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未経験採用で採用される人・採用されない人の違いって?


書類選考段階も含め、選ばれる未経験者の特徴をお伝えします!

未経験採用

一般的に転職活動においては、個人の能力や経験、実績という部分が強く評価されることが当たり前となっておりますが、未経験者採用に関して言うと、業界の知識や経験がないことから、能力自体に大きな差があるわけではなく、ほとんどがやる気や情熱といったポテンシャルを重視した評価基準が設けられています。

もちろん、前職での経験や実績などの能力が全く関係ないと言うわけではありませんが、ポテンシャルが評価の大部分を占めるといっても、過言ではありません。

そうした、どのような求職者であってもポテンシャルというある種のフラットなステージで比べられる中、それでもなぜ、採用される求職者・採用されない求職者が出てきてしまうのでしょうか。実は、採用される求職者同士、そして採用されない求職者同士で、いくつかの共通点があることがわかりました。

この記事では、そのようなそれぞれの違いについて、書類選考の段階から面接の段階に分け、ご紹介します。

書類選考で選ばれる未経験者の特徴って?

ごく稀に選考のスタートがいきなり面接という企業もありますが、まず面接にこぎつけるためには、書類選考というハードルが準備されていることが一般的です。

転職サイトからフォーマット入力した履歴書・職務経歴書をオンラインで提出するか、もしくは原本を郵送して提出するパターンのどちらかで提出するようになっております。この書類選考を無事通過することができた求職者が、実際の面接にチャレンジできます。

では、未経験者でも書類選考で選ばれる求職者には、どのような共通点があるのでしょうか。ここではそれについて、3つのポイントをお伝えします。

文章の流れが綺麗。

最近では履歴書・職務経歴書が手書きでなければならないという風潮が少なくなりました。特にIT業界では、もともとインターネットやオンラインを駆使した業界なので、IT業界に転職を希望している方の多くは、履歴書や職務経歴書をWordやExcelで作成し、印刷して提出していることがほとんどです。

そのため、以前のように「履歴書や職務経歴書は手書きでなくてはならない」という風潮は少なくなり、「文字が汚くて読みづらいから」という理由で選考漏れになることもなくなりました。

しかし、手書きではないが故に「何度も書き直しが気軽に行える」というメリットがある分「文章の流れの綺麗さ」という新しい基準が自然と設けられたことも事実です。

読み手である採用担当者も、読んでいて違和感がない構成で、かつストーリーの組み方が綺麗な文章を見ると、興味を抱き、面接のオファーを送ります。

文章というのは、ただ文字を敷き詰めたり、ボリュームを出せばいいというものではありません。「、」「。」「・」などの記号を適切に駆使しながらしっかり読み手のことを考え、ストレスのない流れや構成を作り表現することができれば、書類選考の時点で落とされる確率は非常に少なくなるでしょう。

写真がプロ仕様の綺麗なもの。

書類選考の段階では、まだ企業側は求職者の素顔を知っているわけではありません。応募書類提出の段階で、ようやく求職者の顔を見ることになるのですが、この時の写真がもたらす影響は、実は非常に大きいです。

メラビアンの法則によると、人の印象は見た目で50%以上決められてしまうと言われています。それほどまでに第1印象というものは大切で、第1印象が悪いと判断された場合、人はその相手に対し、大きな期待を持つことができないと言われています。

転職活動において、書類の時点で「この人は仕事ができなさそうだな」と思われることは致命傷です。もちろん中身が大切だということは前提ではありますが、それだけの理由で、書類選考を落とされてしまうということもあり得るのです。

もし、証明写真を撮影する場合は、フォトスタジオでプロにお願いして撮影をしてもらうことをおすすめします。少し値段は高くなりますが、プロの機材でアドバイスをもらいながら何度も撮影してくれ、1番いいものを一緒に選んでピックアップすることができます。

また、顔色を明るくしてくれるなどの加工も施してくれます。さらに、その写真のデータを買い取る事ができ、何度でも印刷して使える状態にしてくれます。まず、第1印象の壁を突破するためにも、プロにお願いして撮影してもらいましょう。

