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胃瘻(いろう)って何?口から食事を摂れなくても生活の質を保つ方法とは?

この記事の監修者 池田 正樹(介護支援専門員 介護福祉士 社会福祉主事)
池田 正樹 山形県出身。大学卒業後、約14年間福祉の最前線で活動している。介護支援専門員、通所介護・有料老人ホームの生活相談員、認知症対応型共同生活介護の介護員、福祉用具専門相談員、訪問介護管理者等を経て、現在は特別養護老人ホームの介護支援専門員兼介護員として勤務。障がい者・児の資格もあり、福祉全般に幅広く経験・知識を持つ。 続きを読む
普段何気なく、私たちは口から食べることにより栄養を摂取しています。ところが何らかの原因によって嚥下障害が起こり、経口摂取が困難となる場合があります。そんなとき、代替法として挙げられる3種類の方法のうち、最も生活の質を維持できるのが胃瘻(いろう)による方法と言われています。

胃瘻とは 医療面の進化に伴い人間の生命は長くなることも少なくない時代になっています。

その中で胃瘻という言葉を知っている人も多いのではないでしょうか。

胃瘻とは手術でお腹に小さな口を造り直接胃に栄養を入れる方法です。

胃瘻を一般にPEG(ペグ:胃カメラを使い比較的負担が少なく造ることができる経皮内視鏡的胃瘻造設術)とも呼びます。

脳血管障害や神経疾患を患い、又誤嚥性肺炎を繰り返すことで食事や水分を十分に摂取できなくなってしまうと先ずは食事形態(トロミやムース状)を変更して口から食べることを行いますが、それでもむせ込みが激しく危険な状態が続くようなときにこの胃瘻造設を考えていくようになります。

ちなみに栄養を消化管を経由して入れる方法を経管栄養と呼びます。鼻から胃に管を入れて栄養を入れる方法(経鼻経管栄養)もあります。

これは必要がなくなれば管を抜くだけのため体への負担は少ないですが、挿入中は違和感があるため高齢者(特に認知症の人)は自己抜去などの危険があります。

また、鼻からチューブが露出するため、外見上の変化を気にする方も多いです。もうひとつの方法として、経静脈栄養(血管に直接栄養分を注入する方法)があります。

ただしこちらには感染症や合併症などを起こしやすく、在宅では介護者の負担が大きくなりがちだというデメリットがあります。

それに対し、胃瘻は普段衣類の下に隠れるため外見上のデメリットはなく、また経静脈栄養に比べて感染症等のリスクも低いため、経口摂取以外の方法では最も生活の質を維持しやすいと言われています。

胃瘻は食事摂取が難しい場合に造設するものですが、中には胃瘻と同時進行の嚥下トレーニング等で食べることができるようになるケースもあります。

その場合は胃瘻を抜去します。するとお腹の口は自然に閉じていくのです。又胃瘻造設したからといって口から食べることを止めないという考え方が重要です。

食事を口から食べることは人間として生きるための生活の一部で楽しみです。

よく胃瘻について、食事が摂れなくなった方に対し半強制的に栄養を注入する延命措置であると否定的観点から話す方も見受けられます。

しかしその一方で、例え経口摂取が困難となっても、積極的に生きていきたいと考えている方も多く、その際に最大の選択肢となっているのもまた確かです。

胃瘻はただの延命措置ではないという視点についても理解しておかないといけません。

そもそも、胃瘻って何?

