当サイトには広告・プロモーションが含まれています。

シングルマザーやシングルファザーは夜勤できる?日勤の職場に転職すべき?

ひとり親家庭を守る看護師の事情

シングルマザーやシングルファザーとして、お子さんを育てている看護師さん。夜勤はどうされていますか?夜勤ありの看護師の収入なら、ひとり親家庭であっても子供を養育することができそうです。
しかし、不規則な看護師の勤務ですから、上手くいかないこともあるようです。今回はシングルマザーやシングルファザーの看護師さんの夜勤事情について考えていきたいと思います。

看護師は離婚率が高い?!

シングルマザーやシングルファザーになった経緯は人それぞれですが、ここでは看護師の離婚の話を取り上げてみます。看護師で離婚されている方って、結構多いイメージがありませんか?今や5組あたり1組が離婚するともいわれる時代ですから、看護師に限らず多いともいえますが。

”看護師の離婚率が高い疑惑”の背景には、平均よりも収入が多いこと、シフト制の勤務で夫婦のすれ違いが多いこと、仕事で忙しく家事が回らなくなるなどの理由があると言われています。

シングルマザー・シングルファザーは夜勤できる?

二交替制の場合、夜勤の労働時間は夕方から翌午前中までの16時間ほどになります。三交代制の場合も、準夜勤・深夜勤では夜に家を開けることになります。小さなお子さんはもちろん、ある程度大きいお子さんであっても、夜に一人で留守番してもらうのは不安ですよね。

シングルマザーやシングルファザーの看護師さんが夜勤をするためには、勤務中にお子さんを見てくれる人が不可欠です。近くに住んでいる家族や親類に預かってもらうか、保育所を利用することになるでしょう。

もし職場に24時間の院内保育所があれば一番安心です。ところが24時間対応の院内保育所どころか、院内や病院の近くに保育所がないことも多々あります。夜勤前後に遠くの保育所まで送迎するのも大変ですし、寝不足の状態で自動車の長距離運転は危険です。また、保育代がかさんでしまっては、お子さんを預けてまで夜勤をする意味がなくなってしまうので悩むところです。

シングルマザーやシングルファザーの看護師さんが夜勤をするためには、家族や親類で預かってもらえるか、夜勤のときには保育料が高額にならない、近くの保育所で預かってもらえるか、ここが重要なポイントになるようです。

夜勤前後の子育ての悩み

夜勤前後は睡眠をとって体力を温存したり、出勤の準備をしたりしながらゆっくり過ごしたいものです。けれどもお子さんがいると、なかなか難しいことです。お子さんをお持ちの看護師さんたちは、本当によくやっていらっしゃると思います。

子供と一緒に過ごしたいとは思うけど、疲れているしとても眠いしで、イライラすることもあるでしょう。子供にちゃんと向き合えなくて自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。

お子さんも、お母さん・お父さんはお仕事で大変なんだとわかっている年頃だったとしても、寂しく思うかもしれません。生活のため働かなくてはいけないけれど、親も子も辛いときがありますね。

思いきって日勤のみにしてみた!

夜勤をすることが難しい、子供と過ごす時間を大切にしたいといった理由から、日勤専従になったり、日勤のみの職場に転職する決断をされる方もいるカモ。その際のメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

子供とゆっくり過ごせる時間が増えることが最大のメリットです。日勤であれば夜は確実に一緒に過ごせますし、日勤だけの職場の中には平日勤務のところが多いため、週末に出かけることもできます。子育てを優先しつつ、仕事も続けられる。ライフワークバランスをとることができます。

デメリット

なんといってもお金の問題です。お金がないと生活できません。看護師の基本給は意外にも高くなく、夜勤手当や残業手当を足して初めて”高給取り”と呼ばれる程度になります。つまり夜勤をしないとなると、夜勤手当がなくなり、収入が大幅に減る可能性大です。

これまでの貯蓄である程度は乗り切ることができるかもしれませんが、貯蓄はいつか尽きます。日勤のみの仕事を選ぶとなると、それまで以上に節約していく覚悟が必要です。

ひとり親家庭に支給される「児童扶養手当」を受給できるかもしれませんが、看護師の所得では(規定より多くて)もらえるかどうか微妙なラインであるようです。ご確認ください。

また、退職・転職の後は税金が心配です。なぜならば、地方税などは前年度の所得で納付額が決定されるからです。つまり転職した年は、高級取り時代の年収から算出された税金を払わなくてはいけないため、かなり家計に影響が出ます。ぜひ覚えておいてください。

夜勤を続ける場合は保育の問題、日勤のみに切り替える場合は収入の問題をクリアしなくてはいけないようです。ご自分とお子さんにとって、ベストな道を選んでください。もっと働きやすい社会になると良いなと思います。

[box_h]著者:看護師ユミ
看護師として数年勤務後、結婚を機に引退。転職経験も数回あります。現在は海外を拠点に生活しています。[/box_h]