1. ホーム
  2. 医師転職コラム
  3. ≫医学部の圧迫面接をどう対策し、対処するか

医学部の圧迫面接をどう対策し、対処するか


大学医学部の新常識「圧迫面接」は対策を取って逆に楽しもう!

圧迫面接、ご存知でしょうか?もともと大学4年生が就職活動の際に遭遇する儀式のひとつ、とされるものです。

ここ数年売り手市場と言われ、採用側の意欲が高い有名企業や東証一部上場の大企業は、表面的には誰でもウェルカム状態ですが、就活第一関門のエントリーシートを受け取って貰えないケースがほとんど。  

第一関門を突破しても、集団面接や個人面接に進める可能性は少なく、企業の採用担当はどうやって採用学生を絞るかに知恵を絞ります。

その結果、編み出されたのが圧迫面接。学生にプレッシャーを与えて耐性があるかどうかを診る訳なのです。

圧迫面接はあなたの神経を逆なでする

国公立大、私立大の9割以上が採用している面接試験。高校3年制、浪人生、社会人入学を目指す人たちがおしなべて潜らなければならない面接試験ですが、かなり辛辣なモノが横行しています。

例えば、こんなケース。「臓器移植について」を面接官から問われた後で、「海外での臓器面接は?」との問い。

国内の移植実例は自信を持って答えた学生も、海外例はチンプンカンプンなのが普通でしょう。どう答えるか?知ったかぶりで答えた学生は結果不合格となり、「わかりません」と正直に答えた学生は合格となるケースが出ています。

これは、受験生にとって不意をつかれた問いであり、心理的な圧迫面接の例と言えるでしょう。

もう一つは、面接官が受験生に大声で威嚇するように質問をぶつけるケース。「成績が悪いのに、なぜ医学部を受けたの?」「あなたに人の命が救えるんですか?」「先進医療を具体的に話して下さい」といったもの。

中には面接官が居眠りをしていたり、突拍子もない図形をもう一人の面接官に説明するように命ずるものさえあります。

一番多いのが、受験生の答えを「からかう」態度の面接官。「馬鹿にするな!」「何にも知らないのに、医学部に入りたいだと!」などと声を荒げるケースもあり、受験生のほとんどが涙目で面接部屋を退出することで有名。

圧迫面接とは非日常的なコミュニケーションでプレッシャーをかけるもので、事前対策が欠かせないものとなっているカモ。

勉強だけに追われた受験生では対応できないことが多く、こう問われればこう切り返す、という知恵がなければまず不合格となるカモ。

そしてこのような圧迫面接は今後ますます先鋭化してくることが予想されるのカモ。

医師は常に圧迫される職業。それをどこまで理解して受験しているのか?

圧迫面接はなぜ行われるのでしょうか?その目的は「大学としての面子」です。どの大学もペーパーテストで優秀な学生を選ぶことは簡単です。そして、医師免許試験に合格さえしてくれれば問題ないはず。

ところが、昨今それで済まないのが「医療裁判」「医療ミス」「インシデント」「チーム医療の崩壊」「モンスターペイシェント対策」など山積する医療問題です。

その多くは大学病院で起こっており、マスコミで喧伝されてしまうだけでなく、ネットで拡散してしまうのが常なのです。

大学病院での不祥事は、大学そのものの生命線である財政にも深く関わります。仮に保険医療機関取り消しともなれば、経営は立ち行かなくなり、医師の給与は激減する恐れが出てきます。

医師は基本的にサービス業、だから様々なタイプの患者に適切に対応できる力のある人物を採用しなければならない、頭でっかちの医師では患者対応もチーム医療も崩壊する危険性が大と認識されます。今はそういう時代なのです。

圧迫面接は、大学入試の時点で既に「医師としてプロになる覚悟があるか」を問うもの。

これはプロ野球選手のトライアウトや三ツ星レストランへ就活する若者への厳しい面接と同じです。本気度を診る、覚悟を診る、人間性を診る…それが圧迫面接の目的なのかもしれません。

全ては対策で対処できる。模擬面接でしっかり準備しておこう

では、圧迫面接をクリアできる術はあるのでしょうか?もちろん、対策はない訳ではありません。

圧迫度が「心理的にじわじわと来る大学」なのか「高圧的な問いかけ」なのか、それとも「突拍子もない問題を提示する」のか、大学によって特徴があります。

その全てに対応できるにはどうしたらいいのか?一つは「危機を楽しむ」という集中力。こう言われたらこう返す、という対策を念入りに行い、それでも答えに詰まるようならば正直に「解らない」と丁寧に返答する。

自信を持って相手の目を見て答える…それが基本と言えるでしょう。

勉強は出来るが、コミュニケーション能力が乏しい…そう感じたら対策を取れば良いし、集中力を高めるレッスンをすれば、相手の高圧的な態度にも臆する事なく対応できるもの。

そして、医師の仕事のデメリットも多く収集しておくことで、それでも医師を目指すという高い志を確保できるはずカモ。

面接を思いっきり楽しもう。これが済めば未来は明るい!

医学部面接試験は医師人生の第一関門です。もし17歳、18歳であれば、ストレス耐性とは無縁の方もいるカモ。未経験の圧迫面接を受けなければ合格できないなら、突破しなければならないカモ。

でも、年間8,000人以上が合格する医学部受験カモ。面接を楽しむ、そのくらいの度胸を持って相手を丸め込むようにうまくいなしてしまおう。