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専業主婦からハローワークを使い整形外科単科病院に復職

転職時のプロフィールと転職内容

私は、愛媛県在住の29歳女性です。
准看護師の資格を地元で取得し、県外の専門課程のある看護専門学校を卒業し、国家試験に合格した後に地元に帰り、公立病院の看護師として勤務していました。救命救急センターで勤務し、一年半が経過した頃、結婚をする為に退職しました。退職後、専業主婦として家事をする毎日を予測していましたが、家事だけをする毎日に楽しさが無く、せっかく看護師の資格を持っているのに、手持無沙汰な感じが苦痛でした。その為に、そうは忙しくない火事との両立が出来るような医療機関への就職を考えるようになりました。


転職前と転職後

転職前
転職前は、公務員で初任と言う事でそう給与はよくありません。第二看護学科卒業なので、看護師としては最も給与が安い17万円程度でした。休暇は、すぐに有給が10日付けられ、体調不良や病気等の際に、休暇取得はさせて貰えていました。勤務は、三交代制で、日勤、準夜勤、深夜勤で日勤深夜という勤務形態が多く、いつも病院にいるような感覚でした。休日は、シフト制で希望は月に1回から2回は聞いてもらえます。ですが、新人や若い看護師はあまり希望が聞き入れられにくい状態です。週休二日と、祝日分を代休と言う形で取得すること、夏季休暇や年末年始も振替で取得していました。なので、月平均の出勤回数は19日程度でした。救命病棟勤務は、看護師の勤務人数が多く、一日受け持ち二人程度と他の病問うよりは看護人数は少ない状態です。遣り甲斐はありましたが、体力的にはハードで、受傷が多く、精神的にもきついものがありました。結婚した後に継続するような力は無いと判断し退職しました。


転職後
ハローワークに登録し、のんびりと働けるような医療機関をと考え就職活動をしました。地方で看護師の手が足りておらず、どこでも求人がある状態で、就職活動は簡単に行えました。地域でよく知られる整形外科単科病院に就職することとなりました。給与は、基本給19万円、夜勤手当1万円、交通費の支給がありました。勤務形態は、完全週休二日制で、就職三カ月後より有給10日が与えられました。病気や使用により有給取得は良好な職場でした。勤務形態は、二交代制で、一病棟に約30床ちょっとで、計70床の人数を二病棟、看護師二人ずつで看護していました。



転職前の仕事はどんなでしたか?

転職前は、救命救急センターの集中治療室勤務を行い、初療から超急性期の看護を経験しました。

急性心筋梗塞、脳血管障害、急性腎症、消化管破裂、重症熱傷、呼吸不全などの疾患を経験し、高度医療を担当していました。二人程度の受け持ちと、24時間365日救急受け入れを行っていた為、救急搬入時の受け入れや、処置後の集中治療室の受け入れと、集中治療室から他病棟へ転棟の対応を行いました。重症な方が多く、食事、排泄、移動、更衣など、日常生活支援も多く検査や医療的処置も多い現場でした。

病床数は、8床で、日勤看護師7名程度、夜勤は4名程度で勤務し、救急当番日には、フリーの看護師を増やして勤務していました。勤務時間は、日勤8:30から17:15分、準夜勤16:30から1:00、深夜勤0:30から9:15までで、超過勤務も多く、一日平均二時間程度の残業がありました。委員会やカンファレンス、病棟会議も多く、休みの日でも多く病棟を訪れることが多かったです。

超過勤務や休日出勤は、30分単位で超過勤務手当が出ていました。給与自体は、17万円程度で、近隣に居住していた為、交通費は無く、夜勤手当は準夜勤2500円程度、深夜勤は2700円程度を一回とし、月に計八回の夜勤手当がついて、手取り18万円から19万円程度です。ボーナスは、3.95カ月分で約年間50万円程度貰えていました。

大体の勤務は決まっており、日勤→深夜→準夜勤→休みなどのパターン化された勤務が多く、夏季休暇や誕生日休暇、正月休暇も公務員と言う事でしっかりと貰え、休日出勤は多いものの、平日や普段日の休日はしっかりと貰えていました。

電子カルテを導入したのですが、救命病棟と言う事で急な指示変更や状態変化により塩湯される薬剤の変更や指示、指示の変更が多く、日々の看護記録や看護計画等は電子カルテを使用していましたが、指示関係は紙カルテのまま業務を遂行していました。

看護記録についても、個別性や状態変化が多く、クリニカルパスやテンプレートのある看護計画は少なく、入床された方には、個々に一つ一つ計画立案し、その為に残業が多くなる事も多々ありました。

職場自体にも、男性以外は独身が多く、結婚すると退職したり、別の部署に異動を申し出る人が多い現状がありました。


転職理由・動機は?

