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介護施設で働く看護師が辞めたい理由

看護師カモ

介護現場で働くメリットとデメリット

辞めたい理由

看護師=病院のイメージがありますが、看護師が活躍する現場はそれだけではありません。特別養護老人ホームやデイサービスといった介護関連施設、検診センター、自治体・企業などなど、いろいろな職場があります。職場が変われば、悩みもそれぞれですよね。

今回はその中でも、超高齢社会で注目されている”介護施設”で働く看護師が辞めたい理由について考えていきたいと思います。

介護施設で働く看護師が辞めたい理由

悩み

同じ看護職とはいえ、介護施設と病院などの看護業務は全く異なります。介護施設で働く看護師たちは、こんな悩みを抱えているそうです。

看護師にかかる責任がとても重い

介護施設には医師が常駐していないケースが多いです。すべての利用者の健康管理を看護師が担う上に、病院に比べて看護師の配置も少ないので、看護師一人にかかる重圧は相当なものでしょう。

もちろん、利用者の方の体調が悪いときや急変したときなどは看護師が対応しなくてはいけません。病院に連れていくべきか、このまま様子を見て良いのかの判断も看護師に委ねられます。

他の職種スタッフとの人間関係が難しい

介護施設には看護師のほか、介護士・ケアマネージャー・事務員・調理師・清掃員・運転手など、さまざまな業種の方が働いています。年齢も経験も多岐にわたります。
このような介護施設において、看護師はリーダーシップを発揮しなくてはいけません。何十歳も年上の経験豊富な方であっても、指示を出さなくてはいけません。

さらに介護の現場では、職種を越えてスタッフ同士が密接にかかわらなくてはいけない機会が多いと思います。しかしながら、職種や階級・待遇、年齢差によってひがまれたり、妬まれたりと人間関係が悪化することもあり得ます。
 
重い責任や人間関係を抱えながら、スタッフを引っ張っていかなくてはいけない。
これが辛くて辞めてしまう看護師は少なくないようです。

介護業務が多い

介護施設ですから、当然医療行為よりも介護業務の比重は高くなります。
例えば急性期病院でバリバリと働いてきた看護師が、訳あって介護施設に転職してきたら…そのギャップはかなりものになるでしょう。あまりの違いに衝撃を受け、やりがいを失ってしまうケースもあるようです。
しかし、比較的ゆったりとした介護の現場が合う看護師も、慌ただしく刺激の強い急性期が合う看護師もいます。個々のやりたいことや性格に合った職場なのかどうかが肝心ですね。

今後、病院などに転職できるのかが不安

将来的に誰しも、介護施設から病院などに転職する可能性はあるかと思います。
「長く介護施設で働いているので、注射や採血の仕方を忘れてしまった」「病院の看護で必要な”勘”のようなものがない」「業務やナースコール対応に追われる職場で働けるのか」など、職場間にある業務のギャップを埋められるかどうかに不安を感じている方もいるようです。

病院で勤めるよりも待遇が良くない

夜勤がない介護施設で働く場合は、その手当がない分収入が減ります。パートで働いている場合は、昇給やボーナスが見込めないかもしれません。
そのわりに責任は重く、職場によっては休日や夜間にも介護スタッフから相談電話がかかってくることもあるとか。
待遇と業務内容を天秤にかけて、退職を考えている方もいます。

介護施設で働くメリットは?

メリット

介護施設の看護師の悩みばかりを挙げてきましたが、次は介護施設ならではのメリットもご紹介します。

  • 夜勤や残業がない・もしくは少ないため、体力的な負担が少なく、自分や家族のために時間を使える。
  • 病院に比べるとパートでの雇用枠が多い。
  • 利用者さん一人一人とじっくり向き合うことができる。
  • 判断力や人をまとめる能力を身に付けることができる。
  • 介護技術が向上するため、将来家族のために活かせる。

どんな職場にもメリットとデメリットがあります。
自分が求める業務内容とプライベートとの兼ね合いを考えて、介護施設の看護師を続けるか、転職するかを選べると良いなと思います。

著者:看護師ユミ
看護師として数年勤務後、結婚を機に引退。転職経験も数回あります。現在は海外を拠点に生活しています。