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「うつ病」の薬剤師には転職が最適?まずはセルフチェックでうつ病診断

ストレスの多い薬剤師の仕事と「うつ病」について、リスクとセルフチェックの仕方、予防・対処法を紹介します

薬剤師という職業には、他の仕事にはない多様なストレスが潜んでいます。時にそれらは、薬剤師の心身を蝕んでしまう可能性も…。ここでは、薬剤師の仕事とうつ病について、そのリスクや対処法などを説明します。

うつ病のセルフチェック方法

「もしかして、私はうつ病かもしれない…」とは思っていても、具体的なうつ病の症状をご存知でない方も多いのではないでしょうか。

そのため「これくらいの不調は、きっと誰にでも起こるんだ」と、放置してしまうケースは珍しくありません。

うつ病の初期症状は、あなたの心身が助けを求めている重要なシグナル。それらを放置してしまうと、症状が悪化し改善が困難になってしまう可能性もあるのです。ぜひセルフチェックで、大切な自分の心と体を守りましょう。

うつ病のような不調に悩まされる薬剤師の皆様へ。セルフチェックのポイントと、対処方法についてを紹介します。

心当たりは!?うつ病の初期症状について

以下は、うつ病の初期症状です。心当たりはありませんか?

  • 何事にも意欲がわかない
  • 憂鬱な気分が続く
  • 自信が持てない
  • 自分を責める
  • 睡眠障害(夜眠れない、朝起きれない)
  • 我慢できない眠気に襲われる
  • 疲労感や倦怠感、発汗、動悸がある
  • 食欲や性欲の低下
  • 集中力や思考能力の低下
  • 頭痛や、肩・首の凝りがひどい
  • 憂鬱な気分が続いている

これらの症状は、たしかに「誰にでもある事だ」と思われがち。しかしうつ病なのかを疑うポイントとして重要なのは、上記のような不調が一時的ではなく、継続して起こっているかという点です。

ここであげている症状に心当たりがあり、かつその不調が2週間以上続いている場合、うつ病である可能性が高くなります。中でも、身体に引き起こされる不調(頭痛や動悸、微熱など)や睡眠に関わる症状には注意が必要です。

うつ病は早期発見・早期治療で完治を目指すことができる病気です。もしも2週間以上続く上記の症状に当てはまるのであれば、甘く見ず早めに適切なケアを始めてください。

薬剤師がうつに陥る原因は?

薬剤師のお仕事は、実はとてもストレスフル。うつ病のリスクを高めるいくつかの原因を紹介します。

人間関係

多くの場合、薬剤師は病院や調剤薬局の調剤室など狭い空間で、同僚と顔を突き合わせながら長時間の業務を行っています。

そのなかで人間関係のトラブルに巻き込まれてしまうと、勤務時間は非常に強いストレスへと変わってしまうでしょう。

年収や待遇への不満

薬剤師は、専門性が高くミスも許されない職業です。また人命に関わる業務でもあるので、緊張やストレスが絶えません。

それにも関わらず、「業務内容に給与や待遇が釣り合っていない」と不満に感じる薬剤師は珍しくありません。

ワークライフバランスに問題が有る

多忙な職業である事に加え、長らく人材不足が続いているため、好ましくない労働環境で働く薬剤師も少なくはありません。

仕事とプライベートとのバランスに納得ができない方も多い様子です。

休暇が取れない、休暇が少ない

近年増加しているドラッグストアーで活躍する薬剤師の中には、長すぎる店舗の営業時間をフォローするために休暇が取りにくい、あるいは休暇が少ない、といった環境で勤めているケースも。

うつ病が再発!?考えられる可能性は…

うつ病は適切なケアを施せば完治を目指せる病気ですが、同時に再発しやすい事でも知られています。

そのため転職活動での書類選考や面接のシーンにおいて、うつ病を患った事がある経歴は「採用後に、再発してしまうのではないか」というマイナスイメージを与えてしまいがち。薬剤師に限らず、うつ病治療のためのブランクを抱えた人による社会復帰は、ハードルが高い作業となるでしょう。

症状への対処の仕方

ストレスが原因となる対処法を紹介します。

生活を変える

「ストレス」と聞けば精神的に受けるものをイメージしがちですが、うつ病の原因には自身の考え方や、食生活・睡眠をおろそかにした不摂生によるストレスなども大きく関係しています。

したがって「うつ病への対処=休養や治療」だけではありません。もしもうつ病のような症状にお困りであれば、手軽な改善策としてまずは以下のポイントに気をつけてみてください。

自分を追い込む考え方をシフトする

うつ病の発症には自身の性格も大きく関わっていると言われています。ネガティブな考え方は次第に自分を追い込み、他から受ける疲労やストレスと相まって様々な不調の原因になるカモ。とくに行き過ぎた以下の様な性格の方は注意が必要です。

