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社会福祉士はどんな仕事が出来る?

社会福祉士は高齢者、障がい者、児童、生活保護など様々な分野で働ける資格です

社会福祉士

介護の仕事に携わっている人ならば、この資格の名前を一度は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。名前が似ている介護福祉士は介護を提供する上で専門である証の資格ですが、この社会福祉士はどんな専門家かわかりますか?

社会福祉士の資格を詳しく説明してって言われるとちょっと困っちゃうカモ。福祉関係の相談にのったり助言や援助したりする仕事っていうのは何となくわかるカモ

社会福祉士はどんな資格?

「社会福祉士」は、心身や環境上の理由から日常生活に支障がある人たちの相談にのり、安定した生活が出来るようにサポートするのが主な仕事となります。

障がい者、高齢者、児童、生活保護など社会福祉全般に関わる仕事になりますので、福祉のエキスパートといっても過言でもありません。分野が広い分、勉強や受験資格のハードルが高そうに思えますが、以外と沢山の人がチャレンジしている資格です。

ここでは、この社会福祉士の資格について、詳しく説明いたしましょう。

社会福祉士にはどんな勉強が必要?

社会福祉士はさまざまな分野の相談業務を行うので、勉強内容も多く、以下19項目にわかれます。

  • 人体の構造・疾病
  • 心理学
  • 社会システム
  • 社会保障
  • 障がい者の支援方法や自立支援制度
  • 生活保護制度
  • 権利擁護・成年後見制度
  • 相談援助の基板・理論・方法
  • 高齢者の支援方法・介護保険制度
  • 児童・家庭への支援や福祉制度
  • 就労支援サービス

福祉制度などの暗記をするもから、事例などの応用問題まで幅広く出題されます。自身が働いたことのある分野であれば難しくはないのですが、畑違いの分野も数多く出題されるので、テキストを熟読した上での問題集や過去問をひたすら解いていくことが必須となります。

また、法改正は定期的に行われるものから不定期に行われるものもありますので、常に最新の情報にアンテナを張り巡らせなければいけません。独学ですと、この改正を見過ごしてしまう可能性もありますので、最新のテキストや問題集で勉強することをお勧めします。

本当に範囲が広いカモ。この範囲を全部勉強しようと思うと、1年前から勉強していても難しい気がするカモ。確実に合格を目指すなら、早くから少しずつ勉強していくのが一番いいカモね

社会福祉士の資格を受験する方法は?

社会福祉士の資格を受験するには、受験資格を得なければなりません。そこで、受験資格を得るための代表的なルートを簡単にまとめてみました。

福祉系大学で指定科目を履修したルート

指定科目を履修する期間 受験資格取得までの流れ
大学4年間 卒業と同時に受験可能
短大3年間 相談援助の実務1年で受験可能
短大2年間 相談援助の実務2年で受験可能

大学4年で指定科目を履修すると、卒業と同時に社会福祉士の受験資格を得ることができるため、最も代表的なルートです。社会福祉士として早く活躍したいという将来への展望があれば、このルートが最善でしょう。

ただし、時間と費用がかかるので、社会人には厳しいルートであることが言えます。短大2~3年で指定科目を履修すると、相談援助の実務をそれぞれ1~2年すれば受験可能です。

相談援助の実務とは?

厚生労働省によって定められた施設・事業などで、相談援助の職種で勤務(生活相談員、介護支援専門員など)をします。

これが実務経験として認められ、国家試験受験の条件を満たすことができるってことカモ。

福祉系大学で基礎科目を履修したルート

基礎科目を履修する期間 受験資格取得までの流れ
大学4年間 短期養成施設6カ月以上→受験可能
短大3年間 相談援助の実務1年→短期養成施設6カ月以上→受験可能
短大2年間 相談援助の実務2年→短期養成施設6カ月以上→受験可能

福祉系大学で基礎科目のみの履修であれば、社会福祉士の短期養成施設へ一定期間通わなければならないので注意しましょう。

社会福祉士の短期養成施設とは?

厚生労働省に開講の承認を受けた社会福祉士短期養成施設のことであり、主に福祉系学校卒業生が対象で通信教育(9~11ヶ月)が中心となっています。

養成施設の開講場所には限りがあるので、詳細は施設に直接問い合わせてみるといいカモ。

一般大学(短大)ルート

大学生期間 受験資格取得までの流れ
一般大学4年 一般養成施設1年以上→受験可能
一般短大3年 相談援助の実務1年→一般養成施設1年以上→受験可能
一般短大2年 相談援助の実務2年→一般養成施設1年以上→受験可能

一般大学・短大を卒業しても、基準を満たしていれば受験可能です。

一般大学4年の場合は養成施設に1年以上通えば受験可能ですが、短大2・3年の場合は養成学校にプラスして定められた年数の実務経験が必要なので覚えておきましょう。

社会福祉士の一般養成施設とは?

