1. ホーム
  2. 看護師転職マニュアル
  3. ≫看護師四年目。困難を乗り越えて一人前になったはずなのに辞めたくなる理由とは

看護師四年目。困難を乗り越えて一人前になったはずなのに辞めたくなる理由とは

一人前になったからこその悩みとは?四年目は転職しやすいって本当?
4年目の転職

丸三年働き、通説では一人前の看護師と呼ばれるようになる四年目。ようやくひと山越えた!これからも頑張るぞ!と考えると思いきや、四年目で転職・退職を考える看護師さんはかなり多いそうです。今回は、そんな看護師四年目で辞めたくなる理由や転職についてまとめていきたいと思います。 

看護師四年目の辞めたい理由 


やっと一人前になれたと思える四年目ですが、裏を返せば初期教育を終えて”ひと区切りついたとき”とも言えるわけです。新しい立場や更に難易度の上がる業務に悩んだり、キリが良いから職場を離れることを決めたり…実は四年目だからこそ、転職や退職を考える方が多いのです。四年目の看護師が辞めたくなる理由について、代表的なものを挙げていきます。

新しく増えた業務が辛い

 

四年目といいますと、プリセプターや日替わりリーダー業務を任されたり、職場内の重要な委員会や係が回ってくるようになる時期です。

新しい仕事が回ってくるということは、その分責任も重くなるということになります。特にリーダー業務は、先輩後輩関係なしに看護師たちをまとめ上げなくてはいけないので、辛いと感じる方が多いようです。それらのプレッシャーに耐えきれなくなり、辞めたくなってしまうのです。 

人間関係の悩み


前項の新しく増えた業務に関連して、新たな人間関係の悩みが発生する可能性があります。プリセプティとの関係で悩んだり、先輩と後輩の板挟みになったり、リーダー業務で上司や医師、他部署のスタッフと関わることが増えたりと、今まで以上に広がった人間関係で働いていかなくてはいけません。

さらに総合病院などでは、四年目前後で最初の人事異動があるところが多いそうです。そうなると、看護師としては一人前になれたけど、また新しい部署の業務を覚えなければならず、多大なストレスを感じて辞めたくなる危険性があります。 

キリが良いので巣立ちたい


一人前と言われるところまで最初の職場で育ててもらい、四年目のタイミングで新たな職場や学校などに旅立つケースです。給与や賞与といった待遇の面で、より良い職場を目指して転職する場合もあります。 

結婚・妊娠・出産

 

四年目は看護師として一区切りつけるのも、結婚や出産の時期に選ぶにも、非常に良いタイミングだと考えられます。 

四年目の転職って大丈夫?

 

大丈夫です。人手不足の看護業界ですから、三年間の看護師経験は非常に重宝され、再就職にも有利です。

転職の際、経験が浅すぎると「すぐ辞めてしまうかも」「即戦力としては期待できないかも」と、経験が長すぎると「融通が利かなくて扱いにくいかも」と先入観で思われてしまう可能性があります(実際は人によりけりですけどね)。その点、四年目というのは「即戦力にもなるし、育成もしていける」ちょうど良い頃合いなのです。

結婚・妊娠・出産を機に退職するケースでも「とりあえず丸三年は働いたから、次も就職しやすいだろう」と考えて、四年目あたりでの退職を調整する方が少なくないようです。 

四年目で病棟を離れるのはまだ早い? 


総合病院で働く新人看護師の場合、基礎を総合的に学べるという理由で病棟に配属されることが多いです。四年目になっても、まだ病棟にいた方が良いのでしょうか?もちろん病棟で学べることは、まだまだたくさんあります。しかし、四年目になったら新しいことに挑戦してみるのもアリです!前述したように四年目前後は部署異動が検討される時期なのです。

「新しいことをやってみたい、違う部署で働いてみたい。でも自分の力量はどうだろうか?まだ同じ部署に留まった方が良いのかな?」そんなふうにお悩みの方は、話しやすい先輩や上司に相談してみるのがおすすめです。客観的にあなたの力を評価してくれると思いますよ。 

<実録>退職金のはなし


実は筆者は、看護師四年目の年度末をもって総合病院を退職・転職した経験があります。気になるのは退職金の額です。

丸四年働いたし、結構もらえるかもと期待していたのですが…支給されたのは月給一か月分ほどで、元職場の退職金では最安ランクでした。よくよく職場の就業規則(※各職場オリジナルの労働に関するルールブック)を読んでみると、「退職金の支給は勤続3年以上から。さらに入職後半年まではノーカウント。」のようなことが書いてありました。

あと半年早く辞めていたら退職金はゼロだった、もらえて良かった…!と震えました。退職金の規定については、職場によって完全に異なりますので、職場にある就業規則をご確認ください。私のように冷汗をかくことがないよう、事前に読んでおきましょう。  

区切りがつくゆえに変化の多い時期、四年目。新しいことに対処していくのはストレスを感じることですが、その分成長できるチャンスでもあります。現状を維持しつつ自分に磨きをかけるのも、思い切って違うステージへ進むのも良いでしょう。ベストな選択ができますように!

著者:看護師ユミ
看護師として数年勤務後、結婚を機に引退。転職経験も数回あります。現在は海外を拠点に生活しています。