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物流業界のお仕事に役立つおすすめ資格21選【運送業・倉庫業での収入アップ&転職もスムーズになる】

物流業界への転職で役立つ資格をまとめました

物流業界は未経験でもOKなところが多い一方で、資格を持っているのとそうでないのとでは収入が大きく違ってくるのが特徴です。

仕事をしながら資格をとることも大切ですが、転職の前に資格を取っておけば最初からある程度のラインから働き始められるのでおすすめです。

ということで今回は物流業界で特にニーズの高い、稼げる資格を解説していきます。

この記事を読めば、物流業界に役立つ資格を種類ごとに知れるようになっているので、ぜひ最後までご覧ください。

物流の役割に応じた資格を取る必要がある

物流にはいろいろは役割があるとわかりましたね。

各機能で仕事内容が異なるため、求められる業務知識も違ってきます。

それぞれの業務の分野で役立つ資格を取得すると、資格保有者に高度な専門性が担保され、キャリアアップや転職に好都合です。

物流系資格は3種類に分類できる」で後述しますが、物流の資格は働く部門ごとに3種類に分けられますので、その中から実際の仕事に役立ちそうな資格を探してみてはいかがでしょうか。

物流の6つの役割・機能

実は物流と一口に言っても、モノを「運ぶ」以外にも様々な活動を担っているのをご存知でしょうか?

ここでは、その6つの役割・機能について詳しく解説していきます。

1.保管

保管とは、商品を倉庫等の場所で預かり、品質や数量を適切な環境の下で維持管理し、商品受け渡し日まで留め置くことを言います。

商品を配送エリアごとに配置したり、生鮮食品は最適な温度帯に分別して管理したり、注文に応じて商品を供給する役割を果たします。

2.荷役(にやく)

トラックや貨物線、船といった輸送機から運ばれてきた荷物・商品を下ろしたり、あるいは積み込む作業のことを言います。

一連の作業工程は次のように細分化されます。

1.荷揃え 保管されている商品を出荷指示を受けたタイミングで特定の場所に集めること。
2.積み付け 大きさの異なる荷物や商品を、荷台やコンテナの形状に応じて効率よく配置して積み込むこと。
3.運搬 積み込んだ荷物を目的地へ運ぶこと。
4.保管(棚入れ) 倉庫等の「棚」に格納すること。
5.仕分け 倉庫等に集められた荷物や商品を定められたルールどおりに分類していくこと。
6.集荷 運送業者が荷物や商品を集めること(取りに行くこと)。

荷役は、効率次第でコスト増減に密接に関係しているため、物流の中でも重要なポジションを担っています。

3.流通加工

流通加工とは、倉庫等へ送られてきた商品に値札やタグ、ラベルの貼り付け、ラッピングや箱詰めをする作業のことです。

流通加工の目的は、消費者に商品を運び届ける前に手を加えて付加価値を付けることにあります。

4.梱包・包装

梱包・包装とは、荷物や商品の状態を傷めないように、資材や容器で梱包することを言います。

物流工程で商品価値を損なわないように保護する役割があります。

5.輸送・配送・運送

輸送とは、鉄道やトラック、船舶、航空機などの輸送手段を使って、荷物や商品をある地点から他の地点へ移動させることを指します。

輸送・配送・運送の意味合いは次のようになります。

  • 「輸送」…大量のモノを長距離運ぶ
  • 「配送」…中距離運ぶ
  • 「運送」…トラックを用いて運ぶ

6.情報システム

情報システムは、上記した5つの物流工程で発生する様々な情報をデータ化し、蓄積されたデータを管理・分析することで物流機能をより効率的に行えるようにすることです。

出荷計画や配車計画、運行の進捗状況、荷物追跡などを正確に把握することで効率的な物流業務を実現できるようになります。

資格の種類とその違い

資格にも種類があり、その意味合いや必要とする職業も異なります。

資格と一口に言っても性質が異なりますから、その種類を知ってから取得すべきものを選びましょう。

また、対策も変わってきますので、まずはよく知ることが大切です。

国家資格

法律にそって受験、資格が与えられます。

専門的な実践力や知識が必要とする資格が多く、仕事に直結する場合も珍しくありません。

国家資格を取得していないと就けない仕事もありますので、難易度と専門度が高い資格といっても過言ではありません。

公的資格

公益法人や自治体などが実施している資格で、認知度が高く実力を証明しやすい資格です。

そのため持っていると優遇を受けたり、有利に働く資格も多いです。

難易度も対策を取らないと難しいものもあり、実践力を問われる資格が多いです。

民間資格

民間の団体が実施している資格です。

難易度の幅が広いですが、その業界では認知度が高く必須といった場合もあります。

より特化した分野の資格だったり、専門的な知識を問う資格もあります。

また、民間といっても一般的にメジャーになっているケースもあります。

物流の役割に応じた資格を取る必要がある

物流にはいろいろは役割があるとわかりましたね。

各機能で仕事内容が異なるため、求められる業務知識も違ってきます。

それぞれの業務の分野で役立つ資格を取得すると、資格保有者に高度な専門性が担保され、キャリアアップや転職に好都合です。

次で紹介しますが、物流の資格は3種類に分けられますので、ぜひ実際の仕事に役立ちそうな資格を探してみてはいかがでしょうか。

物流系資格は3種類に分類できる

物流業界に役立つ資格は、働く分野ごとに以下の3つに分けることができます。

  1. 現場系
  2. 管理系
  3. 国際物流関連

それぞれでより専門的で、実践力も求められます。

では、これら3つの分野ごとに役立つ資格を具体的に見ていきましょう。

現場系におすすめの資格5選

物流のまさに現場である物流センターや倉庫などで行う作業に必要な資格です。

以下の5つがその代表格となる資格です。

  1. フォークリフト運転技能
  2. 危険物取扱者
  3. 消防設備士
  4. 自動車免許(大型、中型、大型特殊、けん引など)
  5. 衛生管理者

これらを持っていることで、できる仕事の範囲が広がります。

では具体的にどのような資格なのか、その特徴や資格取得の難易度について解説していきます。

1.フォークリフト運転技能

名前の通りフォークリフトの運転で必要不可欠な資格です。

物流業界なので当然フォークリフトが必要になる場面はたくさんあります。

工場や倉庫、運送など色々なシーンでフォークリフトが必要になるのでこの資格を持っておいても損は無いはずです。

資格の種類 国家資格
試験内容 筆記試験/実技試験
受験資格 18歳以上
難易度 易しい
合格率:90%以上
取得に要する日数目安 2日間~5日間
費用 1.5万円~4万円程度
※所有資格によって異なります。
運営組織 各都道府県労働局
指定教習所
嬉しいことに、このフォークリフト運転技能は取得がとても簡単です。

