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透析部門で働く看護師について

透析部門で働く看護師について
業務内容、メリット・デメリットをまとめました
透析部門
透析室、透析センターなど、血液透析に関する職場(以下、透析部門と表記)についてまとめていきます。ぼんやりとイメージはあるけど、具体的な仕事内容はよくわからないという方も少なくないと思いますので、参考にしていただければ幸いです。

透析部門で働く看護師の業務内容

透析の準備

透析に使用する機械類や薬剤を準備し、患者さんのバイタルサイン測定、体重測定、体調の観察などを行います。

機器類の設定や計算も看護師が行います。当然患者さんによって設定が違いますし、体調によって微調整が必要になることもあります。

透析中の看護

透析中の患者さんは、血圧変動が大きく、気分が悪くなったり急変したりする可能性があります。看護師は定期的に患者さんの状態を把握し、後に起こうることまで予想して対応しなくてはいけません。

穿刺や抜針については、看護師が行う病院・施設も少なくありません。中には医師が行うところもありますし、患者の状況により医師か看護師のどちらが実施するか決めているところもあるようです。 

患者教育

透析は命に関わることですから、患者教育がとても重要になります。透析のことから日常生活の注意点まで、教育の範囲は広いです。

精神的なケア

透析患者さんにとって透析は命綱であり、一生続けなくてはいけないものです。一週間に何度も、長時間の透析に通い続けるということは、不安や苦痛、ストレスが大きいものです。

透析部門で働くメリット・デメリット

メリットデメリット

メリット

●一度仕事を覚えてしまえば、楽になる部分もある

透析の看護は一般的な看護とは全く違うため、機器の使用方法や観察項目、アセスメントのポイント、日常生活での注意点などなど、最初は覚えなくてはいけないことが大量にあります。

透析前・中・後の観察は怠れませんし、機器の調整や急変対応もありますが、基本的なことに関しては一度覚えてしまえば後が楽になります。

●日勤のみの職場もあり、残業が少ない

夜勤がない職場を選べば、体力的な負担を軽くすることが出来ます。おおむねスケジュールが決まっているので、残業も少ないです。

比較的、プライベートや家庭との両立がしやすい部署だと言えます。

●患者さんが固定されている

同じ患者さんと、長期に渡って定期的に接することになります。うまく信頼関係を築くことができれば、以後人間関係については気楽になります。他の病棟や外来であるような、患者さんが変わるたびに人間関係やコミュニケーションで悩むということはなくなります。

デメリット

●覚えなくてはいけないことが膨大

透析は非常に特殊な部門です。就職すると、一から全てを覚え直さなくてはいけないことになるそうです。機械類や計算が苦手だと、辛いのではないかという意見もあります。

●責任が重い

透析は腎臓機能の代わりですから、一歩間違えば患者さんは命の危険にさらされます。急変も起こりやすいです。そんな中でも看護師が判断しなくてはいけないことが多いため、常にプレッシャーがかかります。

●マンネリ化する可能性がある

基本的な業務と、やってくる患者さんはいつも同じです。

●人間関係のトラブルに要注意

患者さんが固定されており、定期的かつ長期の関わりになるため、患者さんとの間にトラブルが起こってしまうとずっと辛くなってしまう危険性があります。

長年透析をしている患者さんは、新入りの看護師より透析や自分自身の体調に詳しく、看護師のことをよく見ています。

●収入が減少する可能性がある

夜勤なし、残業なしの職場では、その手当がない分収入が減ってしまう可能性があります。

まとめ

透析部門は非常に特殊なところであることがわかりました。そのため、合う・合わないが人によって大きく異なるようです。長年透析で働き続ける方もいれば、すぐに辞めてしまう人も多いという情報もあります。特殊な分、「極める」ことのやりがいは大きいでしょう。

ご自分は透析部門が合っているかどうかを見つめ直した上で、就職・転職をお考え下さいね!

著者:看護師ユミ
看護師として数年勤務後、結婚を機に引退。転職経験も数回あります。現在は海外を拠点に生活しています。