職務経歴書内のアピール量が多く、内容が具体的。

職務経歴書には通常、前職がどういった会社で、そこでどのようなお仕事をどれくらいの期間してきたのか、業務内容やそこで得た成果などについて記載します。企業の採用担当者は、それらの情報を見て求職者に魅力を感じることで、ぜひ面接に来てほしいと思います。

また、書類選考で通過する求職者は、この職務経歴に記載する実績や成果の内容に、具体的な自己アピールを含めている事が多いです。アピールの量が多いのは、何かしらの成果を出した経験を全て書いているという意味です。細かく小さな成果であっても、それをあたかも大きな成果のようにアピールしています。

そして具体的な自己アピールというのは、その経験が転職先企業のどのような業務にどう貢献することができるか、という部分まで詳しく記載がされているということです。

自己アピールは求職者から企業の採用担当者に対してするものですが、具体的にイメージできるようにアピールをしなければ、受け取り手の採用担当者が持つ勝手なイメージで判断されてしまい、もしかすると伝えたかった内容において、お互いの中でギャップを生む可能性もあります。

先ほどの写真による第1印象のお話ではありませんが、第1印象の次は、人は第2印象で評価をします。第2印象というのは、その人の持つ能力や実績、性格や特徴など、その人の内面的な魅力のことを指します。転職活動の書類選考における第2印象というのは、この職務経歴書の内容によって評価されます。

自分が行ってきた具体的な活動や、それによって成し得ることのできた具体的な成果、そしてそれを反映させることによって、応募先企業にどのような影響や価値貢献をすることができるのか、それを具体的に記載することで、採用担当者はあなたに会いたい!と思ってくれるでしょう。

書類選考で落とされてしまう未経験者の特徴って?

どんな企業に履歴書や職務経歴書のような応募書類を出しても、書類選考を通過する求職者が存在する一方で、反対にどんな企業からも書類選考の時点で選考漏れになってしまう求職者も少なくはありません。そんな求職者たちが共通して犯してしまっている、書類上でのミスというのは、どのようなものなのでしょうか。

ここでは、書類選考で落とされてしまう求職者たちが犯してしまっているミスについて、3つピックアップしてご紹介いたします。

文章の流れが汚く読みづらい。

前述にもありますが、文章というのは、いくつかの文字と記号によって構成されています。
実は、書類選考で選考漏れを連続させてしまう求職者というのは、この文章の1つ1つの流れが非常に汚く、読みづらい傾向が強くあるのです。

記号は多過ぎると文章としての動線がぎこちなくなりますし、少なすぎると感情の起伏や高低がなくなってしまいます。文章の中にある心地よいリズムが保てず、記号が多すぎたり、反対に少なすぎると、読み手は落ち着いて文章を読むことができません。

少しでも文章の構成がぎこちなかったり、細かい配慮がされていない、読むに耐え難い文章を書いていては、採用担当者も履歴書や職務経歴書を全て見る気にならず、読むことを途中で諦めてしまうのです。そうなると、たくさんの求職者の中で正当に評価されなくなってしまいますし、せっかく提出した応募書類も無駄になってしまいます。

もし、履歴書や職務経歴書が完成した場合、可能であればご家族や友人、転職エージェントなど、自分以外の誰かに読んでいただくことをおすすめします。こうした文章の心地よいリズムというのは、実はなかなか自分ではわかりづらいということも多く、気づかないうちに読みにくいリズムを作ってしまっていることもあるのです。

そうした事態を防ぐためにも、誰かに頼って見てもらうようにしてくださいね。その一手間によって、書類選考の通過率がグッと上がることにもなり兼ねませんので、特に書類選考をなかなか通過できないという方は、その内容も含めて第3者の目に一度通しておいたほうが良いでしょう。