にもかかわらず手堅いニーズがあるので有意度は非常に高い資格だと言えます。

ちなみに取得するためには各都道府県で開催されているフォークリフト運転技能講習を修了して、試験に合格すれば資格取得、となります。

合格率はなんと90%以上!

ほとんどの人が簡単に取れるのでおすすめです。

フォークリフト運転技能を実際に取得している人の口コミ

その1:元農協職員さん/職種:肥料、農薬などの配送)

パレットの上の肥料や農薬の運搬とパレットの上の米袋に入った米の配送およびフレコンの米600キロの配送等の仕事。

重い運搬物を運んだり、パレットに乗せた後にトラックに乗せるとき、整理しやすいし、荷崩れしないこと、パレットの上に保存するので運搬に役に立つことなど荷物の整理にはフォークリフト免許はかかせないです。

免許をもたずに運転すると保険がきかないのでぜひ習得したい資格です。

・フォークリフト運転技能取得のアドバイス
アドバイスは、普通自動車免許の応用に近いので普通自動車免許のときの延長上のものだとおもってほしいです。

すすむとき普通自動車免許でも経験するハンクラッチなど基本動作がにているので比較的やりやすいです。

あとはリフトのつめとマストの動かし方です。

リフトのつめはどのレバーかとかマストはどのレバーかを把握してレバーに矢印がしてあるので、つめをおこしたり、つめをあげたりは、やじるしのとおりすれば簡単な操作です。

ただし車の運転が苦手な方はあまり得意にはなれないと思います。

ただし資格はすこしぐらい下手でも大丈夫です。

そんな問題児じゃないなら合格できます。

その2:46歳男性/職種:倉庫内商品管理等)

物流センターなど倉庫の仕事では必ずと言って良いほど必要とされるのがフォークリフトです。

人間が運べないものを運ぶにはフォークリフトしかありませんので、例え会社や職場が変わったとしてもどこでも持っていると活躍できます。

そして、フォークリフトの免許を持っていることで給与面で差が付く場合もあるので有利です。

また、フォークリフトを自在に操れる人は現場ではかっこよく見えるものです。

・フォークリフト運転技能取得のアドバイス
自動車の免許が何もない人でも5日間、費用は高くても5万円程度ですので、ぜひとも取得しておきたい資格です。

自動車の免許を既に持っている人は、その種類に応じて一部受講が免除されるものがあるので、さらに短い期間と少ない費用で取得できます。

ただし、公道を走行する場合には「小型特殊または大型特殊」の運転免許が必要となります。

倉庫内だけの作業であれば基本は必要ありませんが、注意が必要です。

その3:34歳男性/職種:運転手/運送業)

物流センター等で使われているフォークリフトの運転に免許は必要とされていません。

免許は必要とされていませんが多くの場合、職場においてフォークリフト運転手にはフォークリフト技能講習を受けることが求められます。

この技能講習には学科試験と実技試験があり、合格すると技能講習修了証が発行されます。

正確には免許証ではないのですが、技能講習修了証はフォークリフトを運転するための免許証といって問題ないと思います。

物流センターなどでの求人に申し込みをする際、フォークリフト技能講習修了証を保有していることは採用選考で有利に働くと思われます。

・フォークリフト運転技能取得のアドバイス
フォークリフト技能講習を受けられる施設は限られています。

インターネットで検索すればすぐに見つかるので興味のある方は調べてみるといいでしょう。

技能講習の最終日には学科試験と実技試験が行われます。

学科試験は真面目に講習を受けていれば落ちることはないと思いますが、暗記しておかなければならない事項も出題されますので気を付ける必要はあります。

実技試験は所定の時間内にフォークリフトを使って決められ作業ができるかを確認されます。

実際に仕事でフォークリフトを使っている方にとっては簡単な試験内容だと思います。

初心者の方にとってはフォークリフトの運転は車とは違いますので慣れないと大変かも知れません。

自信のない方は講習の際に多めにフォークリフトに乗せてもらうようにして練習しておくと良いと思います。

2.危険物取扱者

持ってると非常に便利な資格の一つが危険物取扱士になります。

転職を希望する物流会社がどんな製品を扱ってるかにもよりますが、薬品とか医療品の中には危険物資格ないと業務が出来ない場合もあります。

物流業界であればこの資格は持っていて損はないと思います。

資格の種類 国家資格
試験内容 筆記試験のみ
受験資格 なし
※甲種のみ、学歴・実務経験などにより一定の条件あり
難易度 低~中
甲種合格率:約33%
乙種合格率:約40%
丙種合格率:約50%
目安勉強時間 甲種:70~80時間
乙種:40~60時間
丙種:20~30時間
費用 甲種:6,600円
乙種:4,600円
丙種:3,700円
運営組織 一般財団法人消防試験研究センター
希望する会社から内定を貰うためには、一つでも多くの武器(資格)を持つのが良いです。

持ってるだけで安心ってことじゃないけど、持っていると自信につながるってことはあると思います。

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危険物取扱者の資格を実際に取得している人の口コミ

職種:ドライバー/運送業

危険物はそれらを使うだけでなく、車やトラックで運ぶのにも危険物取扱者の資格が必ず必要になります。

その為危険物取扱者の資格を持っていると様々な薬品等を乗せて運ぶ事ができるようになる為、通常のドライバーの仕事の他にも大手医薬品や様々なメーカー、商社等の物流部門として働く事も可能になり就職に有利になります。

