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パート薬剤師の平均時給や年収、扶養についての疑問を解消させよう

薬剤師の給料について、平均時給や年収、高時給な求人の見つけ方など…気になるポイントをわかりやすくお話しします。

パート薬剤師という選択肢は、結婚や出産・育児によって一度は現場を退いた女性にオススメのスタイルです。

一般的なほかのパートよりも好条件で働くことができるので、納得できる収入を無理なく稼ぎ出すことも夢ではありません。

ここではパート薬剤師の給料にスポットを当てて、平均時給や年収、高時給な求人の見つけ方などなど…気になるポイントをわかりやすく説明します。

妻として、ママとして…、家庭を守りながら薬剤師のお仕事を長く続けるヒントにご一読ください。

まずは、パート勤務におすすめの転職サイトからご紹介します。

マイナビ薬剤師

人材会社として知名度の高いマイナビグループによる、薬剤師のための転職サイトです。

求人元となる職場へ直接足を運び濃度の高い情報を仕入れてくるため、薬剤師の個別面談サポートを行うコンサルタント自身や情報の質の高さが好評。

登録すると、薬+というサービスを利用することができ、継続的に薬剤関連の有益な情報を得ることができます。

 

平均時給は2,000円前後!

あらゆる雇用形態を含む薬剤師全体の収入をまとめた平成26年度の調査結果によると、薬剤師の平均時給は2,199円である事がわかっています。

これはパートだけでなく正社員などの収入も時給換算して算出されたデータなので、「パート薬剤師の」平均時給とは異なるニュアンスを感じるカモしれません。

しかし転職サイトで発生している求人をチェックしてみると、上記のデータとパート薬剤師の時給の相場にはそれほど大差がないことが伺えます。

むしろ、ケースによっては正社員よりもパートの方が高収入である一面も見えてきました。

転職サイトで公開されている求人からみたときの時給相場は、おおよそ2,000円前後。薬剤師不足が深刻なエリアなどでは、さらに3,000円~4,000円を超える求人も発生している様子です。

逆に時給が低い傾向のある地域でも1,800円〜が平均的なので、他の一般的なパートと比較してかなり高収入であることが分かります。

平均年収はどのくらい?

パート薬剤師は各々の生活スタイルに合わせて時間給で活躍しています。したがって勤務した日数や時間には個人差があり、収入も大きく異なるでしょう。

ここでは、「週5のフルタイム勤務」、「週5の時短勤務」、「週3日の時短勤務」の3つに分けて、それぞれの年収をシミュレーションしてみました。

※パート薬剤師の時給相場(2,000円)×勤務時間×日数=月収、月収×1年(12ヶ月)=年収

  • 「週5のフルタイム勤務」で働くパート薬剤師の年収は、384万円!
  • 「週5の時短(4時間)勤務」で働くパート薬剤師の年収は、192万円!
  • 「週3日の時短(4時間)勤務」で働くパート薬剤師の年収は、115万2千円!

「たかがパート」とあなどるなかれ!上記は時給が2,000円であった場合の年収なので、職場選びに成功すればさらなる収入アップも難しくはりません。

子育てとの両立で活躍するママ薬剤師でも、きっと納得できる高収入求人があるカモ。気になる方は、一度転職エージェントで現在発生している求人をチェックしてみましょう。

パート薬剤師の給料(時給)は、勤務地によって違う

上記でも少し触れましたが、パート薬剤師の時給は、その求人が発生したエリアの薬剤師不足具合によって高くなったり低くなったりします。

例えば大都市圏である東京都区でのパート薬剤師平均時給は2,106円なのですが、少し郊外へ目を向け東京都市部になると、平均時給は2,155円と若干高額になっているのです、

大都市圏には薬局やドラッグストアーの数も多いので、一見すれば「求人が多い=薬剤師が足りていないのでは?」と思われがちですが、実際には働き口同様に人材も都心へ集中している傾向があるため、薬剤師不足が然程深刻ではありません。

したがって郊外エリアに行くほど、パート薬剤師の時給も高くなっていくでしょう。

さらに薬剤師不足が深刻な地方へ視野を広げると、平均時給もグッと高くなってきます。例えば薬剤師の充足率が全国38位となっている群馬県の場合、パートの時給も2,403円と高額に。

逆に、薬剤師人材の需要と供給の均衡が比較的保たれている奈良県では、平均時給も1,763円と低めである様子が伺えます。

高収入にこだわってパート求人を選ぶ方は、ぜひ人材が不足しているエリアに狙いを定めることをオススメします。

薬剤師の掛け持ち・Wワークの可能性を解説!年収400万円なら、パートの方が高収入になる理由とは?