  • 真面目すぎる
  • 完璧主義すぎる
  • 几帳面すぎる

これらのタイプに当てはまるのであれば、物事をポジティブに、そして大雑把に楽天的に捉え・考えるよう心がけてみてください。性格はすぐに変えられるものではありませんが、自覚しておくことで少しでも心が軽くなるカモしれません。

食生活を見直してみる

うつ病の原因には脳内のセロトニンという物質が減少することが関わっています。くわえて私たちの体は、セロトニンの原料となるトリプトファンというアミノ酸を自ら作り出すことができません。またセロトニンの生成には、ビタミンB6や鉄分などの栄養素も不可欠。

脳内のセロトニンの量は、毎日の食生活に左右されているのです。うつ病へのアプローチとして、食生活の改善はとても重要。ビタミンやミネラル、アミノ酸など、栄養バランスの取れた献立を意識してください。

太陽の光に当たる習慣を身につける

上記(食生活を見直してみる)で触れたとおり、うつ病の改善には脳内のセロトニンを増やすことが重要。その方法として、日光浴も効果的であると言われています。

逆に、太陽の光を浴びる機会が減るとセロトニンが減少してしまうため、ますます心は不安定な状態になってしまうでしょう。事実、うつ病の治療では「光療法」として日光に当たるケアが行われる事もあります。

病院でのケアを受ける

自己流のケアでは改善できないほどの症状がみられるのであれば、無理をせず病院で専門家によるケアを受けることも考えてください。

うつ病の診断は、精神科、心療内科、メンタルヘルス科などで行われています。もしも「何科に行くべきかわからない!」という場合は、各診療科が揃う総合病院でもOK。早めのケアで、症状の改善を目指しましょう。

また、このページの最後の章で詳しく見てみましょう。

原因となる職場を離れる

原因となっているストレスから距離を置くことも、うつ病の治療では重要なポイントとなります。薬剤師はストレスの多い職業ですので、もしも職場が不調の原因となる場合は退職や転職を視野に入れてみましょう。

うつ病の改善を目指す転職アドバイス

退職や転職は、心が健康な状態であってもエネルギーの必要な行動です。うつ病のような症状に悩まされながらの転職となれば、なおさら不安も多いはず。以下では、ストレスによる不調の改善を目指す転職についてお話しします。

症状が軽いうちに転職をするべき理由

うつ病は、早期に発見し適切なケア・休養を施すことによって、完治を目指すこともできる病気です。しかし同時に、再発しやすい事でも広く知られていますね。

したがって転職活動での書類選考や面接などで、うつ病を患った事がある経歴が知られると「採用しても、再発してしまうのではないか」といったネガティブな印象を持たれやすくなってしまうでしょう。

今後うつ病の症状が重くなり、治療のためのブランクが空いてしまった場合には、復帰を目指す転職活動がとても困難なものになってしまうカモしれません。

うつ病の初期症状を放置すると、さらに症状が重くなり改善が困難になることもあります。たしかに一旦休業して治療に専念するという手段もあるのですが、病気の原因が職場にある以上、復帰後に再発してしまうリスクから逃れる事はできません。

「仕事が辛いから辞めるって…逃げなのでは?」とお考えの方も少なくはないでしょうが、うつ病へのアプローチとして行う退職や転職は決して逃げや甘えなどではありません。心と体の健康を守るための対処法として、ぜひ症状が軽いうちの転職を考慮してみてください。

あなたを苦しめる不調の原因を明らかにする

転職活動においてとても重要なのは、新たな勤務先に何を望んでいるかを明確にさせる事です。とくに職場のストレスによる不調を改善させるための転職なのであれば、なおさら慎重に希望条件を明確にしておく事が必要となります。

「とにかく、今の仕事を辞めてしまいたい!」と闇雲に職探しをしても、新たな職場で似たようなストレスに苛まれてしまうリスクもゼロではありません。

転職を志すのであれば、まずは現在の職場を振り返り、何がストレスとなっていたのかを明らかにしておきましょう。そこであぶり出された“ストレスの元”は、次の職探しでの重要な希望条件につながるはずです。

もし、薬剤師がうつ病になった際の、かかるべき診療科や薬について説明します。

薬剤師のお仕事にストレスはつきものです。専門性が高くミスが許されない上に、調剤薬局など狭い空間で作業する場合は人間関係に疲れてしまう方も多いでしょう。

また近年の薬剤師不足により、過酷な労働環境を強いられているケースもあります。様々な原因から、うつ病のような不調に悩まされる薬剤師の方もいらっしゃるかもしれません。

うつ病の改善には早期発見と適切な治療・休養が重要です。症状が見られる際に最も避けるべき対処法は、「気のせいだ」と放置してしまう事。症状に心当たりがあるのであれば、ぜひ専門家によるケアを受けてください。

ここでは、病院でうつ病を診てもらう場合に良くある疑問として、以下の2つを説明します。

  • 何科に診てもらうべきか?
  • どのような治療薬があるのか?