・危険物取扱者の資格取得のアドバイス
危険物取扱者の勉強は種類がありますが、難易度としてはそれほど難しいものではありません。

一般に販売されている参考書等を使用して勉強をすれば、仕事をしながらでも取得できる資格と言えます。

試験の回数は各都道府県により違いはありますが、どの都道府県でも受験が可能なので東京都等の開催回数の多い都道府県で受験をするのも早く取得するコツとなります。

職種:運送業

私は危険物を取り扱うドライバーの配送業務をしていました。

まず、危険物取扱士の資格は学生のころに取得をしていたのですが、企業からとても優遇されやすい資格なので履歴書に書けます。

また、面接でとてもアピールできることだと思います。

危険物取扱士にも色々資格がありますが、持っていて一生役に立つ資格でもあり、危険物資格者でしか扱えないものもあり、仕事もありますので独占法があります。

ですので職に困らないということがとてもいいと思います。

・危険物取扱者の資格取得のアドバイス
危険物取扱士は記述式ではなく、文章を読んでの選択式なのできちんと参考書を購入して勉強すれば、難しい資格ではないと思います。

また、問題の大抵がひっかけ問題となっています。

ですので、きちんと文章を読んで問題を解くということが必須になります。

問題数の割には試験時間が沢山設けてありますので最後まであきらめずに文章をきちんと読むことに取得できるできないかわかれるかもしれません。

考えることより覚えることが沢山ありますので、問題を沢山こなすことをおすすめします。

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3.消防設備士

消火器や感知器などの消防用設備を、点検・整備・工事することができる国家資格になります。

扱う消防設備によって8つに分類されており、その中でも第1~5類は甲種・乙種と2つに別れるため全13種となっています。

仕事で取り扱う設備などをしっかり確認して資格を取る必要があります。

資格の種類 国家資格
試験内容 筆記試験/実技試験
受験資格 甲種:実務経験や学歴など一定の条件あり
乙種:なし
難易度 まずまず
甲種合格率:約33%
乙種合格率:約38%
目安勉強時間 甲種:100~120時間
乙種:60~70時間
費用 甲種:5,700円
乙種:3,800円
運営組織 一般財団法人消防試験研究センター

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消防設備士の資格を実際に取得している人の口コミ

職種:ドライバー/運送業 資格:乙種六類消防設備士

この資格は消火器の点検資格です。

以外にトラックに積載されている消火器の数は多くその消火器を点検するのに必要なのがこの資格をなのです。

しかし、私の会社でもそうでしたが、圧倒的に資格の保有者が少なく、有資格者が転勤や退職で居なくなる際に慌てて何人か資格を取得させたと言う事が度々有りました。

消火器は安全の為には必要なものです。

そして、その消火器も定期的な点検が義務付けられています。

この資格を保有している事で責任が増しますが職場での存在が増す事は間違い無いでしょう。

・消防設備士の資格取得のアドバイス
この資格を取得するのには試験に合格する必要が有りますが試験の回数は都道府県によって異なりますが、年に何回かあり難易度もさほど高くは有りません。

試験は筆記試験と実技試験が有り、筆記試験は、しっかりと参考書と過去問題集をわかるまで繰り返し解く事で内容の理解ができると思います。

実技試験は、実技と言っても消火器の本体や細かい部位の写真や図を見ながら記述していく記述式の試験で、消火器や細かい部位の種類や機能を把握する事が重要です。

でもそんなに難しくは無いので頑張られば取得できると思います。

是非取得にチャレンジしてもらいたいと思います。

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4.自動車免許(大型、中型、大型特殊、けん引など)

物流では荷を運搬する場面は多いです。

そのため車の免許は日常的に使うケースも珍しくないので、必須資格といっても良いでしょう。

特に荷物を載せて動かせる大型、中型、大型特殊、けん引免許があると仕事の幅が広がります。

この資格があれば港湾や航空、さらに物流センターなど、働く場所の選択肢も広がります。

資格の種類 国家資格
試験内容 筆記試験/実技試験
受験資格 大型:21歳以上
中型:20歳以上
大型特殊:18歳以上
けん引:18歳以上
難易度 低~高
※「けん引二種免許」はやや難しいです。その他は比較的易しいです。
取得に要する日数目安 1ヶ月~3ヶ月
費用 大型:20~40万円程度
中型:15~20万円程度
大型特殊:6,700~20万円程度
運営組織 都道府県警察本部運転免許課
免許試験場
指定自動車教習所

5.衛生管理者

衛生管理者は50人以上の労働者がいる事業で必ず選任しておかなくてはならない肩書きで、そのための資格になります。

行える業務としては従業員たちが健康障害を起こさないように作業環境を管理したり、健康管理をするのがメインになります。

こちらも運行管理者と同じように管理職以上になるにあたって必要とされることも多い資格です。

資格の種類 国家資格
試験内容 筆記試験のみ
受験資格 ・大学、短大、高等専門学校の卒業者:労働衛生の実務経験1年
・高等学校の卒業者:労働衛生の実務経験3年
・中学校の卒業者:労働衛生の実務経験10年
その他詳細は「安全衛生技術試験協会:受験資格(第一種衛生管理者・第二種衛生管理者)」を参照
難易度 低~中
第一種衛生管理者合格率:約45%
第二種衛生管理者合格率:約54%
取得に要する日数目安 4ヶ月程度(勉強目安:100時間)
費用 6,800円
運営組織 安全衛生技術試験協会