薬剤師に限らず、パートやアルバイトとして高収入を目指す方の中には「Wワーク」に興味を持たれるケースも多いのではないでしょうか。

管理薬剤師や公務員として働く薬剤師の副業は禁止されていますが、パートという立場であれば複数の職場を掛け持って働くことに制限はありません。

ここでは、そんなパート薬剤師の掛け持ち・Wワークに注目し、その可能性についてを説明します。ご自身のライフスタイルに合わせて収入アップを目指すためのヒントにお役立てください。

パート薬剤師は、掛け持ちのほうが稼げるって本当?

しばしば、「パートは掛け持ったほうが高収入になれる」と見聞きすることがあります。しかし、以下のような疑問を抱いたことはありませんか?

「時給が同額なら、「1日8時間」と「二つを掛け持ち、合計で1日8時間」の収入は同じなのでは?」

以下では、なぜ「掛け持ちは稼げる!」と言われているのか?の疑問をクリアにしていきます。

フルタイムで働ける高時給パートは限られている

たしかに勤務時間の合計が同じなら、得ることのできる収入も変わらないはずですね。しかし、それは「好条件(高時給)でありつつ、フルタイムで働くことができるパートに出会えた」ケースに限られます。

転職サイトで発生している求人の中には、時給は高いけれど勤務時間が短いものも珍しくはありません。

たとえ時給3,000円の求人であっても1日に3時間しか働くことができなければ、時給2,000円で働くフルタイムのパート薬剤師よりも受け取ることのできる給料は少なくなってしまいます。

「できるだけ高収入を目指したい!」とお考えの方にとっては、なんとも要領の悪い働き方になってしまうのではないでしょうか。

無給となる「休憩時間」を無駄にしたくない人にピッタリ

また労働基準法により、勤務時間が6時間〜8時間の場合は45分、8時間以上の場合は1時間の休憩を挟まなければならないと定められています。

いくら本人が高収入にこだわっていたとしても、雇用する側(企業や薬局)はこれを守らなくてはいけません。

もちろん無理は禁物ですが、「4時間のパート」と「4時間のパート」を掛け持つことで、間に挟まる休憩時間の無駄をクリアにすることも可能なのです。

パート薬剤師として「より高収入を!」とこだわるのであれば、複数の職場をかしこく掛け持つスタイルを視野に入れてみれはいかがでしょうか?

年収400万円ならパート薬剤師を選択したほうが稼げる

職種やエリアによって差がありますが、パート薬剤師の時給相場はおよそ2,000円前後だと言われています。

高額なパートに狙いを定めてチョイスすれば、3,000円や4,000円を上回る時給を掲げた求人に出会うこともあるでしょう。

たとえば、やや好条件とも言える時給2,500円の職場で週5のフルタイム(1日8時間)働いたとすれば、単純計算で年収は480万円になります。

好条件なパートを2つ掛け持って働けば、さらに効率の良い収入アップが見込めるでしょう。

もしもあなたが正社員として働いていて、かつ年収が400万円ほどであるなら、パート薬剤師のほうが稼げるということにつながるカモ。

Wワーク希望なら、「掛け持ちNG」ではない求人を探すべし!

冒頭で少し触れましたが、管理薬剤師や公務員などの場合、複数の職場を掛け持つ「副業」が禁止されています。ここでお話ししているのはあくまでも「パート薬剤師の掛け持ち」なので、副業禁止は一見無関係に思われるかもしれません。

ところが、職場によってはパートであっても「掛け持ち・Wワーク禁止」と規定で定めているケースがあるので、応募の際には注意が必要です。

まずはお勤めの職場のルールをチェックしておきましょう。

あらかじめ「掛け持ちたい」と希望しているのであれば、パート探しの段階で掛け持ちができる職場であるのかを判断しておくことが重要です。

しかし、求人サイトや求人誌などに掲載されている募集要項に「掛け持ちOK」と記載されていることは稀なので、自力での情報収集ではなかなか難しいカモしれません。

そんな時に役立つのは、薬剤師の転職シーンに詳しい転職エージュエントの活用。転職エージェントでは、正社員求人の他に派遣やパートの求人も数多く取り扱っています。

また薬剤師の転職サポートを行うコンサルタントは企業や薬局の内部情報に精通しているケースも多く、「掛け持ちたい」と伝えておくことでWワークを歓迎する職場に的を絞った情報収集を手助けしてくれるでしょう。

