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コワーキングスペースの上手な活用方法とは?新しい働き方を模索しているあなたへの提案

転職や独立などを検討する方々にとって強力なツールとなりうる、「コワーキングスペース」の有効な利用法を解説します

コワーキングスペース

ITをはじめとした様々な技術革新の波が世界的に波及し、世に存在するあらゆる企業は”変化への対応”に追われています。刻一刻と様変わりする技術やカルチャーに追いつけない者たちは淘汰され、大企業といわれる組織も無論、例外ではありません。日本でもかつては一流ともてはやされていた会社が相次いで経営不振に陥るなど、もはや「会社が一生を面倒見てくれる時代」ではなくなりました。

つまり、今現在どんな職場に身を置く方であっても、そこに安住せず、自らのスキルを磨きながらより良い働き方を探し続ける必要があるといえます。「より良い働き方」とは、転職のように会社を変えて求めていく場合もありますし、昨今では会社に属さずフリーランスとして身を立てながら独力で構築していくケースも増えてきました。もちろん、会社を設立するという場合もあるでしょう。

そして近年においては、こうした多様な働き方を模索する上で、「コワーキングスペース」というサービスが注目を集めています。今回は、この「コワーキングスペース」の詳細と、効果的な利用方法について解説します。

「コワーキングスペース」とは何か

コワーキングスペースとは英語でつづると”Coworking Space”、つまり「共に働く空間」といった意味になります。「空間」とある通り、コワーキングスペースとは文字通り働く空間=場所(オフィス)を提供しているサービスです。ただし通常の貸事務所などと違う点として、コワーキングスペースは1日単位、あるいは時間単位といった非常に短いスパンで利用できることが挙げられます。

また、”コ”ワーキング、すなわち「共に働く」とある通り、コワーキングスペースではその空間を複数の方たちで共有して利用するのが一般的です。同じコワーキングスペースに居合わせた人たちは同一の会社組織などに属しているわけではなく、フリーランスの方や開業準備をしている方など、それぞれ違う仕事・目的を持った人たちです。

コワーキングスペースに類似したサービスとして例えば「レンタルオフィス」が挙げられますが、レンタルオフィスは各々のサービス利用者の空間が個室になっているなど、仕切りが設けられていることが通常の仕様です。
これらのサービスと比較したとき、コワーキングスペースにおいては利用者ごとの仕切りがなく、開かれた一室の中で正に「場を共有」しながら仕事を行っているという点が大きな特徴です。
「いろいろなバックボーンを持った人たちが同じ空間を共有しているというのは、とても稀有な場といえるカモ」

コワーキングスペースで得られる最大のメリットとは“人との出会い”

コワーキングスペースの特徴と、利用する上でのメリットを詳しく解説します。まずコワーキングスペースでは、机とイスしかない単なる“作業場”を提供しているわけではありません。施設ごとに相違点はありますが、一般にWifiなどのネット環境や複合機を完備していたり、ビジネス書をはじめとする多くの貸し出し用の蔵書を保有していたりと、様々なインフラが整えられています。

施設によっては、なんと託児所まで付設しているところもあるようです。これら働きやすさや生産性を向上させるための設備面等の工夫は、コワーキングスペースを利用するうえでの大きなメリットのひとつといえるでしょう。

しかし、コワーキングスペースの最大の特徴であり一番のメリットは、なにより「目的の違う人たちがひとつの空間を共有している」点にあります。というのも、あらためて言うまでもなく、あらゆる仕事では「人と人とのつながり」によって思わぬ広がりを見せていくことが往々にしてあるからです。

フリーランスのシステムエンジニアの方であれば、コワーキングスペースで空間を共有している方から仕事を受けるといったこともあり得るでしょうし(システム開発は会社に依頼すると費用がかさみますので特にニーズは高いでしょう)、また会社設立等、一定以上の規模で開業準備を進めている方でも、コワーキングスペースで思わぬ創業パートナーと出会える可能性もあるのです。

働く上での背景はもちろん異なれど、コワーキングスペースに集うのは大まかに表現すると「裁量度の大きな環境で、自ら仕事を構築していく人たち」といえます。これは取りも直さず仕事に向き合う姿勢そのものに他ならず、そうした意味で、コワーキングスペースでは感性が近い人たちが集いやすいとも言えるかもしれません。

コワーキングスペースでは、思いもしない「出会い」がもたらされる可能性があるのです。

コワーキングスペースのデメリットは「メリットの裏返し」

先に説明した通り、コワーキングスペースは開かれた空間を様々な職種・業種のひとたちが共有することに最大の特徴とメリットがあります。しかしこれは裏を返すとデメリットにもなりえます。

例えば、隔絶された場所でひとり仕事に没入したい…というような場合。ライターやフリーランスのシステムエンジニアの方などで、近々の納期期限を抱えているようなひっ迫した状況では、周囲に人がいる環境はかえって集中力が損なわれ、作業の進行を妨げるでしょう。

また、業務上、直接的なかかわりを持たない他者が同じ空間にいることの2つ目のデメリットは、個人情報を扱うような仕事や秘匿性の高い業務(革新的な技術についてのものなど)を行いづらいということです。例えば保険営業の方は個人事業主のような立場で仕事をしている方も多いですが、顧客の健康状態や資産状況など第一級の個人情報が記載されたファイルなどは、どうあってもコワーキングスペースなどでは開けないでしょう。

なるほど、確かに人には知られたくない秘密は扱いずらいカモしれないね…特許を申請しようとしている人とカモ!

デメリットはあれど、それでも利用価値の高いコワーキングスペース

さて、今まで説明した通り、コワーキングスペースにはメリットもデメリットもあります。しかし総じていえば、コワーキングスペースの利用価値は今後ますます高まっていくといえます。なぜなら冒頭で記した通り、これからは会社に属して働くというスタイルが不安定感を増していくと予想されるため、必然的にフリーランスなど、個人として身を立てる働き方がどんどん確立されていくと考えられるからです。

独立して働くことを想定したとき、少なくとも月に10万円以上はする貸事務所に比べ、月2~3万円程度のコストで利用できるコワーキングスペースは有力な選択肢となりえます。また先に述べた通り、コワーキングスペースはWifiや複合機などの各種インフラも整っているので、開業等に踏み出すうえでの初期投資は通常の貸事務所よりも格段に低く抑えられます。そしてこれも繰り返しになりますが、多様な人々との交流やつながりが期待できる点も、コワーキングスペースの大きな魅力です。

今後、新しい働き方を模索・確立したいと考えているすべての人にとって、コワーキングスペースは検討に値する「職場」といえるでしょう。

コワーキングスペースのデメリットをしっかりふまえつつも、これからの時代を考えると使わない手はないカモ!