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幼稚園の他にもあるの?保育士の転職活動での「広げ方と選び方」

保育士と幼稚園教諭、2つの免許を持つと広がる「第3の選択肢」

「保育園の先生と幼稚園の先生って、同じような仕事でしょ?」

他業種で働き、保育業界にあまり縁のない友人からの一言です。保育士として働いているうちに、この業界については少しずつ詳しくなってきた気がしますが、意外と「お隣さん」ともいえる幼稚園業界については、知っているようで知らないことがあるものです。

子どもと接する仕事という点では、たしかに保育園の先生も幼稚園の先生も変わらないように見えます。しかし実際にはどのような違いがあるのでしょうか。また隣の芝は青く見えるように、実際のところ幼稚園の先生は、保育士と比べて給料や待遇はいいのでしょうか。

一時気になりだすと、ちゃんと知っておきたい保育士と幼稚園教諭の違いを見ていきましょう。そのうえで、転職先の選び方として、保育園以外に幼稚園や「第三の選択肢」があることをご紹介します。

保育士と幼稚園教諭の違いとは?

小学校に入学する前の子どもたちを預かるという点では、保育士と幼稚園教諭には大きな違いがないように思われがちです。しかし大きな違いとなっているのは、行政上の管轄と必要になる免許です。

保育園

保育士が勤める保育園は、厚生労働省が管轄しています。仕事などで日中に子どもを保育することが困難な保護者に代わり、未就学児を預かるのが保育園です。保育士の役割は、保護者の代わりとなって子どもを保育し、日常生活を援助することです。

幼稚園

幼稚園教諭が勤める幼稚園は、文部科学省が管轄しています。満3歳から小学校に入学するまでの子どもを対象に、「学校」として教育を行うところが幼稚園です。幼稚園教諭は、教育的な役割をもって子どもたちの生活力を高め、その成長を促します。

 
元々は、保育園が生活の場であり、幼稚園が教育の場として区分けされていました。しかし、読み書きを教える保育園があったり、お昼寝をさせる幼稚園があったりと、明確な区分けは見られなくなりました。

最近の傾向としては保育園であっても幼稚園であっても、勤める園によって保育内容や教育内容が変わるということです。免許さえあれば保育園や幼稚園を含めた幅広い選択肢から、希望する条件に合った職場を選ぶこともできるようになっています。

待遇面や気になるお給料の違いとは?

待遇面としては、保育園・幼稚園どちらにも「公立」と「私立」があります。「公立」であれば保育士、幼稚園教諭ともに地方公務員となります。「私立」の場合は、その園が定める待遇で働くことになります。

気になる給料も見ていきましょう。厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査」から平均年収を見ると、保育士では約327万円、幼稚園教諭では約339万円です。

平均年収にすると、幼稚園教諭の方がおよそ10万円高めになっています。しかし、富裕層が通い、高額な年収が支払われている有名私立保育園などの年収も含まれた数値なので、実際には大きな差はないと言えるでしょう。

保育士として働くためには「保育士免許」、幼稚園教諭として働くためには「幼稚園教諭免許」が必要になります。それぞれの養成課程がある学校で取得できますが、最近では「保育士免許」と「幼稚園教諭免許」を同時に取得できる学校も増えてきました。

保育園と幼稚園の差が小さくなったから、幅広い転職先から選べるカモ!

今から幼稚園教諭免許を取得する方法は?

幼稚園教諭として働くためには、「幼稚園教諭免許」が必要になります。保育士免許だけを取得している場合、養成課程のある学校などで、幼稚園教諭免許を新たに取得する必要があります。あらかじめ幼稚園教諭になるためにかかる時間とお金を計算しておきましょう。

ただし平成31年度末までは、保育士免許があり一定の条件を満たせば、幼稚園教諭の免許を取得しやすくなる特例制度があります。一定の条件に該当する場合、この制度を活用して幼稚園教諭免許を取得する方法がオススメです。

保育士免許と幼稚園教諭免許を併せ持つメリットは?

現在、都市部を中心に問題となっているのが、待機児童です。その対策のひとつに、保育園と幼稚園を合わせた「認定こども園」があります。待機児童解消のため、認定こども園を増やしたいのですが、新たな課題が浮き彫りとなっています。

認定こども園には、幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型の4つのタイプがあります。なかでも、幼保連携型の認定こども園で働くためには、保育士免許と幼稚園教諭免許を併せ持つ「保育教諭」である必要があります。

この保育教諭が不足しているというのが、直面している新たな課題です。保育教諭となることによって、「自分が目指す保育」を実現するための選択肢を大きく広げることができるのです。

幼稚園や認定こども園を含めた転職先の選び方

保育士として転職を考えるときに、免許があれば幼稚園や認定こども園も選択肢に入ります。保育現場で子どもと接してきた経験は、幼稚園や認定子ども園でも活かされることでしょう。幼稚園や認定こども園を含めた転職活動をするために、真っ先に意識したいのは「自分が目指す保育」を自分の言葉で言えるようにすることです。

保育園に加えて、幼稚園や認定こども園まで選択肢に入るということは、それだけ多種多様な保育方針・教育方針があるはずです。そのなかで、自分に合った園を探すためには、「自分が目指す保育」ができるかどうかを基準にすると選びやすくなります。

また職場に求める条件も自分のなかで整理しておきます。残業や持ち帰り仕事の量、休日出勤の頻度、交通費や福利厚生の有無など、希望する条件のなかでも優先順位をつけましょう。

幼稚園なども含めて、広い視野で転職活動をしよう!

毎日の忙しさに心身が悲鳴を上げていても、子どもたちに楽しく過ごしてほしいという気持ちだけで踏ん張っている保育士が多くいます。責任感の強い人ほど、その職場だけに目を向けてしまい、他にも園がたくさんあるということを忘れがちです。

最近では幼稚園や認定こども園も、保育士の転職先に入るようになりました。保育園では実現が難しかった「自分の目指す保育」が、幼稚園や認定こども園では実現できるかもしれません。そのチャンスをつかむためには、視野を広げた転職活動を進めることが大切です。

とはいえ幼稚園や認定こども園への転職活動は情報を集めにくく、思うように進まないことがあります。そういうときには、保育士転職エージェントに登録するのがオススメです。あなたが希望する条件の園を紹介して、転職活動を強力にサポートしてくれます。

本当は子どもが好きなのに、つまらない理由で子どもとかかわる仕事そのものを辞めてしまうのは非常に惜しいものです。すべてを諦める前に、一度だけのつもりで転職活動をしてみませんか?自分の希望に合った園で、子どもたちの弾ける笑顔と一緒に楽しく働けるでしょう。