食事を飲み込む、噛むといったことが困難な患者に対し、胃に通したチューブを利用して、栄養を胃に送る医療行為があります。

このカテーテルを通す穴を、手術によってお腹に設置するのですが、これを「胃瘻」と言います。

手術は内視鏡で行い、お腹から針を刺しカテーテルを留置するのですが、手術としては10分~15分程度で終わるため、消して難しいものではありません。

特に、自分で食事を飲み込むことが難しい高齢者に胃瘻が進められることがあります。しかし、簡単に胃瘻を留置するわけにはいきません。

胃瘻の前に、次にお話しするように家族や介護施設スタッフが、患者の状態の確認をする必要があります。

胃瘻造設の前に必要なこと

人の嚥下機能が加齢に伴い低下していくことを嚥下障害と言います。嚥下障害とは命に関わる重大な障害です。

食べる時に食べ物を噛み砕く行為「咀嚼(そしゃく)」と食べ物を飲み込み胃に送り込む行為「嚥下」があります。

これらが上手く機能しなくなると飲み込みができなかったりむせたりします。

また飲み込めても気管に食べ物が入ってしまい窒息したり、口腔内に残っている食べカスによりできた細菌が気管に入り起きてしまう誤嚥性肺炎になる危険があります。

嚥下障害が悪くなると高齢者は食べることを避けるようになり栄養状態や水分量が低下していきます。

こうなると胃瘻造設の話がでてくるため日々の健康管理がいかに重要かがわかり、介護士が日々行うことには先ず体重測定を毎月実施することで体重の変化に気をつけます。

そして食事中の様子をしっかり観察します。椅子、机、食器などがその人に合っているものか、食事形態や食事リズム、義歯の具合や介助方法、正しい姿勢になっているかなど専門的な目線が必要です。

また口腔ケアは欠かせません。食べカスを残さず口腔内の清潔を常に保つこと、口腔体操やマッサージを行うこと、歯科医(通院困難であれば訪問歯科を利用して義歯調整、リハビリ、口腔ケア等)との連携を図ることも大切ですね。

介護士は高齢者の変化に気づくこと、嚥下機能について勉強し定期的な研修参加していくことも重要です。誤嚥性肺炎はむせ込みがなくても発生しているケースがあります。

日々の予防対策がとっても大事になるのですね!

胃瘻って、他の方法に比べてどんなメリットがあるの?

お腹にカテーテルを入れるのではなく、鼻からカテーテルを胃に通す「経鼻胃管栄養」、点滴などによる「経静脈栄養」などといった方法で、栄養を取ることも可能です。

しかし、胃瘻が持つメリットが高齢者の生活の質に大きく影響するため、胃瘻を進められることがあります。

そこで、胃瘻のメリットについてお話ししましょう。

不快感の軽減

経鼻胃管栄養は、鼻からカテーテルを通し喉を通って胃に届いています。

つまり、常にのどにカテーテルが通っている状態なので、毎日不快感を感じる方がほとんどでしょう。

また、鼻からカテーテルを入れると、外見的にも目立ってしまいます。胃瘻は、お腹から直接胃に栄養を送るため、服を着ていれば全くわかりません。

喉や鼻の不快感もないのです。例え外出をしても、外からではわからないので精神的負担を軽減することができます。

経口摂取再開に向けた訓練ができる

鼻からカテーテルを入れていないということは、物を食べたり飲んだりといった訓練を行うことができます。

やはり、胃瘻から栄養を取っているといっても、鼻で匂いを感じながら噛んで舌で味を感じ食べるという行為はとても重要です。

食べるという意欲にもつながり、結果的に胃瘻を抜去することができる方も多くいます。

近い将来的に、自分で食事をとるという目標にもつながるので、経口摂取訓練が行えるのは大きなメリットです。

身体拘束しなければならないケースが少ない

鼻からカテーテルなど、遺物を入れるということは、それだけで不快感を感じやすく、カテーテルの交換の時には大きな痛みを感じる方もいます。

そのため、手で勝手に抜いてしまい、その結果身体拘束を行わなくてはいけないケースも少なくありません。

しかし、胃瘻であれば不快感が軽減され、胃瘻用カテーテルは抜けにくいため、身体拘束を必要とするケースは少ないです。

QOL(生活の質)を維持できる

胃瘻は、服を着てしまえば全く外からはわかりません。そのため、動き回りやすく外出時も人の視線が気になることはないでしょう。

また、お風呂も胃瘻を気にすることなく普通に入浴が可能です。

胃瘻は、経鼻胃管栄養に比べ、動きの自由や生活の自由を与えてくれ、生活の質が損なわれにくいという大きなメリットがあります。

周囲の家族や介護スタッフにとっても管理しやすいので、お互いの負担を軽減することができるでしょう。

胃瘻ってどんな仕組みなの?

