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ITマーケターの仕事とは?製品を売るための仕組み作り

ITマーケターの仕事って?

ITエンジニアは職種によって仕事の内容や必要なスキルなどもいろいろ異なります。それぞれの職種の仕事内容について把握しておくことは、自分の適正ややりがいを得られる仕事を見つけるためにも重要です。

ここでは、ITマーケターの仕事内容や必要なスキルについてご紹介します。ITマーケターに興味がある人は参考にしてみてください。

ITマーケターはどんな職種?

企業の仕事は大別すると製品やサービスの企画・開発段階と、販売・提供段階とに分かれます。ITマーケターの仕事はその中間的な存在で、製品を売るための仕組み作りであるマーケティングに携わる仕事になります。特にIT企業においてマーケティングを行う存在がITマーケターであり、販売数を伸ばし自社のブランド力を向上させるために重要な存在です。

ITマーケターの仕事って?

ITマーケターの仕事は、市場や顧客のニーズを分析し、どんな製品を売るか、価格はどうするか、どこでどのような形で提供するか、宣伝はどうするかなどの戦略を組み立てる仕事です。製品を形にするところと宣伝や販売の両方に関わります。

顧客のニーズを満たすために自社のIT製品やITサービスを提供する、つまり製品・サービスの特長と顧客にとってのメリットをリンクさせるというのがITマーケターの仕事の核となります。

具体的にはたとえば以下のような仕事があります。

  • 国内外の市場調査・分析
  • 顧客のニーズ調査・分析
  • 製品・サービスの戦略を検討、関係者と協議
  • 価格の検討
  • 流通や売り方の検討
  • 企画資料の作成
  • セミナーの運営

調査・分析以外の仕事も多く、関係する部署も多岐にわたります。

ITマーケターに求められるものは?

ITマーケターに必要とされるのは、まずはマーケティングのための調査や分析のスキルです。

マーケティング分析の有名な手法は3つあります。1つ目はどんな商品か(Product
)、価格はいくらか(Price)、どこで売るか(Place)、どのように売るか(Promotion)の4つのPの分析です。2つ目は、政治・法律面、経済面、社会・ライフスタイル面、技術面からの4つの分析、そして3つめは顧客(Customer)、ライバル(Competitor)、自社(Company)、協力者(Cooperator)の4つのCの分析です。調査・分析はマーケティングの基本となり、挙げたような手法は自分のものとしている必要があります。

さらに、調査・分析はITマーケターの仕事の基本ですがあくまでも一部であり、他にも求められる能力は数多くあります。製品やサービスが顧客の元へ届くまでのサイクルすべてに関わってくるので、調査・分析結果に沿って具体的なマーケティング戦略をたてる能力、社内外と連携しての研究開発や宣伝やセミナー講演などを行うためのコミュニケーション力、製品の企画・販売サイクルの調整スキルなども必要です。またイメージを形にする構成力も重要です。

今は海外にも販路を求めることが多く、海外をターゲットとした市場調査や海外企業との協力体制のため、語学力も必要なことがあります。

ITマーケターの魅力って?

ITマーケターの仕事の魅力は、自分の立てたマーケティング戦略を元に企画や販売が行われ、そして売上が良かったり自社イメージのアップに貢献したときなどに達成感が得られることです。マーケティングが成功して自社の収益アップになったりライバル製品よりも消費者にとって存在感のある製品となれれば、やりがいを感じられるでしょう。

さらに単に自社製品がよく売れたというだけでなく、顧客のニーズを満たすことができた、お客さまに喜んでもらえたという手応えがあると、自分の仕事に社会的意義を見出せて深い満足感が得られます。顧客の利益が自社の利益とリンクした関係を作ることが、マーケティングの本質なのです。

こんな人にITマーケターはおすすめ

マーケティングは実は地道な仕事です。そのためコツコツと努力を続けられる人の方が向いているでしょう。その上で探究心や開拓心も必要です。

またITマーケターにキャリアの最初から就くことは滅多に無く、ITエンジニアとして現場で働いたりITセールスの仕事に就いた後に転身するケースが大半です。そのため直接マーケティングに関わる仕事に従事していないときでも常に、顧客や市場、その中での自社立ち位置といったマーケティングの視点から見るような習慣があると、ITマーケターに転身しやすいでしょう。