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衛生管理者資格を実際に取得している人の口コミ

職種:ドライバー/運送業

私は某物流の運送関係で仕事をしています。

配達しながら作業場所での管理も立場上するようになりました。

私は衛生管理者の資格を取りました。

私の会社は50名以上の人間が働いており最低でも一人はいないといけません。

昨年ですが、会社には3人習得した者がいましたが、後の人事異動や日常業務の負担削減等後々の事をと考えて上司からも習得しろと言われ勉強し合格しました。

取ってからは健康診断で社員に再検診の通知が来たものには指導し速やかに診察受けるように指示したり、日々の業務で体調の悪い者はいないかチェックもすることになったりしました。

勉強し、実際会社でも今まではあまりさほど気にせずにいた職場の照明や換気も細心の注意を払わねば行けなくなりやることが多くなったのも事実です。

衛生管理の資格を取ってから。

ですが、社員の健康や、会社の業務改善等に意識を向けられるようになり、全員が良い気持ちで努力して会社の業績を良くしお客様にも利用、拡大してもらうためには誰かが確認しなければならないという責任感と使命感も起こりました。

書類もまとめたり会議もありますが、物流は人が人材。

人材あっての仕事です。

社員達の陰からのフォローが微弱ながらも貢献できるので無駄ではありません。

我が社だけかもしれませんが、この資格を取ってちょっと給料が上がりました。

金銭的にもわずかですが上がり嬉しいです。

現在は運行管理者の資格を取るように促されています。

衛生管理者の資格は業務の観点でも非常に知識も得られて役立つと思います。

・衛生管理者資格取得のアドバイス
会社で独学で勉強して一夜漬けで合格したという方もいました。

ですが、私は某通信教育で勉強しました。

どうせ勉強して資格を取るのなら通信でもいいのでしっかり勉強し学び得れば知識や経験は残るのでと思い3か月くらい、仕事の早帰りや休みの日を利用して自分のペースでチビチビと勉強をしていきました。

試験も一回で合格。

1問ミスしただけでの高い得点での合格でした。

実際取って衛生管理の社内の事に携わり、一夜漬けで合格した人の話や知識はあいまいで「どーだったっけ?教えて」と最近よく言われます。

それで教えたりします。

第一種の資格を合格しましたが、社員の健康面でも普段から注意して社員の状態を見なくてはいけないと思いしっかり見るようになりました。

当日誰が調子が良くて悪いのか?悪ければ状態の良くない社員にフォロー入れるように指示したりすることができるようになりました。

上手く行く行かないは別ですが。

今後物流でも危険な物を扱うケース等がでてくるかもしれないので第二種に挑戦しようかとも考えています。

物流関係に関わる方にアドバイスです。

偉そうに言うつもりではありませんが、今後管理職などを経験していく方、そうでない方でも習得はおすすめです。

一夜漬けは止めたほうがいいです。

しっかり少し一日数分でいいので勉強していきましょう。

頭の中に知識として身に着けるには地道な努力が一番ですから。

職種:物流、現場の管理者

衛生管理者は工場や現場などで働いている人数により必ず配置しなければならない資格になります。

ですので、持っているだけでまずは役に立ちます。

その資格がないと、作業を実施することが出来なくなるからです。

また、国家資格になりますので面接の時などに活躍してくれます。

作業などをする際の人体への影響なども勉強するので現場で役に立ちます。

・衛生管理者資格取得のアドバイス
衛生管理者は国家資格になりますが、工場や現場では作業をするうえで会社側が必ず必須になる資格です。

ですので、難易度はかなり低く設定されています。

過去問が毎年似た問題が出題されますので、一週間前から過去問を中心に勉強するのが良いと思います。

また、都心部では1ヶ月に3回、地方では一年に1回開催されますので、都心に住んでいる方はかなり受けられる資格になります。

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管理系のおすすめ資格11選

物流の管理面で必要になってくる資格です。

正確で間違いのない安全な物流のためには、マネージメント力や計画の提案も身に着けることが大切です。

11個の代表的な資格があるので、それぞれ具体的な特徴や資格取得の難易度について見ていきましょう。

1.運行管理者(貨物)

運行管理者は事業用自動車の乗務割りを作成するために必要な資格です。

トラックを始めとしたドライバーの運行計画を作り、安全で効率の良い仕事を割り振るのが役目になります。

管理職になるためにはこの運行管理者を持っていることが必須という企業も多いので、物流業界でのキャリアアップを目指していくなら候補に入れておきたい資格と言えます。

資格の種類 国家資格
試験内容 筆記試験のみ
受験資格 1年以上の実務経験
※実務経験がない場合、国土交通大臣が認定する講習実施機関で基礎講習を修了していること
難易度 低~中
合格率:約30%
取得に要する日数目安 1~2ヶ月程度(勉強目安:50~100時間)
費用 6,880円
運営組織 公益財団法人 運行管理者試験センター
一部の企業では事務職に携わる人が運行管理者も兼任しているケースも多です。

点呼業務などが行えるようになる運管理補助者って資格もあります。

こちらは講習だけで取れるので簡単です。

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運行管理者資格を実際に取得している人の口コミ

職種:配車担当・営業/運送業

運行管理者(配車担当)は各トラック及びドライバーへの配送ルートの割り振り・指示を行う仕事で、国家資格である運行管理者資格が必要です。

ドライバーの無理のない労働時間の管理や出勤・退勤時などの点呼、書類の作成・保管といった業務にあたり営業者を1台以上置く運送会社では必ず1人以上の運行管理者を配置する必要があります。

そのため、運行管理者資格の保有者のニーズは年々高まっており、資格の取得は就職時に大きなメリットとなります。

・運行管理者資格取得のアドバイス
運行管理者の資格は基本的には1年以上の現場経験と筆記試験による合格が必要となります。

試験は合格率60%程度とそれほど難しくはありません。

ただ、観光バスや大型トラック等の物流業に携わっている車の居眠り事故のような大きな社会的ニュースになるような事件があった翌年は規制が強化され試験が難しくなる傾向にありますので念入りに対策を講じるようにしましょう。

