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薬局転職でも適性検査はある!対策はどうするべき?【薬剤師転職】

適性検査で何を見られるのかを理解しておこう

近年、新卒だけでなく、中途採用の薬剤師に対しても、適性検査を行う企業が増えているようです。

薬剤師転職の中にも、書類選考と面接だけで採否を決めるところもありますが、人の命に関わる仕事であることから、学力試験と共に適性検査を課すことがあるのです。

特に、大手の調剤薬局やドラッグストアの場合は、選考試験に適性検査と筆記試験を設けていることが多いです。

筆記試験は必要な内容を勉強しておけばよいですが、適性検査となると何を準備したらよいのか、迷う人もいそうです。

そこで今回は、なぜ薬剤師転職で適性検査を導入するところが多いのか、何か対策が必要なのかについて、お話しします。

薬剤師の転職時に適性検査が行われる3つの理由

薬局や製薬会社への転職時には、適性検査を実施されている所が殆どです。

適性検査が行われる主な理由3つについて紹介していきます。

1.大量の応募者を効率的に選別できるから

転職などの中途採用も多くの人が応募すると、採用する側としてはとても大変です。

一人一人のエントリーシートを確認したり、面接をすると大きな労力が必要となります。

適性検査を活用することで、応募者の能力や知識を数値化して比較し、絞り込み易くなりその人物が適正な人物であるか効率的に判断出来ます。

2.要注意人物を検知して採用のミスマッチを防ぐため

応募してきた人物がどのような人物であるか、短い期間で判断するのはとても困難です。

少しの時間会ったりしただけでは、判断する事ができない人の性格や気質を適性検査で判断出来る様になります。

適性検査の活用で採用のミスマッチを予防し、適切な人材の採用が出来る利点があります。

3.応募者の基礎能力や性格を数値化するため

適性検査では、同じ検査内容で評価する事になるため、採用担当者の個人的な意思に左右される事がありません。

同じ尺度で能力値や性格を数値化して、比較できるので、採用担当者の能力に頼る事も無いです。

統一された検査項目や尺度で基礎能力や性格を平等に比較出来るため、適性検査が実施される事が多いです。

薬剤師転職の現状と難しくしている要因

超高齢化が進むにつれて、日本の医療費負担は増加し続けています。

今後、労働力人口が減少していく日本では、病院が病気を治療するだけでなく、市販の医薬品を使ったセルフメディケーションや地域のかかりつけ医と薬局の連携による予防医療など、世の中の流れにフレキシブルに対応できる薬剤師が求められることが予想されます。

そして、薬学部6年制への移行や、ブランクのある薬剤師の仕事復帰などの要因が重なり、求人に対し、様々なキャリアやスキルの応募者が集まるようになりました。

中途採用であれば、即戦力として活躍できることが優先と思われますし、それは嘘ではありません。

ですが、採用にも費用がかかることを思えば、社内の研修制度が充実している企業ほど、社風に合い、社内で良好な人間関係を築き、長く働いてくれる社員を採用したいと考えるものです。

その指標になるのが、「適性検査」なのです。

というのも、適性検査を行う目的は、応募者の志向性を知り、自社にあった人材かどうかを見極めることです。

つまり、数多くの応募者に適性検査を行うことで応募者を数値化し、客観的に判断しやすくしているのです。

適性検査は、面接よりずっと短時間に、効率よく応募者を見極める手法といえます。

薬剤師転職で用いられる適性検査の種類とは?適性試験対策は必要?

では、薬剤師転職で行われる適性検査では、何を見られているのでしょうか。

それは、

  1. 能力測定
  2. 性格測定
  3. 興味・指向測定

です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.能力測定

能力測定では、知識や学力を測定します。

論理的思考や数字・計算の処理能力、言語的なコミュニケーション処理能力など、今までに培われた知的能力を測定する検査です。

2.性格測定

性格測定では、応募者個人の行動特徴や指向性、モノの見方等を評価し、職務や職場と応募者がマッチしているかを評価します。

総合的な優秀性はもちろんのこと、全体的な人柄を検査する目的で行われます。

3.興味・指向測定

興味・指向測定では、応募者個人の興味や指向、動機を測り、全体的な人物理解をするために行われます。

これら3つの結果に基づき、応募者の人物理解の資料とするのです。

薬剤師転職で行われる試験とは?

では、具体的に薬剤師転職で用いられる試験についても説明しましょう。

薬剤師転職では、

  1. SPI検査
  2. GAB
  3. DPI
などが用いられます。

どのような検査内容なのかを紹介していきます。

SPI検査

SPI検査とは、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが提供している、企業で最も用いられている適性検査です。