写真があまり綺麗でない。

よく街中で見られるボックス型の証明写真撮影機、これを履歴書の証明写真に利用する事はおすすめしません。理由としては、絶妙な光の加減や修正というものができないからです。表情や写真全体が少し暗くなってしまった場合、プロであれば光を加えて、綺麗に加工してくれるのですが、こうした証明写真撮影機では、こうした細かい加工ができません。

また、証明写真撮影機が、実は最もコストパフォーマンスの悪い撮影方法ということに、多くの方が気づいていません。

こうした撮影方法は、だいたいが4〜6枚程度印刷されて700〜800円が相場になります。しかし、未経験採用の場合、ほとんどの求職者が能力的には差がなく、ポテンシャル採用にもなりますので、あなたよりもポテンシャルの高い求職者が募集人数分いた場合は、あなたが内定をもらう可能性はグッと下がります。

未経験者採用の場合、応募のハードルは低くなることが魅力としてあげられますが、その分選考を通過するハードルは上がることが特徴です。

そんな中で、転職活動が長引き証明写真がなくなってしまった場合、再度撮影が必要となります。つまり、撮影機を何度も利用する事で、プロに撮影してもらうよりも多くのコストが掛かってしまう事になるのです。

プロの撮影というのは、その金額だけ見るとすこし高く感じてしまうかもしれません。それでも数千円で写真のデータまで手に入れる事がで、必要枚数だけ印刷すればいいので、大幅な無駄を生むこともありません。

書類選考の通過率を上げたいと思うのであれば、目先の短期的な金額ばかりを見るのではなく、もっと先の長期的な金額を見て、どちらの方がコストパフォーマンスがいいか、比べてみる視点を持つことが大切です。

職務経歴書のアピールが控えめで少ない。

職務経歴書の目的というのは、ただ単に求職者のこれまでの生い立ちのような社会人経験を書くことではありません。求職者自身が社会人経験の中で、どのような成果を上げ、それをどのような形式で企業に価値貢献をできる人材なのかということを、存分にアピールすることが目的です。

そのため、自己アピールが少ない職務経歴書というものは、そもそも目的を成し得てないただの書類に過ぎないということです。

未経験採用の場合、応募する求職者は非常に数が多くなることもありますし、その求職者のほとんどが能力的には大した差がないことがおおよそではありますが、それぞれ求職者ごとに経験してきた苦悩や、成し得てきた成果には大きな違いが見られます。

少し大げさになっても構いませんので、苦悩と成果のアップダウンのあるストーリーを作り上げ、それを表現することが、職務経歴書を作成する上で求められる要素なのです。

履歴書や職務経歴書のような、応募書類の段階でも企業側はよく見て査定していることがわかったカモ!晴れて書類選考を通過して、いざ面接!となった時には、どのようなことに注意すればいいのかな?

面接で採用される未経験者の特徴って?

転職活動というのは、書類選考だけで全ての過程が終了するわけではございません。もちろん、こうした採用活動において、企業側の採用担当者と、企業を希望する求職者がリアルな場で会い、会話を重ねていく中で、お互いの相性を確かめ合う面接の過程が残されています。

しかし、面接というのは緊張感が大きく影響されることもあり、書類選考に比べてもグッとハードルが上がることがあるため、書類選考は難なく通過することができるのに、面接になるとどうも本領を発揮することができないという方も、少なくはありません。

それでは、未経験採用において、面接を通過する求職者に共通するポイントというのは、一体どのようなものなのでしょうか。ここではそのポイントについて、3つご紹介します。

しっかり目を合わせて話せる。

IT業界では、どのような職種であったとしても、コミュニケーション能力が求められるという特徴があります。そして一般的に、人とコミュニケーションを取る際には、しっかりと目を合わせながら話をすることが求められます。

面接の場合、代表面接などであれば一対一で会話を重ねていくことになりますが、一次面接などの場合であれば、複数の採用担当者が面接を担当することも珍しくはありません。

一対一であれば、そのまま採用担当者の目を見ながら話せば問題ありません。採用担当者が複数いる場合は、全員に対して話すことを意識して、全員の目を交互に自然に見ながら話す事が大切です。

