頭ごなしに怒るだけじゃ下のものはついてこない!人を育てる褒めてのばす教育とは
はじめは自分が一番新人だったアルバイトも、続けていくうちに新しい人が入り後輩ができます。後輩ができるということは、自分が先輩として仕事を教えてあげなければいけなくなるということです。
いままでは先輩に教えてもらっていた立場だったのに、急に教える立場になってもどう指導すればいいのかわからないという人は多くいると思います。
指導してもなかなかうまくできない後輩に対して怒ってしまうというのもよくあることです。しかし、頭ごなしに怒っても後輩をうまく教育することはできません。
では、どうすれば後輩をうまく指導することができるのでしょうか。答えは、後輩を褒めてのばすということです。今回は、後輩を褒めてのばす教育教育について紹介していきます。
間違った指導法
正しい指導の方法を知るためには、間違った指導の方法も知っておく必要があります。後輩を指導するときに、どういった指導の仕方が間違いなのかを意識しておけばそういった指導をせずに済むからです。
頭ごなしに怒る
やりがちだけれど間違った指導方法の一つは、後輩を怒るということです。教えたことを後輩がなかなか覚えなかったり実践できなかったりしたときに怒りたくなるのは仕方のないことかもしれませんが、冷静になりましょう。

感情をむき出しにして指導するのではなく、どうすれば覚えてもらえるのか、どうすれば実践できるようになるのかを考えながら指導をするといいカモ
先輩に怒られると、後輩は緊張して萎縮してしまうかもしれません。そうなると焦ってしまい余計に仕事を覚えることができなくなったり、ミスが多くなったりしてしまいます。仕事が嫌になってやめてしまう可能性もあります。
具体的に指示をしない
仕事の説明をするときややってほしいことを指示するときには、なるべく具体的にわかりやすく伝えるようにしましょう。新人はまだ仕事に慣れていないのですから、「この程度説明すればわかる」というラインが自分と同じだと考えてはいけません。
たとえば後輩が何か失敗をしたときに、「これ違うからやり直して」とだけ伝えるのでは抽象的すぎます。
どこをどう間違えていてどのように直せば良いのかを伝えるようにしましょう。
後輩がやったことの細かい部分をチェックして注意するのはやめましょう。後輩が仕事に慣れてきたら細かい部分をチェックするのは良いかもしれませんが、重箱の隅をつつくようなことを言うのは正しい指導とはいえません。
褒めてのばす教育
後輩を指導するときには褒めてのばす教育を心がけましょう。頭ごなしに怒るだけでは後輩はついてきません。後輩を褒めてあげればやる気を出させることができ、上手に指導をすることができるのです。
直接的に相手の良いところを褒める
直接的に相手を褒めるというのは、相手を対象にして褒めるということです。たとえば、「君の仕事は素晴らしいね」と言った具合で褒めます。
直接的に褒めるという方法は、わかりやすい反面言いにくかったり素直に受け取りづらかったり可能性があります。そのため、後輩を褒めたいけど直接的には言いにくいという場合には次の方法を試してみてください。
自分の気持ちを伝えて褒める
先ほど紹介した方法が相手を主語にした褒め方であるのに対して、自分の気持ちを伝えて褒めるというのは自分を主語にして褒める方法です。
先ほどと同じく仕事を覚えるのが早い後輩を褒めるときには「私は、君の仕事は素晴らしいと思うよ」といった具合に褒めます。
自分を主語にすることによって、私はあなたを認めていますよというニュアンスで伝えることができるため、相手も素直に受け取りやすくなります。
そのため、自分の気持ちを伝えて褒めるという方法は、後輩を褒めてのばす教育をするのに適した方法だということです。

なかなか褒めることも難しいことだけど、最初のうちは自然に肯定をしてあげるといいカモ
感謝の言葉を述べる
褒めてのばす教育といっても、文字通り褒めるということをするだけではありません。指導している後輩になにかをしてもらったら感謝の言葉をかけるというのも褒めてのばす教育のひとつです。
後輩がしたことに対してお礼なんて言う必要はないというように考えている人もいるかもしれませんが、褒めてのばす教育をするのであれば後輩に対してもしっかりとお礼をするようにしましょう。
感謝されるということは自分のやったことを認めてもらえるということです。そのため、:感謝をするというのは褒めるというのとは別の行為ですが、褒めるのと同じ効果・影響を与えることができます。
後輩を褒めてのばすためには、後輩に感謝をするということも重要なのです。
まとめ
後輩をうまく指導するためにはどうすればよいのかを紹介しました。後輩に仕事を教えるときのポイントは、だめな指導方法をしないように注意することと、後輩を褒めてのばすことです。
後輩を褒めてのばすためには、後輩に感謝を伝えるということも忘れないようにしましょう。頭ごなしに怒ったりせずに、出来る限り後輩を褒めるようにすれば、あなたもきっと素敵な先輩になれるはずです。ぜひ、実践してみてください。