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介護職と看護職の仲が悪いのはなぜ?

介護職と看護職の仲が悪いと感じる人が多いのはこの点から来ていた。職場全体で仲良くやっていくにはこうすれば良い

これから夢を持って介護業界に転職しようとしてこの記事を読んで下さっている皆様、複数の事業所経験があまり無く他の事業所に知り合いがあまりおらず介護職と看護職の仲の悪さに辟易して居心地が悪く転職を考えてこの記事を読んで下さっている皆様、申し訳ありません。

先にあまり耳にしたくないであろう事実をお知らせしてしまう事をお詫びします。

でも、安心して下さいね。この記事では、解決のお手伝いが出来るように職場全体で仲良くやっていくにはどうすれば良いかというヒントもお伝えしますから。

では、上記の耳にしたくないであろうと表現した中身ですが、”圧倒的多数の現場で介護職と看護職の仲が悪いのは、事実”です。

何故介護職と看護職の仲が悪いのか

これは単純明快で、お互いの専門分野に対する理解と敬意を持っていないからです。
カモ丸は「ワーカーさん」という言葉が非常に嫌いで、この言葉を使う看護師に関しては一切信用すらしていません。何故なら見下した言葉であると思うからです。職業に貴賤はありません。それをそれが当たり前だった時代の名残からか看護師の指示の基動く駒と見ているから人を「ワーカー」等と呼ぶのです。
多職種連携が業界内で叫ばれ始めてから何年が経過したでしょうか。いまだに我々介護士は「ワーカーさん」です。
私が現場でよく見聞きする(私だけでなく他の介護職からも)評判の良くない医療職の言動の1つをお伝えします。

カモ丸の実体験

利用者から○○してほしいと頼まれた看護師は「ワーカーさん。Aさんが○○してだって」と言い、スタスタと去って行き、医務室でどうでも良い話を大声でしゃべっています。対して言われた介護士の方は忙しくバタバタ動いている中でこの光景を目にするのです。
そして薬や受診の事を相談しても、口出しするなと言わんばかりの冷やかさ。「仕事もせずに給料泥棒やな」というのが、私の周りに介護職から見た医療職の評価です。そして「利用者の事を見てない」と判断せざるを得ないような的を得ない事を言ってきたりもします。

カモ丸が医療職不信になった原因にはある一件があったのですが、排尿時痛と異常な頻尿を半年以上伝え続けても一切取り合わなかった結果ステージの4の膀胱癌が発覚し既に手遅れの末期でした。普段医療に口出しするなと言うからには落ち度無く完璧に医療を提供しているべきで出来ないのであれば口出しするなという方が筋違いです。

カモ丸が何を言いたいかと言うと、医療と介護の専門性は其々治療と生活です。治療と生活は其々リンクしているのでお互いの専門分野がぶつかり合う事もありますね。このような時にぶつかるのは良いと思います。でも落としどころを毎回片方(通常は医療職ではなく介護職側)が大幅に譲歩していると関係性の悪化は避けられないでしょう。

本人の意思に基づいた治療の優先であれば大いに結構だと思います。しかし、同意を得ずに生活を制限し治療を優先するのはいかがなものかと思います(介護・医療業界の時代の流れを逆行する行いですし)。要介護者本人が置き去りでただ生き永らえさせられるのは亡くなっていないだけで生きているとも言い難いカモ。

多職種連携のメリット

仮に仲の悪さが改善されて風通しが良くなった場合には、お互いの情報共有が仲が悪い状況よりも相当良くなるでしょう。そこで共有される情報は利用者の情報ですから、行き違いが無く過不足のない支援を要介護者が受ける事に繋がります。ひいては事業所の評判になって返ってきます。

医療職に生活面の為に治療面を譲歩してくれというからには、介護職の主張(勿論本人の同意を得た内容であるのは大前提で、あくまでもアボドケイトに留意し本人を置き去りにしない事)を聞いてもらうには筋が通っている事と普段からの信頼関係は不可欠です。いきなり関係改善は無理が有るので、まずお互いの信頼関係を築くところから始められてはいかがしょうか。