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油断禁物!同業界への転職で雑に転職理由を考えるのは失敗のもと


同業界への転職だからこそ気をつけたい具体的な転職理由の考え方

同業界の転職

何より安全第一の転職をしたいなら、同業界の企業を選択するのが一番です。IT業界で働いてきたなら同じIT業界内で転職した方が、それまでの経験を丸ごと生かすことができるので、働く本人も受け入れる企業も安心です。

しかしその一方で、同業界だからこそ気をつけたいこともあります。経験さえあればどこかに転職はできると油断していると、思いがけず苦戦してしまうことも少なくないので、同業界だからこそ入念に準備をして転職活動に臨みたいものです。

面接対策で最も力を入れたいのが転職理由です。採用側としては、即戦力となる同業経験者を求めてはいますが、前職を辞めて同業他社に転職する理由はかなり気にします。では、同業界への転職活動においてどのようなことを考えておけば良いのでしょうか。

同業界への転職は安心感がある

今いる会社をもう辞めたいとは思っても、今の職種や業界に不満がなければ同業他社への転職を考えるようになるのが自然です。同業界であれば細かい業務のやり方に違いはあっても、軸となる部分は同じなので絶対的な安心感があります。

もし転職をしたとしても、働く環境の変化にだけ適応すれば、その後のことはなんとかなると楽観的に考えたくなるのも同業界だからこそかもしれません。

これが異業界への転職となると、仕事の内容も環境も何もかもが変化するので、知らないことへの不安とプレッシャーは同業界への転職と比べても段違いです。また、中途採用なので自分より年下の上司や先輩が多いかもしれません。

しかし、同業界への転職ならば、新しい職場の流儀を教わりつつ、比較的早く自分の居場所を作ることができるはずなので、精神的な負担を最小限に抑えることができるでしょう。

業務や環境のなじみやすさで言えば、やっぱり同業界が一番いいよね。業界に関する知識も経験もあるから、新しい同僚と共通の話題で対等に話すこともできるし、自分の頑張り次第で結果もすぐに出せるからやりがいがあるカモ。

同業界だからこそ転職理由は具体的に

最初に肝に命じておかなければならないのが、同業だからと油断しないことです。同業だから言わなくてもわかるだろうというあうんの呼吸を期待して面接に臨むと、伝えるべき最低限のことすらまともに伝わらない可能性があります。

採用担当者がどこまで専門性に通じているかはわかりませんが、できるだけ具体的にわかりやすく転職理由を述べることは、転職を成功させるための大原則です。

転職理由の答え方を知りたいなら、インターネットで検索すれば山のように情報が出て来ます。ただ、採用担当者もそのことをよくわかっているので、マニュアル通りに無難なことを淡々と話しても響かないかもしれません。

とはいっても、突きつめれば似たような転職理由になってくることはある程度避けられないので、目指すべきはオリジナリティよりも説得力です。説得力ある話をするためには、言葉の選び方はもちろんですが、態度や視線、話し方や声の調子などの総合的な演出力も重要になってくるでしょう。

転職理由の引き出し方

前職が好きでたまらないなら誰も会社を辞めないので、少なからず前職に不満があったであろうことは暗黙の了解です。それでも前職批判を面接で繰り広げてしまう志望者に魅力を感じる採用担当者はいないでしょう。

しかし、採用担当者によっては「同業でいいならわざわざ転職しなくてもいいのでは?」と直球を投げてくる可能性もあります。それに対しては、前職になくて志望先にある特色や環境、キャリアパスなどに魅力を感じたということが理由になるでしょう。

志望先のどこに魅力を感じ、自分の力をどのように生かせるのかについて説得力ある話をするためには、入念な企業研究が欠かせません。採用担当者は、志望者がどのぐらい自社に対する関心を持っているのかを知りたいと思っているので、入手できる限りの情報に目を通し、その企業に「惚れ込む」ことがポイントです。