お腹から直接胃にアクセスするため、胃瘻と聞くと介護やケアをする上で恐怖心を持つ方も多いです。

しかし、胃瘻の仕組みさえわかれば、恐怖心を失くすことができるはずです。

ここでは、胃瘻の仕組みについてお話ししましょう。

胃瘻にはどんな種類があるの?

胃瘻は、胃の内部に使用するカテーテルと、体外で使用するカテーテルの2種類に分かれています。

まずは、胃瘻に使うカテーテルの種類をご紹介しましょう。

体外部 ボタン型 ・体外にチューブが出ていないので、邪魔になりにくい
・栄養を送るチューブが短いので、内側が汚れにくい
・ボタンを開けてチューブをつなぎ、栄養を送る必要がある
チューブ型 ・栄養を送るチューブとの接続が簡単
・留置したチューブが体外へ露出しているため、邪魔になりやすい
胃内部 バンパー型 ・胃の内壁に固定されるため、抜けにくい
・交換まで半年期間がある
・カテーテルの交換時に痛みを感じやすい
バルーン型 ・胃の内部に挿入したバルーンを膨らませて固定する
・カテーテル交換時には、バルーンをしぼませて抜くことができるので、痛みを感じにくい
・1~2ヶ月に1度の交換が必要

胃瘻は、体外はボタン型、胃内部はバルーン型といったように、4つのカテーテルを組み合わせて利用します。

胃瘻を取り扱うときのポイントは?

胃瘻は、入浴は自由とはいえ、体を清潔に保つ必要があります。

胃瘻周辺も石鹸できれいに洗い、入浴後は綺麗に乾燥させるなどといったケアが必要です。

また、胃瘻カテーテルを利用して栄養を送るには、栄養剤によって消化がしにくいタイプや、本人の状態によっては消化が遅いことがあります。

本人に合った栄養剤を選ぶ必要があるので覚えておきましょう。

胃瘻を付けている方の介護サービス利用について

胃瘻をつけている場合、介護サービスとして行えるものと行えないものが出てきます。

また、入所したくても介護施設的に難しいといったケースも出てくるので、詳しくご紹介します。

胃瘻を直接取り扱えるのはどんな人?

胃瘻は、医療行為に当たります。

そのため、胃瘻を直接取り扱えるのは、次の3つの人物です。

  • 本人、家族(医師や看護師から指導を受けた場合)
  • 看護師
  • 介護士

介護士が胃瘻を取り扱う場合、施設として胃瘻を業務として行うと県に登録後、介護士が特定の研修をうけ県に登録した場合に限られます。

介護の一環として、簡単に取り扱うことはできないので注意しましょう。

胃瘻患者を受け入れられる施設ってどんな施設?

胃瘻患者を受け入れることができる施設は、

  • 登録喀痰吸引等事業者
  • 登録特定行為事業者

といった、都道府県知事に登録をする必要があります。

そのためには、主に次の8つの基準を満たさなければいけません。

  • 文章による医師の指示が受けられる
  • 介護士と看護師で連携が取れる
  • 緊急時の連絡体制ができている
  • 胃瘻などを実施した報告書を医師へ提出
  • 業務方法書の作成
  • 必要な備品をそろえる
  • 感染症予防
  • 家族や本人への説明と同意をとる

これらの基準を満たし、登録申請にとおった施設だけが、胃瘻患者を受け入れることができます。

この条件を満たせない施設からは、断られるケースが多いので覚えておきましょう。

まとめ ~後悔しないためにも~

高齢者が世帯にいる家族は特に胃瘻を知っておく必要があります。

加齢と共に身体機能が低下していき徐々に上手く食べることができなくなり誤嚥性肺炎を発症して救急車で病院に運ばれる高齢者は結構多いです。

その際、病院から「胃瘻造設しないと危険な状態です。どうしますか?」と話があるケースもあります。

家族としては救急車で運ばれただけでも大変な時に突然胃瘻の話をされてもパニック状態になり「助かるならお願いします」と普通は答えると思います。

施設に入所している胃瘻造設している人の家族にいきさつを聞くと、突然のやりとりで胃瘻造設した人は実際に多くそして後悔されている家族も少なくはないです。なぜ後悔しているのでしょうか。