言語能力と非言語能力、性格検査などに分かれています。

GAB

GABは、日本SHLが提供している、新卒総合職の採用に特化した適性検査です。

しかし、薬剤師の場合は第二新卒の応募も多いので、そこでこの適性検査を用いる場合があります。

この検査では知的能力とパーソナリティの2つで判定します。

DPI

そしてDPIは、株式会社ダイヤモンド社が提供している、職場での適応性をチェックするための適性検査です。

基礎診断項目と個別診断項目の2つで、総合判定します。

薬剤師向けの適性検査対策の流れ

薬局や製薬会社へ転職をする際には、適性検査が必須となります。

試験に臨むために適性検査対策が必要となります。

1.転職を希望する企業・職種の適性検査の種類を調査する

適性検査には、種類が存在しています。

一般的には、性格診断と能力診断の2種類があり、2つとも検査する総合検査を実施する事が多いです。

性格検査では、その人の性格を診断し、能力検査では学力診断がされます。

転職を希望する薬局や製薬会社の適性検査について、事前に調べておく必要があります。

2.一通り問題を解いてみる

適性検査の対策として、問題集をまずは一通り解いてみる事がポイントとなります。

一通り問題を解く事で自分が解ける問題、解けない問題がはっきりと分かります。

解けない問題に対してもう一度自分で解いてみたり、答えの内容について理解をする事が大切です。

3.本番さながらの試験時間で予行演習する

適性検査には、定められた試験時間があります。

能力検査、性格検査ともに制限時間があるため、時間内に解く練習をしておく事も大切です。

能力検査、性格検査ともにそれぞれ30分の試験時間が多いため、目安の時間に収まるように問題を解く練習をしておくと良いです。

4.同じ問題集を何度も解く

適性検査対策の問題集は、たくさんありますが一つの問題集を徹底的に何度も解いておく事が重要です。

模擬試験や過去問題などを繰り返し何度も解いておくと、問題の傾向も掴み易くなります。

問題集の中の例題や過去問題をしっかりと勉強おけば、十分な適性検査対策に繋がります。

薬剤師のための『能力検査』の対策

薬剤師の有利な転職をするには、能力テクストへの対策がカギになります。

しっかりと対策を立てておくと難しいことはありません。

役立つツールなど活用して、万全の対策で納得の転職を勝ち取りましょう。

基礎的な学力・業務スキルに関する問題は解けるようにしておく

日常の基本的な学力はもちろん必須です。加えて薬剤師としての専門的な知識も、今一度偏りなく身に着けておくと安心です。

基礎能力はテストの種類関係なく出題されますので、まずはここから徹底するのがおすすめです。

得意分野に関する問題は満点を取る意識で臨む

薬剤師の業務の中でもさまざまあります。

中でも自分が得意なジャンルがあるかと思います。ここはテストで点数を伸ばすチャンスです。

得意な分野では満点を狙うくらいの気持ちで、抜けなく答えられるようにさらに知識をアップできるようにしましょう。

薬剤師のための『性格検査』の対策

薬剤師は専門職ですが、接客業でもあります。

そのため性格も重要です。

また調剤は細かいですし間違いの許されない作業ですから、それに対応できる性格もチェックされます。

性格診断にも対策は必要です。

採用側が求める人物像になりきって回答する

薬剤師の活躍する場面は数多くあり、求められていることも異なります。

例えば街の薬局なら万人に合わせられる柔軟性が欠かせません。

高齢者が多い場面では丁寧に寄り添う姿勢が求められます。

病院内ならスピードも必要でしょう。

このように働く場所によって人物像を合わせてアピールすることが重要です。

一貫性のある回答をする

求められることをアピールするといっても、そのために話のつじつまが合わなくなっては意味がありません。

答えることすべてに一貫性を持たせて、どんな薬剤師になりたいのかのイメージを固めて答える必要があります。

そうすることで話も納得できる、一貫性があるので信頼できる人物と判断されるでしょう。

極端な(自分に不利となる)回答は避ける

答えにくいことも聞かれるのが転職の面接です。

あまり自分にマイナスになるようなことは具体的には答えすぎないことが賢明です。

その分、少し自分に足りないが、こんな取り組みをしたいというような、前向きの回答につなげるとポジティブにとらえてもらえます。

マイナスになることは正直にすべてを答えることは、必ずしもプラスになりません。

設定時間内に終える

たくさん自分の思いを伝えたい気持ちはわかります。

しかし、あまり長々と話すことは

「押しつけがましい」
「まとめる能力が低い」

とみなされる可能性があります。

薬剤師は患者に説明をする機会も多いです。

そのときの話しがわかりにくい、一方的などのイメージに繋がってしまいます。

伝えることは伝えて、しかも制限時間内を意識するようにしましょう。

無料の診断サイトを試してみる

自分の特徴や気を付けるべき点を、客観的に判断してもらえると気づくことも多いです。

それを改善するように対策を立てると転職を効率的にすることができます。

そのためおすすめなのが医療・介護の求人・転職・募集サイトのグッピーが提供している適性診断です。

医療業界に特化しているサイトなので、診断も絞っているので細かく、より専門的に適性検査が可能です。

一度これを使って、自分の足りないところ、逆に強みを見つけてから転職活動をしてみましょう。
適性診断 | 医療・介護の求人・転職・募集ならグッピー

適性検査だけで、不採用になることはない

適性検査は、薬剤師の中途採用に限らずに用いられていますが、その解答に正解や不正解はありません。

適性検査でわかるのは、応募者の職場適性や業務適性、性格、ストレス耐性などです。

そして薬剤師転職の場合は、実務のスキルが重要ですので、職歴や取得したスキルなども、採否の判定材料になります。

そのため、適性検査の結果だけで、不採用という判断になることはありません。

また、適性検査を受けて不採用になったとしても、その企業の社風や職場環境とマッチングしなかっただけで、その人間性が否定されるわけではないのです。

適性検査に関する書籍はたくさん出ていますが、人間性を見る適性検査は、直感的に回答しなければ意味がありません。

学力試験が伴う場合のみ、その範囲を重点的に学習しておきましょう。

まとめ

以上薬局や企業へ転職する際の「適性検査」について薬剤師の方向けに紹介しました。

薬剤師の方は日々お仕事や勉強で時間がない中、適性検査の対策をするのは大変だと思いますが、この記事を参考にぜひ採用されるための近道を見つけて下さいね!