なお、運行管理者には荷物を輸送する営業である「貨物」とタクシーやバスのような人間の行き来に携わる「旅客」がありますので受験の際は間違えないようにしましょう。

職種:運行管理業務/運送業

物流業界で事務職をやりながら、キャリアアップを目指すことができます。

運行業界の企業によっては、管理職になる必須資格になっている所も多いので、運行管理者の資格があれば仕事の幅が増えるだけでなく、出世も視野に入れて働けます。

また、企業により変わりますが、資格手当ても支給されるので、金額は大きいものではありませんが、収入の足しにはなります。

・運行管理者資格取得のアドバイス
運行管理者の受験資格は、基礎講習か実務経験が1年以上となっています。

その為、運行業界で勤務していれば、大方受験資格の対象にはなれます。

自動車事故対策機構の、基礎講習を受けると過去の試験問題などの勉強ができるので、より実際の試験対策として効果的です。

新たに一から問題集を見て、学習するよりも過去の試験を網羅しながら勉強した方が、内容の習得には効果があります。

職種:ドライバー/運送業

現在貨物自動車を有する会社に勤務しています。

運行管理者の資格は、会社や営業所に必ず必要な人材になるということで、将来所長や管理職に就くたためのキャリアアップを考え取得しました。

現在はまた一般職のドライバーですが、上長から「会社での昇格の機会がある際には一番に優遇する。」と言っていただけています。

また、過労運転や飲酒運転を原因とする事故を未然に防ぐためにも専門的な知識と資格をとることで、部下や会社への発言に説得力が備えられると思いました。

・運行管理者資格取得のアドバイス
昨年の試験で合格したのですが、一昨年の試験では不合格でした。

合格した際の勉強方法としては、電車での往復の通勤時間を活用し毎日約3時間をテキストを読む勉強をしました。

しかし、テキストを読むだけでは覚えられないので、休日の際に家族に協力してもらいテキストから問題を出してもらう時間を設けました。

その勉強法を続けること約4ヶ月の甲斐あって試験に合格できました。

きっとどのような資格でも仕事をしながら1人では合格できなかったので、これから資格を所得を考えられている方はご家族や周囲の方に協力をお願いすると良いと思います。

職種:倉庫作業/運送業

運行管理士という資格自体、知らない方も多いと思います。

物流業や運送業をやっている方なら必ず知っている資格だと思います。

なぜなら、運行管理士という仕事はトラック運送業をしているところでは必ず1人はいなければ法律違反になってしまうからです。

ですので各営業所または倉庫に必ず1人は必要になってくる資格なので需要はあります。

また、運行管理士のチェックを行わないとドライバーはトラックを運送してはいけないので大事な役割です。(他者の貨物を有償にて運ぶ場合のみ)

・運行管理者資格取得のアドバイス
運行管理士の資格は本当に簡単です。

確かに年を重ねてから資格をとると頭が覚えにくくなっているので少し時間はかかると思いますが、基本的には運転免許証を取る時に勉強したことプラスもう少し詳しくといったレベルです。

なので取得した当時は私は20代前半だったので数か月勉強したくらいで取れました。

持っていて損はしないので何か物流関係で資格を取ってみようかなと思っていいる方がいたらおすすめの資格です。

また無料で勉強会があったりもしますので参加してみたら資料も貰えますし、受けやすいと思います。

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2.倉庫管理主任者

物流で荷物の保管は欠かせません。

その時に活躍するのが倉庫業社ですが、倉庫業法で管理者を置くことが義務付けられています。

それを満たすのが倉庫管理主任者という資格です。

倉庫管理から火災や防犯などの熟知を目的としています。

講習を受けると取得できるので、難易度も容易な資格となります。

資格の種類 民間資格
試験内容 試験なし
受験資格 なし
難易度
※講習を受講することで取得できます
受講内容
  1. 倉庫業法の概要:1時間
  2. 倉庫業における労働災害の防止:1時間
  3. 倉庫における火災防止:1時間
  4. 倉庫管理実務:1時間
  5. 自主監査体制の整備:45分
費用 一般:12,000円
日本倉庫協会の会員:6,000円
運営組織 日本倉庫協会

3.ロジスティクス管理 2・3級

この資格は物流の中でも管理者向けの資格です。

例えば3級では現場で必要になる生産や販売の計画、さらに在庫管理の知識が求められます。

また2級ではマネイジメント力が必要になります。物流の管理や運営についての能力を広くマスターできる資格です。

取得は試験があり、おおむね60%以上の正解率で合格できます。

公的な資格ですので、仕事上で強い味方になります。

資格の種類 公的資格
試験内容 筆記試験
受験資格 なし
難易度
2級合格率:約42%
3級合格率:約50%
目安勉強時間 3級:0.5ヶ月~2か月
2級:1.5ヶ月~3ヶ月
費用 2級:7,700円
3級:6,200円
運営組織 中央職業能力開発協会(JAVADA)

4.ロジスティクスオペレーション 2・3級

この資格は物流の中でも物流センターなどで、荷役や梱包や輸配送管理業務などを行う人が対象です。

物流センターで要の部分の知識や実践力を問う資格です。

ターゲットとしては3級は係長クラス、2級は課長クラスとしていますが、受験制限はありませんので誰でも受験可能です。

公的な資格ですから、取得しておくと明確なレベルを示すことができます。

資格の種類 公的資格
試験内容 筆記試験
受験資格 なし
難易度
2級合格率:約42%
3級合格率:約53%
目安勉強時間 3級:0.5ヶ月~2か月
2級:1.5ヶ月~3ヶ月
費用 2級:7,700円
3級:6,200円
運営組織 中央職業能力開発協会(JAVADA)

5.ロジスティクス経営士

ロジスティクス経営士は民間資格ですが、物流を経営学的にも見ることができる幹部・幹部候補を育成するための資格です。

トータルで見ることができることが必要で、取得には講義ののちに論文テスト、面接があります。

講義も座学のほかにグループミーティングもあり、実践力を養うことができます。

資格の種類 民間資格
試験内容 論文試験/面接試験
受験資格 ・ロジスティクス関連の実務経験5年程度、部長職クラスまたは部長職候補、ならびに幹部候補の方
・物流技術管理士、又は国際物流管理士の資格取得後、3年以上の実務経験のある幹部候補の方
難易度
※講座受講後、2名の委員の面接試験を経て資格認定されます。
取得に要する日数目安 5ヶ月~6ヶ月
費用 40万円~55万円
運営組織 日本ロジスティクスシステム協会