転職の理由は、結婚退職です。

遣り甲斐があり、継続して勤務したかったのですが、旦那の職場の関係上、引っ越しを余儀なくされ、やむをえず退職することとなりました。
系列病院への異動や転職も進められましたが、そこの病院の人間関係は厳しいと噂があったし、残業も多く、また、人手不足と言う話も聞いていた為、家庭との両立は難しいと判断しお断りしました。

そして、結婚後は専業主婦で家事をする毎日を送る予定でした。その方が家庭円満でゆったりとした暮らしができるのではないかと考えていました。

しかし、いざ家庭に入ってみると、家事をしたらあとはお役目が無く、誰と時間をつぶせることもなく、暇と刺激のなさを嘆くようになりました。これまで忙しく仕事をしていた自分が、無かったように感じ、無力感や活気のなさを苦痛に感じるようになりました。せっかく看護師の資格をとったのに、たった一年半程度で辞めてしまう事に交換を感じ、転職をしようと考えるようになりました。

それは、これまでの様な忙しい職場ではなく、出来れば家庭との両立が出来るような、また、もし子供が出来ても働き続けられるようなワーク・ライフ・バランスの整った、家庭持ちの看護師に理解があるような職場が良いと考えていました。出来れば、夜勤は二交代制で、残業が少なく、体力的にも精神的にもゆとりある仕事先を希望していました。


転職活動の様子を教えて下さい

まず、転職に際しハローワークに登録しました。そして、ハローワークにある求人を元に就職活動を開始しました。地元で友人も看護師としてはたらいている子もいて、その友人たちに相談し、情報収集もしました。そして、地元の整形外科の70床の単科病院を見つけることが出来ました。

そこは、大腿骨頸部骨折の人工骨頭置換術や大腿骨転子部骨折のガンマネイル置換術、ばね指の手術など、簡単な手術に対応し、まだ、急性期の看護に興味のあった私には、是非経験したい病院でした。

友人にその病院の評判を聞くと、友人の姉さんが勤務しており、働き易く、有給もとりやすいし、家庭持ちの人も夜勤をしたり、夜勤が難しくなれば日勤常勤も可能であると聞きました。

そこで、家庭を持っても働き易く、急性期と療養、回復期あらゆる段階を経験できる良いチャンスと考え、ハローワークを通して就職することに決めました。


転職後の様子を教えて下さい

整形外科病棟の看護師としての勤務ですが、高齢者が非常に多く、大腿骨頸部骨折の人工骨頭置換術、大腿骨転子部骨折によるガンマネイル置換術、ばね指の手術などの手術介助に入る事もあります。また、近隣の総合病院での人工膝関節やじん帯縫合、アキレス腱断裂などの手術後の回復期リハビリテーション、リハビリテーション後の療養病棟、医療や介護療養病棟を有する病院です。回復期にある患者さんのリハビリ介助や創傷処置、日常生活支援と退院調整を行います。

また、高齢者が多く、介護保険への調整や在宅復帰への支援も行います。高齢者には、日常生活支援も多く、おむつ交換、清拭、入浴介助なども行います。数年前までは看護学生を登用していたようですが、その制度を廃止した為、看護師が患者さんの療養から診療のお世話までを担当します。
外来部門、一病棟、二病棟とあり、三カ月単位でローテーションを行い、マンネリ化対策をされていました。

給与は、19万円の基本給に交通費数千円、夜勤手当一回に付き1万円が支払われ、手取りにして大体23万円程度、ボーナスは年間三カ月程度の支給がありました。勤務時間は、朝9:00から18:00、当直が17:00から9:00までとされています。