うつ病の診断は何科でしてもらうべき?

うつ病を病院で診てもらおうと考えた時、まず最初に浮かぶ疑問といえば「何科へ行くべきなの?」というポイント。一口に「うつ病」と言っても診断できる診療科は以下のように様々です。

  • 精神科・精神クリニック
  • 心療内科
  • メンタルヘルス科
  • メンタルクリニック

精神科は精神疾患、心療内科は心身症を専門に扱っていて、同じうつ病でも気になる症状によって適切な診療科は異なります。簡単に分ければ、心の症状が気になる時には精神科、体の症状であれば心療内科と分けることもできるでしょう。

しばしば神経科や神経クリニックと混乱してしまう方もいらっしゃいますが、こちらは脳や脊髄、神経、筋肉の神経性の病気をみる内科を指しているので、うつ病による心身の症状を治療することはできません。

とはいえ、いざ病院に行くとなれば「この科で本当に合っているの…?」と不安に感じるかもしれませんね。そんな場合は、病院へ足を運ぶ前に問い合わせてみたり、かかりつけの医師がいれば相談をしてみたり、あるいは各診療科がそろっている総合病院で診てもらったり…などの方法で対処しましょう。

うつ病のリスクを感じたら…転職も改善策!?

このように、薬剤師の業務には多様なうつ病リスクが存在している上に、もしもうつ病になってしまった場合にはその後の転職活動にも悪影響を与えかねません。

業務上でのストレスやご自身の不調などから、「ひょっとして…」とうつ病の足音を感じるのなら、症状が深刻になる前になんらかの予防・対策を起こす事をオススメします。

薬剤師にとって、うつ病の原因が“現在の職場”にあるのだとすれば、すぐに転職する事も一つの手段です。職場のどのようなポイントがあなたを追い詰めているのかを明確にして、一度考えてみる必要があると思います。

もしくは、転職サイトのコンサルタントに相談するという方法もあります。

相談するのであれば、親身な対応で人気のマイナビ薬剤師や、ファルマスタッフがおすすめです。

マイナビ薬剤師

人材会社として知名度の高いマイナビグループによる、薬剤師のための転職エージェントです。

求人元となる職場へ直接足を運び濃度の高い情報を仕入れてくるため、薬剤師の個別面談サポートを行うコンサルタント自身や情報の質の高さが好評。

登録すると、薬+というサービスを利用することができ、継続的に薬剤関連の有益な情報を得ることができます。

ファルマスタッフ

日本調剤グループが運営する転職サイト。調剤薬局の求人はもちろんのこと、派遣やパートの求人も多く取り扱っている転職サイトです。

対応は電話とメール、直接個別相談を行なうことができます。時給が高い案件が多く掲載されていることから、一度求人を覗いてみようかなと考える方が多数いらっしゃいます。

自力での転職活動に不安がある場合は…

とはいえ、職場でのストレスでまいっている状態では、納得のいく転職をめざす気力や体力が不足しがち。せっかく転職を志すのであれば万全の体制で挑みたいものですが、うつ病の気配を感じるほど心身ともに弱っている場合は、なかなかそうも行きませんね。

そんな時には、薬剤師の転職支援サイトによるサービスを有効に活用してみてはいかがでしょうか。

「心の健康を取り戻したい」というデリケートなケースだからこそ、職探しの専門家による知識やノウハウをフル活用させた転職活動をオススメします。

まとめ

うつ病を診てもらう際の診療科選びや、治療薬として使用される薬についてを紹介しました。うつ病は治療を行わず放置する事で、症状が重くなり改善がむずかしくなる可能性のある病気です。ぜひ無理をせずに、早い段階で適切なケアを受けてください。

また、まだ症状が軽いのであれば、ストレスの原因から離れる事でうつ病の改善を目指す手段も有効です。

生活スタイルは十人十色で異なりますが、薬剤師の場合ストレスの原因として職場が関与しているケースは多く、したがって退職することが完治の糸口となる事も珍しくはありません。

もちろん退職ではなく、一旦休職して治療に専念するという選択肢もあります。しかし原因が職場にある以上は、たとえ復帰できたとしても再発してしまうリスクから逃れる事はできないでしょう。

職場を辞める、あるいは職場を変える、という手段は、決して甘えではありません。心身の健康を守る為の改善策として、ぜひ転職による再スタートを視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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