんが、福利厚生などを含まて考えれば、かなり優遇されている事が伺えます。

コミュニケーション能力に自信のない人には嬉しい環境!

カウンセラーとしてでなければ、業務内容は調剤や医薬品の管理などが主となるでしょう。

服薬指導を行うことも少ないため、コミュニケーション能力が問われるシーンは少なそうです。

これまで、患者さんやお客さんなどと接することに苦手意識を持っていたタイプの方でも、最小限度のストレスで勤めることができるカモしれません。

異動に対応できるだけのフットワークの軽さが必要カモ…

これはデメリットなのですが、国家公務員という立場である以上、3年周期で異動を命じられる可能性が存在します。異動の範囲は全国なので、引越しを伴うケースもあるでしょう。

したがって、持ち家があったり、結婚や子育てなどの事情で、県をまたいだ異動に対応することができない方には、あまりオススメできません。

ネットで見つけた医療刑務所の公開求人内容

ハローワークの○○医療刑務所の募集内容と仕事概要

雇用形態 正社員
仕事の内容 調剤業務及び薬品管理
基本給 184,400円~241,700円

今回は薬剤師転職エージェントでは公開求人が見つかりませんでした。非公開となっている場合もあるので登録して確認してみてください。

マイナビ薬剤師の登録

社会貢献の一端を担うというやりがい

「受刑者と接するシーンは少ない…」と紹介しましたが、それでも薬剤師が受刑者の健康を支えていることには変わりないでしょう。

刑務所の目的である「受刑者の更生」は、「受刑者の健康」なしにはあり得ません。

薬剤者は裏方ではありますが、刑務所の目的でもある受刑者の改善更生、また社会への円滑な復帰を、土台から支える重要な役割だと言えるでしょう。

まとめ

ここでお話しした内容をまとめると、以下のポイントが重要です。

  • 医療刑務所の薬剤師が受刑者に関わることは少なく、仕事中に危険にさらされることは無い。
  • 主な仕事内容は、調剤業務や薬剤管理。ケースによっては、薬物中毒者へのカウンセリングも。
  • 勤務先は、八王子医療刑務所、岡崎医療刑務所、大阪医療刑務所、北九州医療刑務所の4施設
  • 年収相場は約400万円〜500万円。年功序列的に収入はアップし、上限は600万円〜700万円程度。
  • パートで働く場合の時給相場は2,900円ほど。
  • 転職エージェントやハローワークで求人が公開される。こまめなチェックが必要。
  • 国家Ⅰ種(国Ⅰ)・国家Ⅱ種(国Ⅱ)への国家試験対策は必須。
  • 精神科薬物や治療方法に精通していると吉!
  • 3年周期で異動を命じられる可能性が存在する。
  • 社会貢献の一端を担うというやりがいがある。

求人数が多いとは言えない医療刑務所への転職活動では、薬剤師に特化したタイプの転職エージェントを活かした情報収集をオススメします。

転職エージェントへ登録すると、専任のコンサルタントによる無料カウンセリングが行われますので、まずは「医療刑務所への転職を望んでいる」旨を相談してみてはいかがでしょうか。

これまで何件もの転職に携わってきたコンサルタントは、いわば薬剤師転職のプロフェッショナル。

「医療刑務所」という特殊な転職先を目指すのであれば、なおさら彼らのノウハウやアドバイスを活かして、優位な転職活動につなげたいですね。