胃瘻造設後も同時にリハビリをして再び口から食べるようになることを考えることが大切なのですが、実際に口から食べる嚥下トレーニングを高齢者が乗り切れて以前のように口から食事ができるかというと難しいところです。

そして実際に胃瘻造設した後の生活を目の当たりにして後悔されているようです。中には他の人は当たり前のように口から食べているが胃瘻の人は違う。

周りとの違いから家族は「かわいそう」という思いが込み上げてきます。また、嚥下トレーニングを試みるも本人が嫌がる。

ベッドで過ごす時間が増えて筋力低下となり栄養は摂れているいるはずなのに身体の一部に発赤ができてそれが悪化して褥瘡になってしまう。

認知症が進行して会話ができなくなり本人の意思が分からない状態になる。

胃瘻を造設したことで本人を苦しめているのではないかと自己嫌悪に陥るため会いに来ることを遠ざけるようになるといった生々しい家族の気持ちをこれまでに聞いたり胃瘻の人の生活を見てきました。

ですが悪いことばかりでもないです。胃瘻造設で人生がうまくいった人もいるのです。そして医療や福祉の知識がない人には想像もつかない判断になり精神的な負担になります。

胃瘻は賛否両論であり胃瘻造設が一般的な処置となってきている一方、人道的見地から造設についての判断は慎重であるべきとの声明も学会等で出されています。

胃瘻造設はその場で判断するレベルの話ではないですね。いろいろな手段を使いもっと世間にしっかりと情報を送ることをしてほしいですね!

介護士も不安

胃瘻造設の手術は短時間で行えます。その後病院で様子を見て問題なければ退院です。退院後は医師の指示の下対応が必要となります(衛生面やPEG交換などは割愛します)。

造設後ですがお腹の外側にチューブタイプやボタンタイプのものがくっついているので本人は違和感を感じるはずです。

介護士もおむつ交換や入浴等の介助時には意識して傷つけないように努めます。

中には認知症で胃瘻を理解できずに造設している人もいて、お腹の違和感が気になって自己抜去するケースもあるので様子観察や事故予防は必ず行います(身体拘束以外の方法で)。