掛け持ちの求人を探すのであればがパートや派遣の求人を多く取り扱っている、ファルマスタッフがおすすめです。

ファルマスタッフ

日本調剤グループが運営する転職サイト。調剤薬局の求人はもちろんのこと、派遣やパートの求人も多く取り扱っている転職サイトです。

対応は電話とメール、直接個別相談を行なうことができます。時給が高い案件が多く掲載されていることから、一度求人を覗いてみようかなと考える方が多数いらっしゃいます。

 

パート薬剤師のメリット

以下では、薬剤師がパートとして働く事のメリットについてを紹介します。

生活スタイルに合わせて勤務条件を選ぶことができるカモ!

時間給で働くパート薬剤師は、自分が働ける期間や時間に合わせて勤務期間・勤務時間をコントロールできます。

たとえば「家事がひと段落ついたお昼から…」「子どもが保育所に行っている間だけ…」など家庭の事情・生活スタイルに合わせて、「午前中だけ」、「週4日だけ」といった無理のない働き方が可能になるでしょう。

異動・転勤がない

パートとして働く薬剤師は、移動や転勤がありません。厳密にはパート薬剤師に対して勤務地・担当業務などの変更を命じることも不可能ではありません。

しかし、パートを転勤させるよりも現地で新規採用した方がコストが押さえられる点や、パートとして働く方は家庭の事情から転居が不可能なケースも多いため、わざわざパート薬剤師に異動や転勤を言い渡すケースは稀でしょう。

ただしチェーン展開している大手ドラッグストアーなどでは、職場の状況に応じて一時的に近隣の店舗へ派遣される(ヘルプ)こともあるので、求人選びでは注意深く内容を確認しておく事をオススメします。

家庭と仕事との両立がしやすい

上記であげた2つのメリットを統合した利点となりますが、これらの要素からパートという働き方は、家事や育児といった「家庭」と「仕事」とを両立させるかしこい選択肢だと言えるでしょう。

薬剤師の男女比は3:7で女性が多いと言われています。したがって結婚や出産・育児などのライフイベントを機に、働き方を見直さなければならないタイミングに戸惑う方も珍しくはありません。

そんな時は、ぜひパートとして薬剤師のお仕事を継続することを視野に入れてみてはいかがでしょうか。

合わなかった場合、転職に踏み切りやすい

正規の社員として働いていた場合、職場に不満があったとしても、なかなか退職や転職に踏み出す事ができません。職場を変えるということには多大なエネルギーが必要で、かつ正社員の仕事には大きな責任が伴います。

そのため「イヤだから辞める」という答えに行き着くまでには、心身ともに疲れきってしまうケースも多いでしょう。

対してパート薬剤師の場合、職場を退くことや変えてしまう事に対して、それほど後ろめたさを感じる必要がないというメリットがあります。

上記で紹介した、マイナビ薬剤師や、ファルマスタッフは直接面談が可能なので、悩みを相談しながら転職活動を進めることができます。

パートのデメリット

しかし、メリットばかりではありません。以下では、パート薬剤師のデメリットについてをお話しします。

雇用が不安定カモ…!

パート薬剤師として働く事の大きなデメリットといえば、第一に安定した長期雇用ではないというポイントが挙げられます。

基本的に雇い入れる企業や薬局側にとっても、パート薬剤師は「臨時的な労働力」であるため、正社員のような長期的で安定した働き方とはならないでしょう。

また時給で働いているため、収入面でも安定することができないポイントも欠点だと言えるのではないでしょうか。

選べる職種が限られている

パート薬剤師求人のほとんどは、調剤薬局とドラッグストアーです。そのため例えば「病院薬剤師として活躍したい!」とお考えの方にとって、魅力的な求人はなかなか発生しないというデメリットがあるでしょう。

対して、もともと薬局やドラッグストアーで働くことを望んでいるのであれば、それほど大きな欠点とはならないポイントかもしれませんね。

責任の伴う仕事やポジションに携わることができない

パート薬剤師の場合、正社員の薬剤師が携わるような責任のある業務・ポジションに関わることができません。

基本的に接客業務や調剤業務などでは、雇用形態を問わず正社員もパートも似た様な仕事を行うことになりますが、たとえば在庫管理や新人薬剤師の教育などは正社員に任されることがほとんどでしょう。