厚生労働省が定めた社会福祉士養成施設。開催は通信教育が多いが、1年6か月~2年の時間を要します。

1年以内で取得できる昼間、夜間コースを開講している学校もあります。仕事・学校・家庭のリズムに合った学校を選ぶと良いカモ。

※参照:平成29年4月現在の社会福祉士養成施設一覧(短期・一般)

社会人向けルート(養成機関・実務経験ルート)

社会福祉士の最短ルートは大学・短大へ通うのが一般的ですが、社会人向けのルートもあります。

社会福祉士は児童相談所や生活保護関係など公的な仕事を担うので、公務員として働きながら資格を取得するというケースも増えています。

ここでは代表的なルートをご紹介しましょう。

養成機関ルート

ルート 受験資格取得までの流れ
社会福祉主事任用資格の養成機関 相談援助の実務2年→短期養成施設6か月以上→受験可能

社会人向けのルートとして、まず社会福祉主事任用資格を取得してから受験資格を得る方法があります。

社会福祉主事任用資格を取得する代表的なルート

大学や短大

厚生労働省が指定する社会福祉主事必修科目のうちの3科目以上の単位を取得する 

厚生労働省の指定する学校や講習会

修了することで資格を取得することができます。

※養成学校は基本的に通学制だが、一部では通信制もある

実務経験・有資格者ルート

ルート(全て4年間) 受験資格取得までの流れ
相談援助の実務 一般養成施設1年以上→受験可能
児童福祉司 短期養成施設6カ月以上→受験可能
身体障碍者福祉司
査察指導員
知的障碍者福祉司
老人福祉指導主事の実務経験

実務経験1本でいくためにはこのルートです。指定された資格があれば短期養成施設6カ月で、そうでなければ一般養成施設1年以上で受験資格を取得できます。

試験の合格率と難易度

社会福祉士の受験者数は平均して42,000~45,000人となっており、合格率は約30%と言われています。しかし合格率も年々下がっています。

平成28年度の合格率は25.8%、平均よりも合格率がダウンしました。45,849人中、約11,829人が合格しています。

同じ福祉関係の国家資格である介護福祉士の合格率は60~70%といわれています。それに比べたら難易度は高めですね。

問題の内容も年々複雑化している傾向にあるようで、合格を目指すなら早めの受験対策が必要カモ。

社会福祉士は、この資格を取りたいから勉強して、受験するってスムーズにはいかないカモ。大学を出てない既卒者へも実務コースがあるけど、指定されていたり相談援助実務だったり少しややこしいカモ

社会福祉士の資格を取るメリットは?

この資格は一つ取得するだけで、以下のようなさまざまな分野で働くことができます。

  • 障がい者関連や高齢者関連
  • 生活保護施設
  • 児童福祉施設
  • 社会福祉協議会
  • 病院 など

行政から民間企業まで様々な会社で働けるので、これはかなりのメリットですね。難しい資格だけあって、この資格を持っているということは就職・転職にも有利に働きます。

また、国家資格としては有名な資格ですし、福祉のエキスパートとしての信頼度も高いので、名刺などに記載することで、信頼度はグンと上がります。

ただ、社会福祉士の資格を持っているから出来る仕事が増えるというものはありません。名称独占(資格を持っていない者が、名称を名乗ってはいけない)ですので、資格を取ったからといって、取る前と同職場で違う仕事が舞い込んでくるわけではありませんので、ご注意ください。

行政で働ける福祉の資格はまだ少ないから、こういう所にチャレンジしてみたい人にはとてもいい資格カモ

社会福祉士の将来性は?

超高齢化を迎え、児童虐待や貧困格差など社会福祉業界が抱える仕事はまだまだ沢山あります。体制強化を求める声も多数聞かれるのが現状です。

今はまだ名称独占で資格の有無に関わらず仕事内容が変わらないのですが、今後法改正で社会福祉士の配置基準が定められれば業務独占になる可能性も十分あります。

将来を見据えて、福祉業界で長く働きたい人には、是非持っておきたい資格の一つになります。