高齢者は胃瘻造設によりつらい思いをされ体力も消耗しており病院生活はベッド上での生活となっています。免疫力低下などから再度誤嚥性肺炎を発生することもあります。

又、胃瘻と併用して嚥下トレーニングを行うにあたってリハビリ専門医が全て対応できればよいのですがそれは難しく食事介助となると介護士が対応しないといけません。

その時の介護士の心情は不安でしかないです。そのため口腔ケアやゼリー1個程度の摂取介助以上のことは安全面を考慮して困難になってくるケースも多いです。

いろいろな理由が発生し家族とも相談して最後まで胃瘻対応となるケースもあります。これに関して介護士を責めることはできないです。

一つの介助により生死に繋がると思うといくら専門職といえど気が引けます。介護士の中には経験の浅い人もたくさんいますし安全面を一番に考えてしまうのが普通ですね。

こういった介護施設で起こることは大体の医者にはわかりません。何かあった時に病院では早急な対応が可能ですが介護施設では対応が遅れます。

医療の進歩は素晴らしいことですが福祉のことも同時に考えていくことを願います。

退院後の生活を支える介護士さんも頑張っていますが、いろいろな問題が発生する可能性もあります。どのように対応すべきかを家族を含めてしっかり話をしておきたいですね。

家族の介護力をしっかりと考える

介護施設への家族の訪問回数は毎日のように会いに来る人、1週間に1回、1ヶ月に1~2回、1年に1~2回のようにそれぞれ事情があるためバラバラです。

入所しても介護士は家族になれないため高齢者本人の精神的なところは特に家族の力が不可欠となります。胃瘻造設をした場合生活環境は間違いなく変わります。

今までのように食事を口から食べることが減るもしくは殆どなくなるため車椅子やリクライニング車椅子で食堂に出てきても状況の変化に戸惑いが出ます。

食事が何よりも楽しみだった人は特にです。そのため食事時間は居室で過ごすことを希望する人(家族)も少なくないです。

こうなってくると居室内で一人での時間が更に増えていきます。介護士は食堂で食事介助等をしているため中々居室訪問はできません。

周りの動きがなければ刺激もなくなり時間が一向に経たないため大きなストレスになると言われており更なるADLの低下や認知症の進行に繋がります。

ですがここで家族が毎日とは言いませんが頻回に来ることが可能な場合は居室内で家族と共に貴重な時間を過ごすことができます。

入所者を見ていて思うことは家族と過ごす時間は認知症であろうが寝たきりであろうが特別なとても大事な時間だとつくづく感じます。

例えば、胃瘻造設したご主人の奥様が毎日昼の栄養時間になると会いに来て一緒に過ごしている。そして大好物だった饅頭を少しづつ食べさせている。

簡単な身の回りのお世話をしたり少しの時間でも館内を一緒に散歩している。家のことや子供達のことを話しかけているなど胃瘻造設しても夫婦仲良く貴重な時間を過ごしている光景を見るとなんとも微笑ましいです。

家族の介護力は最強です。このように家族の介護力を考慮して本人にとって良い環境がつくれるのであれば胃瘻造設は正しいと思えます。

胃瘻造設はしっかりとその人の環境や介護力など背景をみて考える必要があります

せっかく胃瘻造設しても

要介護度の高い高齢者が入所している特別養護老人ホームでは胃瘻造設している人も多いです。入所中に身体レベルの低下により食べれなくなり入院して造設して戻ってくる人もいます。

ですが造設したからとりあえず一安心とはいきません。医師の指示の下で施設は最大限の対応を行いますが造設後に再度誤嚥性肺炎を起こしたり、合併症などの体調不良が続いて1年以内に亡くなる人もいます。

人間には自然な寿命があるためいくら胃瘻造設して必要な栄養分が摂れても自然の流れには勝らないということでしょう。胃瘻は延命措置ではないということの証明ですね。

こういった事実があることも知っていてほしいです。因みにお腹の中の内臓の位置や手術歴などにより胃瘻造設が困難なケースもあります。

元気なうちに自分の意思を家族に伝えておく

介護施設でよく家族の思いを聞いたり、やりとりを目の当たりにします。

実際のところ入所者本人が既に認知症等で判断や意思を伝えることができない状況の人が多く、家族の判断で物事を進めることも多いです。

誰もが好んで老化していくわけではないので家族が最終的に判断することは自然なことですが、そのため様々なことに後悔するケースが出ているのも確かです。

目線を変えてもし自分が入所者の状況になった時のことを考えてみましょう。

例えば、自分は胃瘻造設を希望していなくても伝えれることができずに家族の思いで実行されてしまい、本人はつらい日々を過ごすことになるかもしれません。

自分の人生は自分で決定したいのが人間です。家族の思いが自分の思いと一致していれば問題ないのですが、本人の思いを聞くことができない家族もまた想像以上につらいことを経験することになります。

お互いに納得のいく老後生活になるように人は元気なうちに自分のことはしっかりと家族に伝えておくべきです。

家族は本人の意向を知っておくことで緊急時にも冷静な判断ができるはずなので介護施設に入所する際にも全てをその時の流れに任せるのではなく施設に意向を伝えておくことが重要です。

勿論意向が途中で変わるケースもあるので常日頃から話をするという環境づくりが重要です。自分の意思を周りの人に伝えておき、認知症や身体が不自由になっても自分らしく生活を送りたいですね。