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アパレル販売員に転職! 転職で失敗したと思わないための販売員の現実・企業の選び方とは?

アパレル業界で働く販売員はどの人も最先端のオシャレに身を包み、まさにブランドの歩く広告塔です。そんな浮世離れした彼女らを見ていると、アパレル販売員という職業がどれだけ優雅で華やかな世界なのだろうと思い、憧れる人も多いのではないでしょうか。

ですが光があれば陰があるように、表があれば裏があります。一見、ドラマや映画の登場人物のように華やかな彼女たちが裏でどれほどの努力をしているか想像をしたことがあるでしょうか。

一般の方々から見えないところで販売員はどのようにして企業人として日々戦い、切磋琢磨しているのか、またそれらを踏まえてアパレル企業の選び方についてお話していきましょう。

接客の基礎を叩き込まれる。その光景はスポ根漫画?

念願叶って憧れだった販売員になれた!早速店頭に・・・ではなく、まずは接客の基礎を叩き込まれることになります。店頭での立ち居振る舞い、お客様への言葉遣いは基礎の基礎。

お客様へのアプローチやフィッティングへの案内の仕方、お会計時のオペレーションなどを徹底的に教え込まれます。販売員として店頭に立つ以上、新人であろうと関係ありません。お客様に不便な思いをさせることは許されないのです。

販売員の一番の現実!「予算」クリアを求められる日々

きらびやかに着飾り、接客態度が良い販売員を店舗に並べるだけではなんの利益にもなりません。企業が抱える在庫を販売し、売上げに換えて初めて会社にとって利益に繋がります。

売上げを達成するためにブランド毎、店舗毎、そして個人毎に「予算」が振り分けられるのです。いわゆる世間一般で「ノルマ」と呼ばれるものです。のっけからとんでもない金額の予算を充てられるということはないでしょうが、まずは与えられた予算をクリアすることが最初の目標となるでしょう。

商品を販売するにはどうすればよいのか試行錯誤することで少しずつ道が開けてくるのです。そもそも目標がなければ何を目指して頑張ればよいのか分かりません。それはゴールのないマラソンをひたすら走るようなものです。

納品・一日中立ちっぱなし・・重労働に耐えうる体力必須!

洋服一枚、帽子一つはとても軽いものですが、店舗が抱える在庫となるとどんなに小さな規模の店舗でもかなりの重量です。冷蔵庫が入りそうな大きさのパッキン(ダンボール)に商品がわんさか入っていくつも納品されてきます。

キレイな服を着ているから、ヒール靴を履いているからと躊躇している暇はありません。手早くパッキンから商品を取り出して検品・品出し・在庫管理・店頭に出ない分はバックヤードへ運んで整理整頓、と息つく暇もありません。

そして納品業務が片付けば店頭にて接客、売れたら品出し、休憩時間こそあれ販売員は一日中立ちっぱなしの職業です。ヒール靴を履いた女性販売員はとても見目麗しいですが、履いている当人達は一秒でも早く脱いで素足になりたい!と思っていることは間違いないでしょう。

トルソーが着ているコーディネートはこれでいいのかと常にコーディネートを考え、足元や什器の下にホコリは落ちていないか、フィッティングの中に使用済みのフェイスペーパーが残されていないか隅々まで目を光らせる。

ミラーは指紋や汚れがなくキレイに磨かれているか、手際よくお会計とお見送りが出来るようにレジカウンター周りは整理整頓されているか・・etc。より良いお店を作るために販売員は常に忙しいのです。

厳しい現実をふまえてのアパレル企業の選び方!

販売員の厳しい現実を目の当たりにしたところで転職する際のアパレル企業の選び方について簡単に話していきましょう。転職サイトや企業ホームページの企業PRをよく読んでみましょう。

美辞麗句ばかりを並べ立てて求人しているような企業には注意した方が良いです。

「個人にも目標を持って仕事に取り組んでもらう」や「体力に自信のある方歓迎!」「重たいものを持つこともあります」など、努力や体力を求めることを最初から見せている企業なら信頼がおけるでしょう。また、大手の企業なら福利厚生が整っていますが零細企業の多いアパレル業界では社会保険や厚生年金に加入出来ない企業も少なくありません。

アパレル販売員は見た目のイメージとは違い、かなり体力気力の必要な職業ですが・・・

修行が報われる日は必ず訪れます。学ぶこと、体力を使うことだらけで毎日が矢のように過ぎていき販売力にも自信が付き始めた頃、顧客がつくことになります。顧客は商品だけでなく、販売員自身にも全幅の信頼をおいています。それは誠実さや熱心さはもちろん、その方を本当に喜ばせようと接客したことで芽生えた信頼関係だと言えます。

販売員は、とても大変な職業ですが、達成感を実感出来る職業でもあります。

全く何も出来なかった状態から始まり、山のような業務を一つ一つ覚え、販売もできるようになり、予算もクリアできるようになった頃には顧客が出来て自信が付き、入社してきた新人を教育する立場を任されて・・自分の意欲次第で今の自分からは想像できないほど成長出来ることでしょう。