仮眠は一時間あり、ベッドでの休憩が可能でした。家庭持ちが多く、日勤も夜勤も共に残業は全くありませんでした。外来勤務では、患者さんの診察の介助や検査への移送、医師の指示による処置や治療の介助を多名います。一病棟は、急性期病棟で手術後や傷病直後の患者さん、認知症で安静が守れない患者さん等、落ち着けない、目を話せない患者さんが多く入院されます。

二病棟は、リハビリテーション期、慢性期、療養病床となり、比較的落ち着いている人や、退院前の患者さんが多く入院されます。委員会活動や休日出勤は活発ではなく、子供や家庭の事情により急に休暇を取らなければならなくなっても、嫌な顔せずみんなが協力的です。アットホームな感じで、助け合いながら勤務している職場で、妊娠に関しても「新婚さんなら、絶対子供をうむべきだ」と協力的でした。職場中も良く、少し院長は性格上不機嫌になることがありますが、おおむね楽しく仕事が出来ました。


転職して良かったと思うことは?

転職して良かった事は、やはり家事ばかりで退屈していた日々を終えられたことです。看護をする事が楽しく、家事も十分に可能である勤務や職場環境は、無理なく仕事を継続する事が出来ました。急な体調不良にも理解的で、職員全員で看護している感じが遣り甲斐も充実感ももたらしました。

また、急性期で働きたい考えにも叶う職場で、救命センターの経験を生かしながら、これまで経験したことが無い手術室にも入ることができ、自分の知らない世界を満喫、経験する事が出来ました。そんな職場であった為に、やっぱり自分は看護が好きだと改めて看護をする喜びを感じることが出来ました。そんなところも転職して良かったと思う事です。

そして、高齢者が多い職場であり、コミュニケーションや人と関わることの楽しみ、「ありがとう」の声や、感謝を伝えられる事も多く、仕事がこんなにも楽しい、これまで救命で忙しく、日々を振り返る暇さえなかった状態を変え、看護を振り返ったり、火事との両立で日頃の生活を振り返る余裕が出来たことも此処に就職して余暇っらと思うところです。


逆に転職して悪かったと思うこと

転職に関して悪かったと思う事はありません。仕事が楽しく、看護を好きと思えたことが何よりも財産と感じていました。しかし、あえて言うのであれば、退職理由となった流産の経験です。やはり、高齢者が多く肉体労働になることが多く、身体に無理がたたり流産を経験しました。職場自体はよく、休暇を貰って復帰しようとも思いましたが、やはり心がたて治らず退職することとなりました。でも、流産は結果であり、此処に就職したから特別キツイ仕事であったと言う事もなく、転職には後悔はありません。


最後に今回の転職を振り返ってみてどうでしたか?

これから転職を考える人に対して、転職をする際には、その希望先の情報収集が大切です。ハローワークでは、その職場の求人情報を伝えられることはあっても、内情や不足情報が多いと考えられます。よって、分からないこと、気になる事を解決できない事もあります。

私の場合には、友人や知人から情報収集し、疑問や不安を解消して就職する事が出来ましたが、友人や知人が医療関係やその病院について知っている事が無ければ、その職場の情報は手薄となります。

自分の就職しようとする職場の内情や環境、自分の適性について十分に知りたいのであれば、看護師転職サイトの利用も考慮するといいと思います。
最近では、病院のインターネットやウェブサイトで病院紹介している医療機関も多くあります。そこに、人手不足とか、負になるような情報は無いでしょうが、どのような医療や看護をしているのかを記載されていることが多くあります。

インターネットやウェブサイトの閲覧で情報収集したり、その病院の口コミサイトを見て、患者さんや利用者の声を参考にする事も転職成功に効果をあげます。

給与や勤務時間や勤務形態をしっかりと知り、その職場の有給取得率や家庭との両立のイメージのつく職場、自分が目指す看護を実践出来る環境であるかは、積極的に自分で情報収集しようとする姿勢が無ければ確認や情報収集は難しいのが、ハローワークでの就職の難点だと思います。時には、就職希望の職場を見舞い客のように訪問し、雰囲気や環境を身に行ってみることもお勧めです。