6.物流技術管理士

物流の管理や保管だけではなく、生産支援や資材調達なども把握していることが求められる管理者向けの内容です。

物流そのものはもちろんですが、それにかかわる周辺知識も必要とされます。

物流をトータルでサポートできるだけの知識を身に着けることができる、管理者向けの資格です。

取得は講義を受講したのちに試験をクリアしなくてはなりません。

資格の種類 民間資格
試験内容 客観試験/論文試験/面接試験
受験資格 ・物流に関する基本的な用語を理解している方(物流実務経験2年程度)
・「物流技術管理士補」の有資格者
難易度
※講座受講後、総合演習、面接試験を経て資格認定されます。
取得に要する日数目安 5ヶ月~6ヶ月
費用 44万円~60万円
運営組織 日本ロジスティクスシステム協会

7.グリーンロジスティクス管理士

今は環境に配慮したシステムが求められます。

それは物流業界でも例外ではありません。

物流において環境負荷を計測して軽減のための計画などを提言したり、実践するノウハウを身に着けるのがグリーンロジスティクス管理士という資格。

これから先、環境配慮はもっと厳しい対応が求められるはずなので、ますます注目が集まる資格の1つです。

講習を受けて試験に合格すると取得できます。

資格の種類 民間資格
試験内容 レポート試験/面接試験
受験資格 なし
難易度
試験による一定以上の点数取得、レポート試験、面接試験を経て資格認定されます。
取得に要する日数目安 6ヶ月程度
費用 24万円~30万円
運営組織 日本ロジスティクスシステム協会

8.包装管理士

製品を物流で運ぶためにはガード役の梱包が必要になります。

といっても頑丈だけではなく素早く梱包出来て、軽量、さらに環境にやさしいことも必要です。

これを判断して梱包を管理するのが梱包管理士です。

物流における梱包のプロです。

資格の種類 民間資格
試験内容 講義後に筆記試験
受験資格 ・高校以上の基礎学力を有する22歳以上の者
・包装関連業務に4年以上の実務経験と所属事務所(代表者または上司)の推薦がある者
難易度 かなり容易
合格率:85%~95%
費用 法人会員・個人会員:一名328,900円
一般:531,300円
運営組織 日本包装技術協会(JPI)

9.物流経営士

全日本トラック協会によって作られた資格ですので、特にトラック物流に生かせます。

トラック物流の経営についての知識を習得できます。

受講時間は116時間必要ですが、座学に加えて討論なども行う実践的な資格です。

資格の種類 民間資格
試験内容 筆記試験
受験資格 ・東京都トラック協会会員事業者の役員又はその社員で、経営管理職の経験3年以上の方、あるいはこれに準ずる方
・関東トラック協会会員事業者の役員又はその社員で、経営管理職の経験3年以上の方、あるいはこれに準ずる方
・その他特にトラック協会会長が認めた方
難易度 かなり容易
※講座受講さえすればほぼほぼ資格認定されます。
取得に要する日数目安 8ヶ月程度
費用 35万円~40万円
運営組織 全日本トラック協会

10.ロジスティックス・マテリアル・ハンドリング管理士

ロジスティックス・マテリアル・ハンドリング管理士は物流現場運用のプロ育成のための資格です。

物流のコストの最適化やマテハンの最適化など行い、それをまた提案できるノウハウを身に着けることを目的としています。

物流の現場を知り尽くしている証となる資格です。

資格の種類 民間資格
試験内容 筆記試験なし
受験資格 ・物流基礎学力を有する者で、物流関連業務に2年以上の実務経験を有する者
・MH協会が特に認めた者
難易度
取得に要する日数目安 10日間
費用 会員:165,000円
一般:220,000円
運営組織 日本マテリアル・ハンドリング(MH)協会

11.簿記2級以上

物流業界は事務職もかなり重要になります。

物流業界の事務職にかぎりませんが事務職に転職するにあたって持っておきたいのが「簿記2級以上」です。

これを持っているのと持っていないのとでは採用率が大きく変わってきます。

簿記3級は比較的誰でも簡単に取れますが、簿記2級以上になってくると所有者がグンと減るので有利になります。

簿記1級を持っていると物流業界だけに限らず、色々な業種で活躍できるようになるので事務職の転職を目指す人はここを目標にしましょう。

資格の種類 公的資格
試験内容 筆記試験
受験資格 なし
難易度
簿記2級合格率:約15%~25%
簿記1級合格率:約10%
目安勉強時間 簿記2級:350~500時間(4~8か月)
簿記1級:500~700時間(半年~1年6ヶ月)
費用 簿記2級:4,720円
簿記1級:7,850円
運営組織 商工会議所

