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男性看護師について考えてみる

男性看護師について
働きやすい職場は?女性看護師と給料は同じ?
男性看護師
女性の職場とよく言われる看護職ですが、ひと昔前に比べると男性看護師は増加してきています。今や医療関係者でなくとも、男性看護師を見たことがないと言う方は、少ないのではないでしょうか?映画やドラマの影響もあり、かなり認知されてきていると思います。

今回は男性看護師について、働きやすい職場から給与のことまで考えていきたいと思います。


男性看護師ならではの強みは?


まず、腕力・体力・骨格が女性より優れていることでしょう。個人差はありますので決めつけてしまってはいけませんが…。
具体的には患者さんの移乗・移動の際に、腕力と骨格を使って安定した介助ができる(患者さんも安心)、加害傾向のある患者さんを抑えることができるなどが挙げられます。

また、男性だからこそ、患者さんが心を許したり、安心できることもあります。例えば、男性患者さんへの排泄介助や陰部洗浄、導尿といった処置です。特に羞恥心の強い若い患者さんの場合、男性同士の方が気楽だということがあります。

増えてきているとはいえ、男性看護師はまだ少数派です。病棟や外来の人気者になり、患者さんたちを癒してくれている男性看護師さんもいます。

男性看護師が働きやすいと考えられる職場は?

働きやすい職場
前項の男性看護師の強みを考慮し、男性看護師が働きやすいと考えられる職場を挙げていきます。

診療科

●精神科

医療スタッフや他の患者さんなどに暴力をふるったり、暴言を言ったりする状態の患者さんが入院されますから、腕力のある男性看護師は頼りになります。
実際に取り押さえたりしなくても、男性スタッフがいるというだけで抑止力になります。

●手術室、救急部門

体力がある男性看護師は配属されやすい傾向があります。入浴介助のような、女性患者さんが羞恥心から男性看護師を拒否されるケアも少ないですし、麻酔や昏睡状態で意識がない状態なら、羞恥心の問題がやや軽くなるためだと考えられます。

さらに、手術室や救急部門では、集中・緊張している医師が看護師に強くあたるケースもよくあるそうです。
そんなとき男性看護師が一人でもいると、場が収まりそうな感じがしますね。

●泌尿器科

男性患者さんが多い診療科です。男性も女性看護師に対する羞恥心がありますし、逆にセクシャルハラスメントが問題になることもありますから、男性看護師は重宝されます。

●整形外科

ベッド上から動けない患者さん、移動・移乗の介助が必要な患者さんが多いためです。

●透析、耳鼻科、眼科など

入浴介助のような、性差による羞恥心が問題になるケアがありません。

その他

●介護施設

介護関係のスタッフは、看護師に比べると男性の割合が多いです。男性介護スタッフがいる施設なら、男性看護師さんは肩身も狭くならず、のびのびと働けるのではないでしょうか。

男性看護師と女性看護師の給与に差はあるのか?


看護師の給与は、基本給、各種手当、能力給などで構成されています。

基本給は、勤務年数(勤続年数)、資格、最終学歴などで設定されることが多いようです。それに夜勤や残業の回数・時間、診療科による手当(特殊勤務手当・危険業務手当など)が加算されます。

どこにも”性別”は影響しません。

よって、男性看護師と女性看護師の給与に差はありません
しかしながら、上記のように男性看護師は手当が加算されやすい診療科(例えば精神科-危険業務手当、手術室-残業手当)に配属されやすい傾向がありますので、手当の分で若干の差が出る可能性はあります。

まとめ


男性看護師、女性看護師、それぞれに強みがあります。もっと、もっと、男性看護師が働きやすくなり、良いところを活かしあった看護ができるといいなと思います。

著者:看護師ユミ
看護師として数年勤務後、結婚を機に引退。転職経験も数回あります。現在は海外を拠点に生活しています。