心から良いと思っていることは熱意として現れやすいので、頭で情報を理解するというよりはより自分ごととして心に刻むように企業研究をするのがおすすめです。

転職理由で多いのが、「転職が自分のプラスになる」という趣旨の内容ですが、収入をはじめとする待遇面が最大関心事だと思われるような内容にすると、会社に対する貢献意欲というよりは自分の利益最優先に見えてしまうので、スキルアップやキャリアアップなどの面でのプラスをアピールし、自分の都合と会社の利益をしっかりリンクさせるようにしましょう。

やむを得ない理由は可能な限り具体的に

親の介護などのやむを得ない事情があると出張や転勤に応じられなくなってしまうので、転職理由としてすんなり認めてもらいやすいのは確かですが、信憑性を疑われないためには中途半端に曖昧な話をするよりも、可能な限り具体的に伝えておいたほうが安全です。

そうすれば、家庭の事情で仕事を休む必要が生じた時に配慮してもらいやすくなるというメリットもあります。

話しすぎには要注意

志望先企業に気に入られたい気持ちから、つい同業である前職のとっておき情報をお土産にしたくなるかもしれませんが、機密情報をすぐにしゃべるということは「自分はおしゃべりな人間なので気をつけてくださいね」と教えているようなものです。

そのような話を聞いた採用担当者は、情報はありがたくいただきつつ信用できない人間ということで不採用にするでしょう。もし前職の内情の深いところに迫る質問をされたなら、「企業機密に関わることなので話すことはできません」と丁寧にお断りしたほうがむしろ好印象です。

限られた短い時間の中でいかに伝えるかは準備の質に比例すると言っても過言ではないよ。同業でも企業規模が違えば仕事の内容も違うから、当然アピールすべきポイントも変わってくるはずだよね。大企業から中小企業へ転職する場合には、大企業プライドが変な形で出ないようにするのも大事。重要なのは、いかに自分が前の職場で有能だったのかを大きく伝えることではなく、有能な社員として働く姿を先方にイメージしてもらえるよう自分について伝えることカモ。

同じ職種への転職

同じ職種への転職で重視されるのが、なぜその企業に応募しようと思ったのかという点です。

もし前職の仕事内容や待遇に不満があっての転職なら、職種が同じだけにまた同じ理由で辞めたいと思うようになるかもしれず、採用するメリットより退職リスクのほうが高いと判断されるからです。

そのため、求められている能力の基準を満たしているだけでなく、志望先の企業に貢献したいという強い気持ちを表す必要があります。

違う職種への転職

プログラマやシステムエンジニア、ネットワークエンジニア、セールスエンジニアなど、同じIT業界内には様々な種類が存在します。

同業界で違う職種へ転職したい場合には、それまで培ってきた経験、知識、スキル全てを別の形で生かすことができるので、仕事内容に違いはあっても新しいことを一から覚える必要はなく、別の知識やスキルを加えていくことでキャリアチェンジが可能になります。

プログラマであれば、プログラミングに関する専門知識にコミュニケーションスキルやマネジメントスキルをプラスして、システムエンジニアやセールスエンジニアなどに転職できるかもしれませんし、アプリ系のシステムエンジニアであれば、インフラ系のネットワークエンジニアになるという選択肢などもあります。

同業界への転職で大切なこと

同業界への転職では、応募先の企業を選んだ理由を含めた転職理由に説得力があることと、前職の退職理由が正当な内容であることがまず土台として重要になってきます。

業界や職種に関係なく転職理由や退職理由は重要なものですが、同業だからこそ重ねて見られる部分も多いので、「収入アップのため」「仕事がつまらない、物足りない」「環境を変えたい」「上司のやり方と合わない」など、自己中心性や甘え、忍耐力の弱さを感じさせるような理由をアピールすることのないようにしましょう。

むしろ、同業だからこそアピールしやすい専門知識や技術力などについて、自分の持っている魅力を最大限かつ効果的にアピールできるよう話を準備しておきましょう。

同業界でも企業によって人材に求めていることが違うから、企業研究を十分に行うための情報収集がすごく大事だよ。転職エージェントには、一般の人が調べても出てこないような企業内部の情報がたくさんあるから、まずは一回相談してみるといいカモ。