とはいえ「責任を負わされることがない」という特徴は、欠点にも利点にもなりうるポイントです。

責任を負いたくないとお考えであればメリットですが、逆に薬剤師としての成長やキャリアアップに関心があるタイプであればデメリットになるカモしれません。

パートを選択肢に加える際には、ご自身が「仕事に何を求めているのか」を見つめ直し、ぜひ後悔のない選択に活かしてください。

選ぶ職種によって給料が違う

パート薬剤師の求人をいくつかチェックすると、ある疑問が浮かびます。それは「なぜかドラッグストアー求人の年収が高い…」というポイント。

エリアによって具体的な時給には異なりがありますが、たとえば調剤薬局の求人と比較した時、ドラッグストアーの方が数百円ほど高時給である傾向があるでしょう。

比較対象を病院にしてみても、やはりドラッグストアーの方が高額であるケースが目立ちます。

この理由には、ドラッグストアーの業務の幅が広いことが関わっているのカモ。

ドラッグストアーで活躍するパート薬剤師は、OTC 医薬品(市販薬)販売だけでなく、レジ打ちや商品の陳列、接客や案内にいたるまで、幅広い業務に携わらなくてはいけません。

したがって他の職種で働くパート薬剤師よりも負担が大きくなりがちで、パート求人に対して薬剤師が集まりにくく、かつ無事雇用につながったとしても定着率が低いという問題がテーマとなっています。

第一類の医薬品を取り扱っているドラッグストアーにとって、薬剤師は不可欠な存在。なんとかパート薬剤師を獲得しようと、ドラッグツトアーから発生する求人には魅力的な条件(高時給)がプラスされることが多くなります。

つまり、応募する薬剤師は「ドラッグストアーのパートは高時給である替わりに、業務内容がキツくなる」という事実を理解しておかなければいけません。

このように同じ「パート薬剤師」であっても、選択する業務内容や職種によって給料は変わってきます。パートとして働くことに何を求めるのかを天秤に掛け、ぜひ後悔のない職場選びにつなげましょう。

扶養内を意識した働き方は可能なの?

パートという働き方を選ぶ薬剤師の中には、結婚や出産・育児などの理由で家庭との両立を図りたいとお考えのケースも多いでしょう。

そんな時に気になるのが、「扶養内で働くことはできるのか?」という点なのではないでしょうか。

ご主人の扶養に入ることで納税額が軽減されている方にとって、扶養を外れるか否かは一大事。なんとか年収を103万円以下に抑えたいとお考えであれば、扶養範囲内で働くことのできる求人に的を絞ってパート探しを始めるべきでしょう。

ここまででお話しした通り、薬剤師の時給はそのほかのパートよりもかなり高額で、簡単に扶養から外れてしまいます。扶養内を意識した働き方が実現できる職場も決して多くはありません。

扶養外という選択について…

しばしば耳にする「扶養から外れると損をする!」という噂について、薬剤師の資格を持つ方はもう一つ情報を加えて覚えておくといいカモしれません。

というのも、扶養を外れて損をしてしまう年収には上限があり、その上限以上の年収を稼ぐことができれば働き損にはならないラインがあるのです。

まず、扶養を外れてしまう年収103万円からは配偶者控除を受けることができなくなります。そして年収130万円を超えると、奥様自身が社会保険料を支払わなくてはいけません。

社会保険の額はエリアごと・個人ごとに異なりがありますが、平均して年間30万円ほどとなるケースが多いでしょう。

つまり中途半端に130万円をオーバーしてしまうと、税金や社会保険によって手取りが少なくなってしまうということ。

税金や社会保険を負担しても手取り収入がアップしてくるのは、年収160万円以上だと言われています。

パートで働く奥様が扶養から外れるのであれば、ぜひこの160万円の壁を上回る年収を稼ぎ出したいところですね。

そして160万円の壁をパート薬剤師が突破することは、それほど困難なことではないのカモしれません。上記(「パート薬剤師の平均年収はどのくらい?」)で紹介したケースを挙げれば、週5日・4時間勤務で働くパート薬剤師の年収で192万円となっています。

もしも時給2000円以上の求人を見つけることができれば、これよりも無理のない働き方で損なく扶養外になることも可能でしょう。

パートの掛け持ちには高収入の他に、スケジュール管理がしやすくなるというメリットもあります。

たとえば結婚や育児で正社員として働くことのできない女性薬剤師の場合、家事や子育てと両立させながら、スキマ時間を使って高収入を狙うことも夢ではありません。

パートなので、残業の心配もないでしょう。自分のライフスタイルに合わせてかしこい収入アップを目指すのであれば、ぜひ選択肢に加えておきたい働き方だと言えるのではないでしょうか。