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訪問看護師のお仕事

超高齢社会の日本。介護関連業種や施設の需要は、右肩上がりの状態です。今回は現代で活躍できる、訪問看護師の業務内容や、働くメリット・デメリットについてまとめていきます。

訪問看護師

訪問看護師の業務内容

健康状態のチェック

医師の指示の下、寝たきり、慢性疾患、ターミナルケアなどを受けている利用者さんの自宅へ伺い、健康状態のチェックをします。病状の観察やバイタルサインの測定、薬の管理などを行います。メンタルケアも含まれます。

医療的な処置

創傷処置やカテーテル類の交換、注射、喀痰吸引、排便コントロール(浣腸や摘便など)といった医療的な処置を行います。人工呼吸器のような高度な医療機器の管理も含まれます。

日常生活援助

清拭や入浴介助、排泄介助など日常生活援助をします。

家族への指導

訪問看護師が来ない時間に介護をしているのはご家族ですから、ご家族への指導も重要な業務のひとつです。ご家族の介護状況や精神状態をアセスメントしつつ、良き相談相手にもなれるようにします。

関連職種との連携

訪問看護を利用している方の周囲には、他の医療・介護従事者が複数います。例えば医師、ケアマネージャー、訪問入浴、リハビリテーション関連職、デイザービス・デイケアなどです。これらの職種と連携し、利用者さんとそのご家族が自宅で安心して過ごせるようにします。

訪問看護師として働くメリット

日勤のみ・土日休み・残業が少ない職場が多い

基本的には、スケジュール通りに業務をこなしていくことになります。訪問日時や時間も決まっていますし、次の利用者さんのところへ訪問しなくてはいけないからです。夜間・休日の当番が回ってくることはありますが、概ね規則的な生活を送ることができ、プライベートとも両立しやすいと言えます。

日勤・土日休みの看護職の中では比較的収入が高い

日勤のみで夜勤や残業がない他の看護職(健診センター、クリニック勤務など)は、夜勤や残業手当がない分収入が低くなる傾向があります。しかし訪問看護は、比較的収入が高めに設定されているところが多いようです。

訪問看護ならではのやりがいがある

急性期の病院などと違い、一人一人の利用者・家族とじっくり向き合うことができます。日本は他の先進国と比べると、自宅で最期を迎える方の割合がまだまだ低いそうです。慢性疾患などで長期の入院を強いられている方もいます。自宅での療養を望む方の手助けができるということも、大きなやりがいになるでしょう。

需要が拡大している

超高齢社会の日本では、介護に従事する専門職者や施設が不足している状況にあります。今後も、訪問看護を利用する方は増加していくでしょう。

デメリット

一人で訪問し、何事にも対処しなくてはいけない

自分一人で観察・アセスメント・処置・日常生活援助をこなさなくてはいけません。さらに高度な看護も含まれています。人間相手ですから、いつどんな変化があってもおかしくないですし、自分で判断・実施しなくてはならない場面が多いので、それをプレッシャーに感じる方も少なくないようです。

腰痛になりやすい

腰痛は看護師の職業病のようなものですが、訪問看護の場合は一層注意しなくてはいけません。訪問看護の現場は家庭です。病院ほどの設備は整っていないですし、他の看護師と共働することもできません。無理をして腰痛になる危険性が高まります。

教育制度が整っていないところもある

訪問看護ステーションは、その規模も、運営の母体も様々です。個人で運営されている場合もあります。特に小規模の事業所では、教育制度が整っていない可能性があります。

合わない利用者・家族との付き合い

訪問看護を利用される方とは長期のお付き合いになります。言い方が良くないですが、利用者さんがお亡くなりになるか、事業所を変更されるまで、ずっと関わっていくことになるでしょう。しかも現場は利用者さんの自宅で、他のスタッフはいません。トラブルになると、非常に辛いことになりかねません。

まとめ

訪問看護はやりがいが大きく、今後の需要拡大を見込める業種でしたね。ただしお給料が良い分、業務のレベルは高めだと言えるでしょう。ご自分の経験や目指す看護に適合していれば、最高の職場になるかもしれません!

著者:看護師ユミ
看護師として数年勤務後、結婚を機に引退。転職経験も数回あります。現在は海外を拠点に生活しています。