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そのままでは言えない転職理由の本音は、上手に変換すれば正当な理由になる

本音を言っても大丈夫!少しのコツで転職理由は大きく変化する

転職理由を上手に変換

転職準備で最も力を入れておきたいのが「転職理由」です。転職理由には、その人の仕事に対する考え方や人との関わり方、性格的な傾向など、様々な事柄を理解するのに役立つ情報がぎっしりと詰まっているので、面接官は一歩も二歩も踏み込んで事情を知ろうとするでしょう。そこでほとんどの人が悩むのが、「本音」を言うべきか言わざるべきかというところです。

「個人的な事情」など、仕事とは直接関係がない事情でもない限り、「前職になんの不満もなくて順調そのものです!」という人が転職するとは採用する側も思っていません。

また、転職理由の本音にはネガティブな事情が関係していることも容易に予測できます。さらに言えば、本音をうまく言い換える工夫をしてきていることもわかっています。相手がそこまでわかっているならば、正々堂々と本音で勝負した方がいいことは明らかです。あとは、いかにその本音をスマートに言い換えるかを考えればいいのです。

転職理由の本音で多い「人間関係」

転職理由の本音で最も多いとも言われているのが人間関係です。「上司のやり方が気に入らない」「同僚と気が合わない」「職場の雰囲気が悪い」「嫌いな人がいる」など本音を言えばキリがないほど不満を抱えている人もいることでしょう。

しかし、人間関係の問題は、どんな職場でも少なからずあることなので、転職することで問題から逃げてしまうと、次もまた同じ不満が理由で転職したくなってしまい、キャリア形成の妨げにもなってしまいます。ただし、人間関係に悩む人の中には、ハラスメントが絡む深刻な問題を抱えている人も大勢います。

そのような場合には、心身がボロボロになるまで我慢せず、身を守るために転職した方がいいこともあるでしょう。

どのような理由にせよ、人間関係が原因で転職を考えるようになると、面接でその理由をどう説明するかが新たな悩みのタネになります。転職理由は本音を話すのが基本ですが、「人間関係に問題がありました」とそのまま話せば、面接官の心象を悪くしてしまうことは明らかです。

しかし、人間関係の問題が完全なタブーということではなく、言い方を工夫すれば正当な理由にもなるのです。

人間関係の問題はとても言いにくいですが、言葉を濁したり含みをもたせたりせず、言い方をよく考えてしっかり伝えた方が好印象につながるよ

まずは「人」への不満から「人がもたらす事柄」へと変換する

上司や同僚が嫌だと思うなら、まずは「なぜ」嫌なのかをじっくり考えてみましょう。仕事を山のように押し付けてくるからでしょうか、理不尽な叱責ばかりだからでしょうか、やる気のない同僚の仕事までカバーさせられるからでしょうか。理由は人それぞれ違うかもしれませんが、まずは思いつく限り書き出してみましょう。

自分は何を望んでいたのかを書き出す

不満な点を全て書き出したら、次は自分がどうして欲しかったのかを考えてみましょう。「マネジメント力ある上司に自分の能力をしっかりと見極めてもらい、最大限のパフォーマンスができるよう導いてもらいたかった」「叱責されるなら、納得できる正当な理由でそうしてもらいたかった」「同僚にもっとしっかり仕事をしてもらいたかった」など、こうだったら良かったのにと思うことをできるだけ多く書き出してみます。

問題が改善されたら自分は何をしたいかを書き出す

次に、もしも状況が改善されたら自分はどう行動したいと思うかを考えましょう。「自分の持っている力を活用してもらえる環境で働いて、もっと会社に貢献したい」「経験豊富な上司の指導のもと、さらに成長していきたい」「チームワークが良くて活気のある職場で働きたい」など、この段階になると、過去ではなく未来を見据えた内容に変化することがわかると思います。

「不満」の背景には「こうだったらいいのに」という気持ちが隠れているもの。不満が妨げてしまっていた「やりたいこと」が見つかれば、自然と転職への期待も高まって、ポジティブな理由が思いつくカモしれないよ

「新卒の就職」と「転職」では求められていることが違う

転職するのだから前職のことはもう忘れたいと思うかもしれませんが、転職先にしてみると、前職へ入社してから退職するまでの経緯はその人を知るために不可欠な情報です。中途採用をするということは、社会人経験のまだない新卒を1から育成するためではなく、即戦力となる人材やその企業にはないスキルを持った人材を新たに取り入れたいということを意味しています。

そのため、転職理由から「人間関係の悩みから解放されて、新しい職場でやり直そう」という気持ちしか見えてこないようだと、人材としての魅力は伝えられないでしょう。

前職で身につけてきたスキルや経験は、次に入社する会社への「お土産」みたいなものカモ

「この会社で働きたい!」という気持ちが大切

転職理由にまつわるネガティブな本音は、最初からひとつひとつ段階を追って考えていくことによって正当な転職理由に変換することができます。そのようにして入念に準備した転職理由は、企業側にしっかり説明して理解してもらいたいと思うかもしれませんが、企業側が本当に知りたいのは、転職理由そのものではなく、理由から見えてくるその人の本質です。

面接官は、人間関係の問題から逃れて環境を変えたいだけではなく、「この会社で働きたい」という気持ちがあるのかどうかに注目します。そのため、転職の理由を「前職を退職するまでの経緯の説明」で終わらせてしまうのではなく、「だからこの企業で働きたい」ということを最後に強調できるものにする必要があるのです。

「この人にウチの会社にぜひ来てもらいたい!」と言われれば嬉しいように、「この会社だからこそ入りたい!」と言われれば企業も嬉しいカモしれないね