しっかりと目を見て話すことで、採用担当者にはその熱意や本気度を伝えることができ、採用担当者も求職者の話をしっかり聞こうとする姿勢を作るのです。

自分に何ができるかを理解し、伝えることができる。

後述する自己アピールの部分と少し類似する内容ですが、自分に何ができるのかをしっかりと理解し、それをわかりやすく伝えられる求職者は、面接時に採用担当者から好印象を持たれる傾向があります。

反対に、自分に何ができるのかがわかっていないということは、自己分析ができていないという事です。また希望する企業に入った後で、自分がどのような働き方をすれば企業に最も高い価値貢献ができるのかが不明確と判断されかねません。

多くの求職者は、何でもできるようにならなければならないと思いがちで、よく自分のことを過小評価してしまう傾向があります。

しかし、人には誰しも1つは大きな能力や魅力があり、それを活かして、社会人としてどのように活躍することができるのかということを、しっかりと把握しなければなりません。それを把握することが、最も大きな自信とアピールを作り出します。

今までの経験や実績を一旦全部書き出し、それらに共通するポイントを見つけることができれば、それが自分のオンリーワンの強みだということがわかります。そして、それをベースに自分には何ができるかを伝えることで、その能力を欲しいと思った企業から、内定のオファーをもらうことができるのです。

質問の返答に自己アピールが必ず入る。

未経験者採用の場合であっても、企業側から『ぜひ一緒に働いて欲しい!』と言われ、内定のオファーをもらえる求職者というのは、質問への返答に必ず自己アピールを含めながら、採用担当者に返していることがほとんどです。

面接の場では、採用担当者より様々な角度から質問が投げかけられます。ニコニコと笑顔で前向きな質問をすることももちろんありますが、反対に険しい表情で少し鋭い、失敗を突っついたり短所を指摘するかのような質問が投げかけられることもあるのです。

しかし、未経験採用において内定を勝ち取ることができる求職者というのは、こうした厳しい質問にも顔色を濁らせたりせず、笑顔で返答し、さらに最後にはさらっと自己アピールまで含めて採用担当者に投げかけるのです。

そうした様子を見て、採用担当者は『何事にも動じない芯の強い人材だ』『こうした中でもしっかりと自己アピールのできる、度胸のある人材だ』という評価を下してくれます。やはり、おどおどと挙動不審になってしまうような人材よりも、しっかり自分なりの芯を持ち、度胸がある人材を採用したいと、企業側は思うものなのです。

まずは、定番の質問やよくされる質問集に沿って、どんなストーリーを伝えるか、そしてその話の締めにはどのような自己アピールを持ってくるのかを考えてみましょう。

自己アピールはいくつあっても構いませんし、たくさんあるだけ企業側もあなたのことを魅力的に感じるでしょう。
まずは自分の経験や実績を洗い出し、それが企業でどのように作用するかを考え、様々な角度からアピールできるように、事前準備をしておくことが必要です。

未経験者は、ポテンシャルと見せ方で決まる!

転職市場において、未経験者の求職者自体に大きな能力の差というのはありません。今まで成し得てきた経験や実績をいかに魅力的に見せるか、そしてどれほどの情熱を持って業務に携わることができるのかを企業に伝えることができるのかによって、採用される人材かされない人材かが分かれることになります。

もし、書類選考がどうしても通過できない、書類選考は通過することができたとしても、面接で選考漏れになってしまうという悩みに頭を抱えているのであれば、1度転職エージェントに相談してみることをおすすめします。

転職エージェントは、多くの求職者たちの応募書類アドバイスや面接アドバイスを行ってきた経験があるので、あなたがどうして選考漏れになるのかという原因について、的確な意見をくれることでしょう。

誰しも、初めから完璧に書類を書けたり、面接で存分にアピールできるわけではありません。もし今あなたがそういった状態なのであれば、まだ少し練習や場数が足りていないだけです。

自分の現状を受け入れることは、最初は少し心苦しいことかもしれませんが、1日でも早く『できない自分』を受け入れ、改善し、納得のいく内定を掴んでくださいね。