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市販薬の風邪薬の効き目って、違いはあるの?どのように選ぶべき?

風邪薬を選択するときは、どのようなことに着目して選んでいますか?タイプ別?目的別?医師がおすすめするのは総合感冒薬だそうですよ。

寒い季節になり、風邪を引いてしまう人が多くなってきています。

感冒の症状が特にひどい、高熱がでていてインフルエンザかもしれないなどのような特別な理由がある場合は、病院を受診する人が多いと思います。

しかし、風邪だなと感じる程度で、病院を受診する人は少ないのではないでしょうか。仕事をしていて、病院を行く時間がないという人もいると思います。

このような場合、薬局で市販の風邪薬を購入する人が多いと思いますが、薬剤師のみなさんはどのような観点に着目して患者さんに市販薬をおすすめしていますでしょうか。

含まれている成分(効果)でしょうか。副作用でしょうか。場合や立場・ポジションによっては、より利益率の高い風邪薬をおすすめすることもあると聞いています。

とある調査によりますと、医師がおすすめする市販薬の風邪薬は、総合の風邪薬という結果があります。

市販薬として購入することができる風邪薬としては、総合の風邪薬、症状に特化した風邪薬、副作用が少ない風邪薬、漢方薬などがありますが、それぞれについて一緒に考えてみましょう。

個別の商品名は、差し控えさせていただきますこと、ご容赦ください。

風邪とは?

まず風邪とは何でしょうか?感冒とも称されますが、それらは疾患、疾患名ではありません。

発熱、頭痛、嘔吐・嘔気、寒気、冷や汗、筋肉痛や関節痛など細菌感染に起因すると推測される、いずれかまたは複数の症状があり、その症状を引き起こす原因となる疾患がないと推測されるに、とりあえず感冒という診断がつけられます。

もちろん、医師はさまざまな部位(咽頭、聴診による肺症状など)を確認することにより、感冒以外の疾患を除外していきます。

ここで理解していただきたいことは、風邪・感冒と断定できる明確なものは存在しないということです。

風邪・感冒以外の疾患の可能性を除外したのちに、風邪・感冒という診断名がつけられていることをご理解ください。ご存知の方も多いとは思いますが。

これを踏まえて、それぞれの風邪薬について考えてみたいと思います。

総合の風邪薬

医師がおすすめする一番の風邪薬は、総合の風邪薬です。なぜなら、その理由はすでに上記でおおまかにご説明しておりますが、2つあります。

まず1つとして、原因がわからないので、真の対処方法がない。もう1つは、このような感冒様症状は、自己免疫が発揮しない合併症を併発している、そのような医薬品を服用しているケースを除くと、基本的に自己免疫によって治癒できるものであり、時間の経過で治癒できるものであり、特別な治療を必要としない。

総合しますと、治療薬はないが時間経過で治癒するため、特別の治療薬を必要としない。

そのため、現在の不快の症状を対処するための医薬品が必要。そのため、オールマイティの症状をカバーできる総合の風邪薬がおすすめというわけです。

症状に特化した風邪薬

総合の風邪薬をベースにして、特に強い症状を抑えるための有効成分を多く配合した医薬品です。例えば、鼻炎症状、発熱症状、胃腸症状などをより効果的に抑える風邪薬が販売されています。

このような風邪薬は、お仕事を休むことができない方におすすめです。職業の特性によっては、他の症状があっても何とかやっていけるが、この症状があると大きく差し支えるというケースもあります。

このようなケースでは症状に特化した風邪薬がおすすめです。

副作用が少ない風邪薬

副作用が少ない風邪薬は、上記症状に特化した風邪薬とは反対の考え方です。風邪薬に良く認められる副作用としては、眠気があります。

眠気=眠い。それだけと考えている人もいるかもしれませんが、実際は違います。経験がある人からお分かりかと思います。

副作用として認められる眠気とは、眠気はもちろんですが、その前に頭がボーっとし、意識が朦朧とすることです。場合によっては立っていられないこともあります。

お仕事上、このような副作用が困る人もいます。例えば、車の運転などのように人の移動を手助けすることを主とする職業、高所での作業が要求される職業、精密・緻密な作業を要求される職業、その他などです。

このようなケースにおいては、副作用が少ない風邪薬がおすすめだと言えます。

漢方薬

漢方薬の中で、風邪薬として使用されるものとしては「葛根湯」があります。

まず漢方薬は、西洋医学に基づく医薬品とは根本的に異なります。西洋医学は、解明された体のメカニズムより、そのメカニズムに応じた医薬品や治療方法を使用することです。

一方漢方薬を代表とする東洋医学は、体の陰陽を基本として考えています。東洋医学の考え方は詳しく説明すると非常に奥深いので割愛します。

簡単にご説明します。本来のものとは若干ことなる部分もありますが、大まかには次のとおりと理解しております。

臓器や部位に何も異常のない常態を正常な状態、それよりも機能が低下した状態を陰、上昇した状態を陽といいます。ただし、機能が上昇した状態が必ず良い、低下した状態が必ず悪いということではありません。その逆もあります。

漢方薬は、何かの原因によって上下した状態を、正常な状態に戻す、あるいはさらに促進する作用があります。簡単には免疫作用を高めるということで、ご理解いただければ問題ありません。

漢方薬は、劇的な効果をもたらすことはすくないですが、その一方副作用が少なく、徐々に効果をもたらしてくれます。

市販の風邪薬といっても、今は非常に多く販売されており、薬剤師さんはとても大変だカモ。

でも、患者さんが困っているのだから、それに応えるのが薬剤師の使命なのだから、それをしっかりと理解して、適切なアドバイスと販売をしなければならないと思うのだカモ。

患者さんの希望をしっかり聞くことが重要

風邪の症状は1つではありません。患者さんが求めることは、仕事の都合などもあり、画一的なものではありません。

市販の風邪薬を患者さんにおすすめするときに重要なことは、何を一番目的にしているのか、この風邪薬を服用して不具合がないのか(リスクがないのか)、その他希望をしっかり聞くことではないでしょうか。

その大前提として、その医薬品の知識をしっかりと持つことはいうまでもないことだと思います。

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