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簿記検定2級を実際に取得している人の口コミ

職種:運送業/事務

お金を扱う業務になるので、現金を扱わないにしても、手形、売掛、買掛などで必ず必用になります。

ましてや、企業同士のやり取りでは、月末締、月末払い。

など月単位で決済になるので、事務系には、必用な資格だと言えます。

簿記の資格をもっているだけだ、事務系の仕事は、かなり優遇される。

私自信、当初はドライバーとして働いていたが、体調面と家庭の事情で内勤を希望。

学生の時に簿記の資格を取得していたので、すんなり内勤を会社が受け入れてくれました。

・簿記検定2級取得のアドバイス
簿記3級は比較的簡単に取れます。

しかし2級となると、結構難しくなってしまい、取得している人も少なくなります。

書店の参考書などでの独学は、できないといいませんが、かなりハードルが高いと思います。

多少の金額を払ってでも、通信教育や授業を受けて取得することおすすめします。

「実務の経験を活かしながら、取得をした方がいいよ。」

と言う方もいますが、基礎がわかっていないとなかなか難しいところがあります。

資格を取るのであれば、やはり然るべきところで取得するのが一番の近道だと、私は思います。

後は、覚悟決めてやれば取れます。

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国際物流系のおすすめ資格5選

物流も海外とのやりとりなしでは成立しません。

とくに輸入輸出と貿易が絡んできますので、物流の中でもまた別の知識が求められます。

この分野でも資格は重要視されています。

例えば、

  1. 貿易実務検定
  2. 通関士
  3. 国際航空貨物取扱士(IATA/FAATAディプロマ)
  4. 海技士
  5. 国際物流管理士

などがあります。

どれも専門性が高く、しかも国際物流には欠かせない資格ばかりです。

逆に取得しておけば、かなり有利になります。

では資格取得の難易度や特徴について詳しく紹介します。

1.貿易実務検定

貿易の輸入・輸出に関する流れなどの実務、さらに関連法務も身に着ける資格です。

今や海外がらみの物流は必要不可欠です。

ですから貿易関連を知っていると物流でも強いです。

この資格は難度によってAからCまであります。

難しいのがAです。

資格の種類 民間資格
試験内容 筆記試験
受験資格 なし
難易度 低~中
A級合格率:約38%
B級合格率:約52%
C級合格率:約65%
目安勉強時間 A級:100~200時間
B級:60~150時間
C級:30~100時間
費用 A級:12,760円
B級:7,480円
C級:6,270円
運営組織 日本貿易実務検定協会

2.通関士

輸出入のプロフェッショナルが通関士です。

この資格は誰でも簡単にとれるというわけではありませんが、通関士の資格を持っているとワールドワイドに活用できるようになるので、転職先の候補が広がります。

資格の種類 国家資格
試験内容 筆記試験
受験資格 なし
難易度
合格率:10~15%
目安勉強時間 4ヶ月~6ヶ月(300~400時間)
費用 3,000円
運営組織 財務省
最近では物流業界だけでなく、商社、貿易業界、更には個人輸入を目的に資格取得を目指す人も増えています。

ちなみに合格率は10%前後と決して簡単ではないですが、キャリアアップのためにもゆくゆくは取得を目指したい資格と言えます。

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通関士の資格を実際に取得している人の口コミ

職種:事務/国際物流業

貨物を輸出入する際、必ず税関に輸出入申告をし、税金を納め許可を貰わなければなりません。

通関士資格があれば、自分自身で輸出入申告書を作成し、税関に対し申告することが出来ます。

資格を持っていない場合、通関業者や物流業者の従業員は通関従事者と呼ばれ、申告書類は必ず通関士にチェックしてもらい、申告は通関士の名前で行います。

よって、通関士をもっていれば仕事も早く片付きます。

・通関士の資格取得のアドバイス
通関士は国家試験ということもあり、合格率は10~15%と狭き門です。

というのも、覚えるべき法律が多いのと、問題にグレーゾーン(ひっかけ)が多いからと言われています。

通関士取得のためには、とにかく法律(通関業法や関税法関連)の暗記が必要です。

暗記の仕方は人それぞれですが、法文を読み込むよりは、問題集や過去問を繰り返し、ひっかけ問題になれることが大事だと思います。

職種:ドライバー/運送業

ドライバーとして通関士の資格を持っているとあまり役には立ちません。

しかし、物流の流れを知るには通関士の勉強はいい経験になりました。

自分達ドライバーは海外から運ばれてくる荷物を貿易でトラックに積み込んで配達するのですが、海外から運ばれてくる貨物を通関士が通関を通さないと貨物として流通しないからです。

税関検査に引っ掛かったりすると客に変わり、税関に申告するのも通関士の仕事なので、そういう物流の流れを知っておくことはドライバーとして大事なことだと思い、通関士を取得しました。

・通関士の資格取得のアドバイス
通関士の免許を取ることはそれほど難しいものではありません。3ヶ月ほど勉強すれば取得できると思います。

ドライバーの人も通関士の資格を持っておくと仕事の幅が増え、自分の会社や他社の会社から信頼されるドライバーになります。

ドライバーとしてなにを運んでいるのかわからないより今運んでいる商品やどういう仕組みで貨物を運べているのかを知るだけでもドライバーとして大事なことだと思います。

通関士の免許を取ったら普通は通関士を活かせる仕事に付くのが普通ですけどね。

職種:事務職/通関業

私は通関に2年配属されていました。

最初は通関士の資格は持っておりませんでしたが持っていると仕事の幅が増えます。

もちろんその分の責任が生じてくる資格が通関士です。

実際にお客様の貨物を代理で税関に申告するのが通関業者なのですが、通関士の資格がなければそもそも申告できません。

通関士の資格を持っていない通関課の人間は通関士の申告の前の準備を手伝う仕事をしています。

また、通関士の試験は大変難しく10%前後の合格率です。

つまり10人に1人。

ですので、通関士自体は需要が高く通関業や物流業だけでなくメーカーなども欲しがりますので役に立つと思います。

・通関士の資格取得のアドバイス
基本的には輸出入に付随する法律に関する試験です。

ですので、内容は本当に難しくてそもそもの法律自体を読み解くのも大変です。

そして何より輸出入なので多少の英語力もあった方がより解きやすいです。

簡単な試験ではないので1年は必ず勉強する期間を設けた方がいいと思います。

私もそうですが、実際に実務をこなしながら勉強する事をおススメします。

もちろん日々の業務で大変なのもわかりますが、通関の仕事をしながら勉強するという事は日中の業務自体が通関士の勉強に繋がってきますし法律に慣れてきます。

最初は大変ですが、頑張ってください。

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3.国際航空貨物取扱士(IATA/FAATAディプロマ)

