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ブラック企業はバイトになんで苦行を強いるのか

ブラック企業が苦行を強いる理由と、ブラック企業で絶対働いてはいけない訳

今、巷では「ブラック企業」という言葉が市民権を得ています。ブラック企業とは、違法行為を当たり前に行っている会社を指しますが、一般的には、大量採用し、過重労働・違法労働・パワハラによって次々と離職に追い込む、労働に対し、従業員に常識外の働かせ方をする会社を指します、

具体的には、「21連勤させられた」、「ストレッチ、トイレも禁止」など、普通に考えたら「何を考えているのだ」という苦行をこのようなブラック企業は課します。

出典:キャリコネ

その結果、ネット上では、「不幸自慢」ならぬ「ブラック自慢」をしている様子があちこちで見受けられます。それにしてもどうしてこのような「ブラック企業」は従業員にこのような苦行を貸すのでしょうか。

ブラック企業が従業員にこのような苦行を課す背景や、そのような苦行を課していった結果、何が残るのかについてお話をしたいと思います。

このような会社を判別するのはなかなか難しいかもしれませんが、決してこのような会社では働いてはいけないカモ。

ブラック企業が苦行を課す背景

ブラック企業が従業員になぜこのような無茶苦茶な働かせ方をさせるのでしょうか。答えは仕事が異常に舞い込んできているか、沢山の仕事を獲得したいと思っているかのどちらかです。

そう考えたとき、時間は限られているため、時間の中でたくさんの仕事をさせ、仕事をこなしたいと考えます。

その時に、経営者は何を考えるのかというと、「無駄」をなくすことです。無駄をなくすたには、勤務時間における仕事以外の時間を作らせないことです。

もしくは、1日でも多く従業員を稼働させ、最大限の成果に導くようにさせたいと考えます。

その結果、21連勤、トイレに行かせる5分、ストレッチをする1~2分を業務に充ててしまえば、生産性が上がると考え、このような指示を出します。

ただし、このような経営者は「お金」以外のことは考えていないため、「残業代を支払う」、「社員の健康」や「長期就業」という概念はまるでありません。人間をロボットにしか考えていないということでしょう。

このようなブラック企業があなたのためにならない訳

とはいえ、このような環境で仕事をやり切ったら、自身や能力がつくため、厳しい環境を目指し、あえて門を叩くという変わった方もいらっしゃいます。

自分に対して自信を持っているのか、非常に真面目な方なのだろうと思います。しかし、能力をつけたいと思うのであればこのような企業で働くべきではないということも同時にお話ししたいと思います。

では、なぜ、成長意欲の高い方があえてこのようなハードな環境に飛び込むことを是としないかですが、大きく理由は2つあります。

考える暇がない

生産性をあげるために、もっとも必要なことは「工夫です。」工夫をするためには、あえて考える、振り返るための暇が必要となります。

しかし、このようなブラック企業で働いていると、とにかくヘトヘトになるまで働かせます。

確かに、体で覚える仕事というのが重要なのは一理ありますが、このような働き方をすると「考える」という作業を怠ってしまいます。

疲れるし、ゆとりがなく「改善」や「仕事観の構築」ができなくなります。仕事の能力を上げるためには働き続けるということも大事ですが、考えるというプロセスも大事なのです。

長く働けない

仕事を行う上で、重要なのは「継続性」です。長くやってもダメな人はダメだと考えるかもしれませんが、継続的にやっていくと「感覚」が身に付きます。

感覚は長期的にやってきたからこそ得られる能力ですし、今後転職を考えるにしても、長期就業というのは転職を成功させる意味で非常に重要な要素です。

その長期就業ができない環境はあなたの可能性を狭めてしまうという点でもあなたにとって良い環境であるとは言えないでしょう。

そして、そのようなブラック企業は短期間でダメになる可能性が高いです。上記のように長く働くことができないため、会社にノウハウが蓄積されにくくなります。

ノウハウが継承できないという観点でも成長を求めるうえでプラスには働きません。

いろんな考え方はありますが、ブラック企業の存在は何も生み出さない上に人の人生を壊してしまいます。

働くうえで得られる「仕事観」や「技能」を生み出せないという点でも社会悪と言えるカモ。

まとめ

ブラック企業は、企業家やオーナーのお金をとにかく稼ぎたいというエゴイズムで成り立った社会悪といえる存在です。

もちろん資本主義社会である以上お金を稼ぐということを否定してはいけませんが、労働者の人生を壊して働かせるというその考え方は断じて否定すべきです。

労働者に楽をさせろという事は決して言いませんが誰もが安心して働ける社会の構築を考えた場合、程よい緊張感をもって働ける環境づくりというのは行う必要があります。