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新卒看護師が辞めたい理由とその対策の考え方

看護師ユミ

頑張ってみる?転職する?焦らなくてもOK!よーく考えてから決断しましょう!


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社会人一年目の夏が終わります。新卒看護師の皆さんは看護師としての生活にも慣れ、一人でこなせる業務も増えてきたころかと思います。

とは言え、責任が重くて厳しい看護師の仕事。「辞めたい!」と思いながらも日々なんとか出勤している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

2016年4月に日本看護協会が発表した「2015年病院看護実態調査」によると、2014年度の新卒看護職員離職率は7.5%でした。おおよそ新卒看護師13人あたり1人が退職しているということになります。

辞めたいと思ったとき。すぐ辞める?頑張ってみる?

辞めたいと思うことはベテラン看護師にだってあり得ること。仕事に不慣れな新人さんがそう考えるのは尚更です。

しかし、本当に辞めてしまうのか、もう少し頑張れるのかの判断は難しいところ。現在の職場でやっていけることもあれば、すっぱり辞めてしまった方が自分にとってプラスになることもあります。あるいは看護師という職業は辞めず、職場を変えるという選択肢もあります。

今後の人生に大きな影響があるかも知れないことですので、勢いで決めてしまう前にまずは辞めたい理由をじっくりと見つめ直してみましょう。

新人看護師が辞めたくなる理由と対処法の一例

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新人さんからよく聞かれる辞めたい理由と対処法を挙げていきます。

◎業務が合わない

「命の現場が怖い」「慌ただしい業務が嫌だ」「ケアばかりの職場に魅力を感じない」…看護師にも急性期向き・慢性期向き・介護向きなどタイプがあります。色々な領域を経験することも大切ですが、あまりにも向いておらず看護師を辞めたくなってしまうほどなら、自分に合った部署に異動するか勤務先を変えることを考慮しましょう。

看護師そのものが合っていないと思うのであれば、新たな人生を踏み出すのも良いかもしれません。

◎夜勤があって、不規則な生活が辛い

“休む時間・働く時間・自分のために使う時間”をしっかり切り替えて、時間の使い方がわかってくると、だいぶ気楽になると思います。家で仕事のことを考えてしまったりもしますが、オフの日はきっちり休みましょう。長年看護師を続けている先輩たちは、ここのメリハリがしっかりしています。

どうにも夜勤が辛いという場合は、勤務形態や職場を変えてみるのもありです。

◎心身の不調があって業務に差し支える

健康は何物にも代えられません。心身に差し支えるほどなら、勤務先を変えた方が良いかもしれません。

実は自分も腰痛がひどく、夜勤(2交代)の朝はコルセットをしながら足を引きずって仕事をしていましたが、力仕事の少ない保健系の職場に変えました。

◎先輩が怖い、人間関係に問題がある

どこにでも怖い先輩はいますよね。
仕事が出来るタイプの怖い先輩に怒られたら、それは貴重なアドバイスです。同じことは二度言われないようにして、少しずつ信頼関係を作っていきましょう。注意されたことをメモしておくと、復習できる上に書くことでストレス発散できるのでおすすめです。

意地悪な先輩が言うことは、不愉快なだけで為にならないので、気にせず流しましょう。

人間関係の問題が深刻な場合は、思い切って上司に相談しましょう。直属の上司に問題があれば、思い切って看護部長の元へ駆け込むのも一手。ただし、院内・施設全体の人間関係が壊滅的で逃げ場がないような場合は、新たな勤務先を探した方が良いかもしれません。

◎労働と賃金が見合わない

看護職の現場にもブラック企業は存在します。納得できる待遇の職場がないか探してみましょう

転職=大成功とも限らない?!

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もう転職するしかない…!

看護職の強みは、年齢や経験年数の制限が少なく再就職しやすいことです。しかしながら、気軽に転職しやすい故に失敗してしまうこともあります。

転職したものの失敗した例

  • イメージしていた職場とはかけ離れていた
  • 正職員からパートに転職したら生活が苦しくなってしまった
  • 実際に入職したら、人間関係に問題があることが発覚したなど

実際に働いてみないとわからないことは多々ありますが、事前に見学させてもらったり、そこで働く人・患者・利用者の意見を聞いたりして情報収集に励みましょう。

入職後に「話が違う!」と思ったら、勇気をもって上司に訴えましょう。看護師不足の世の中ですから、せっかくの人材を手放したくはないはず。要望に応えてくれる可能性があります。

また、正職員からパートに転職するような場合は金銭面に要注意です。自分の経験談ですが、うっかり正職員時代の感覚でお金を使ってしまったり、退職後の税金が予想外に高くて(前職の年収から税金額が算出されるため)苦労しました。転職する前から計画的に貯金をしておいた方が安心です。

焦らずじっくり考えて!

各々の事情もありますから、看護師を辞めることに対して一概に駄目だとは言えません。けれども、どんな仕事でも辞めたくなることはあります。
無理をするのは心身に良くありませんが、「なぜ辞めたいのか」「辞めずに済む方法はないのか」をよーく考えてから決断していただきたいと思います。

著者:看護師ユミ
看護師として数年勤務後、結婚を機に引退。転職経験も数回あります。現在は海外を拠点に生活しています。