この資格は日本独自ではなく、国際的に通用する資格です。

物流には海外とのやりとりは欠かせませんが、そのときに必要になるのが国際貨物航空便の手配や手続き、さらにその運賃や輸送プランを計画管理するプロです。

これをできるのが国際航空貨物取扱士で、教材で自分で勉強してから講習を受けて試験をパスすると取得できます。

資格の種類 民間資格
試験内容 筆記試験
※試験は全て英語になります。
受験資格 JAFAへ受講登録をした方
難易度
取得に要する日数目安 10ヶ月程度
費用 260~340ドル(USD)
運営組織 航空貨物運送協会

4.海技士

国家資格の海技士は、大型の船舶に乗船するために必須の資格です。

具体的には20トン以上の船舶に乗船する際に必要になりますが、ただ国家資格に合格すれば資格を取得できるのではありません。

国家資格に合格した後に、指定の海技免許講習を受けなくてはなりません。

資格の種類 国家資格
試験内容 筆記試験/口述試験/身体検査
受験資格 ・所定の年齢制限(試験開始期日前日までに17歳9月以上)がある場合あり
・各試験の種別ごとに定められた乗船履歴が必要
受験資格詳細 – 北陸信越運輸局
難易度 低~高
費用 筆記試験:2,700円~7,200円(級による)
口述試験:3,000円~7,500円(級による)
身体検査手数料:870円
※登録料が別途2,100円~15,000円かかります
費用の詳細は国土交通省・中国運輸局のページに記載されています。
運営組織 国土交通省

5.国際物流管理士

物流の中でも国際物流を特に専門とする資格です。

貿易にも精通する知識とマネージメント力が付くので、世界で活躍できる土台が身に付きます。

指定の講座を受けてからテストに挑み合格する必要があります。

資格の種類 民間資格
試験内容 筆記試験/レポート試験
受験資格 2年以上の実務経験
難易度 低~中程度
講座への出席、筆記試験による一定以上の点数取得、6回のレポート試験を経て資格認定されます。
取得に要する日数目安 6ヶ月程度
費用 40~50万円程度
運営組織 日本ロジスティクスシステム協会

物流業界で役立つその他の資格【みんなの体験談】

メジャーではないけれど、物流の仕事の現場で役立っている資格を紹介ます。

ご自身の仕事場で役立ちそうな資格があれば、ぜひチェックしてみてください。

揚貨装置運転士の資格(職種:港湾作業員)

揚貨装置とは、貨物船に付いているクレーンです。

国内を渡る内航船は小さいので揚貨装置が付いていることはあまりないのですが、いろんな国を渡る外航船は、この揚貨装置が付いていることが多いです。

簡単に言えば船についている固定式のクレーンなので、積み込み現場で貨物の積み込みをしたり、卸し作業もします。

工業港で作業する人や船の船員の人はこの資格を取得していると思います。

玉掛けやフォークリフトといった資格は港湾作業で必ず必要とされます。

この揚貨装置もです。ほかにも必要な資格はありますが、港湾作業ではこの3つがメインになると思います。

揚貨装置運転士の資格取得のアドバイス

この揚貨装置は、国家資格です。

受講料も10万以上します。

学科2日、実技が4日間で行われます。

私は学科は仙台で、実技は横浜で行いました。学科は装置の解説、荷重についての説明や、計算もありました。

実技は、コンクリートブロックを使用しての講習でした。

講師の先生が横について一つずつ操作の説明をしてくれます。私の時は人数も多かったので一日2回くらいしか乗れませんでした。

でも先生が手順を1つずつ詳しく教えてくれたので無事合格しました。

この話を読んでみて受けてみようと思ったかた、全力で応援します。頑張ってください。

高圧ガス製造保安責任者・充てん作業者の資格(職種:運送業)

私は、現在一般高圧ガスやLPガスをメインに配送している運送会社に努めてます。

団塊の世代の定年退職により人手不足です。

私の会社や同業他社でも例外では有りません。

特に高圧ガス関係の免許は今までは定年退職した方々が取得していた方が多くその方々が業務に従事していた為急激な世代交代と、民生バルクローリーの需要の拡大でこれらの免許保持者の確保、育成が急務になっています。

なので高圧ガスの配送をしてみたい、ガスローリーの仕事をしてみたい人にはうってつけでは無いでしょうか。

高圧ガス製造保安責任者・充てん作業者の資格取得のアドバイス

高圧ガス関係の資格は化学の知識が必要な為中々難しいです。

そして年一回の試験の為に狭き門となっています。

なので取得する為には、資格の取得者からしっかり教わる事と過去問題集をわかるまで繰り返し解く事と、高圧ガス製造保安責任者は年一回講習を受け講習後の試験に合格すれば、法令以外の科目が免除になる講習が有ります。

その講習を受けた方が一発試験よりも難易度は低くなるので取得し易いと思います。

多少お金と時間が掛かるのが難点です。是非取得にチャレンジし仕事の幅を拡げて貰いたいと思います。

資格と体力が必要な物流業界

現代のサラリーマンは、知識ももちろん、それと同じくらいに体力も要求されるから大変です。

給料は良いけど深夜までの残業が多いとされる広告業界や金融業界、24時間営業や土日などの休みが取りづらい飲食業界なんかは、まさにその典型なのかも知れません。

あまり知られていないかもしてませんが、実は物流業界も同じくらい知識と体力を必要とする業界と言われています。

例えば航空機で海外向けの輸送を担当する物流会社ですと、年中無休・24時間シフトの勤務となる場合が多くなります。

入社を希望する場合は体力面での覚悟が必要になってくるでしょう。

もちろん、体力だけではなく、専門の知識も多く必要になるので、その証明には資格が有効になるのは明白です。

物流業界へ転職を考えるのであれば、その会社がどんな商材を取扱っていて、どんな勤務体制なのかなどを細かく確認しておくのも、大切な事の一つになります。

物流業界の資格まとめ

以上物流業界のおすすめ資格について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

物流のお仕事に役立つ資格は多様に存在することがわかりましたね。

「今の仕事に直接役立つ資格は何かを知りたい」
「資格取得によるスキルアップで収入をアップさせたい」

という方は、ぜひこの記事を参考にベストな資格をチョイスしてくださいね。