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50代での挑戦。その理由は「数字」ばかりではない


50代の燃え尽き医師、どうすればキャリアチェンジが図れるか

30代から足掛け20年余、築き上げたスキルに見合ったポジションは得ていますか?それとも、開業医に向けてしっかりと見込み患者を集約していますか?こんな問いかけをされたら、あなたはどう答えるでしょうか。

執刀に明け暮れる外科医でも、55歳前後を過ぎると体力が少しずつ衰えていきます。まず視力の衰えは顕著カモ。そして、集中力…後輩を指導しながらの臨床は大変でしょう。

ベテランと呼ばれる医師が、今ぞくぞくとキャリア更新ではなく新たなキャリア構築へと向かっています。

50代、人それぞれ背負うものは違いますが、なぜここで攻めの人生を歩むのか。ベテラン医師の挑戦について様々なドキュメントを探っていきます。

女性医師の未婚率が高い現実

医師は晩婚が多いというのは本当でしょうか?研修医時代を経て病院勤務となり、30代半ばで結婚…これがステレオタイプのように言われています。

しかし、現実はそうではないようです。男性医師の場合、勤務医の場合は30代で結婚するケースが多いです。

研究医の場合は結婚年齢が40代以降、あるいは未婚のケースが少なくありません。逆に女性医師の場合は未婚率が非常に高い。大学医学部卒の3割は女性ですが、その未婚率は少なくないと言われています。

子育てを経験しない女性医師が社会で活躍する時代、それも時流と言えるのです。

50代は実は転機と言える

30代で家族に恵まれた医師の場合、50代ともなれば子供が独り立ちのことカモ。となれば、家族の扶養を目的とした働き方から違う一歩を踏み出すケースが出てくることもあるでしょう。

例えば高価なクルマを購入したい、別荘を買いたいといったケース。年収の増加が見込める50代で、医療法人の院長へ転職される方もいます。

女性医師の場合、特に学会で活躍するケース、政治の世界に入っていく方や病院の経営幹部になっていく方も出てきています。

未婚既婚は無関係とはいいながら、やはり子育て環境がない方には活躍の場が広いというのが事実カモ。

収入を増やしたいケース理由は

収入にこだわるケース、その一つが「親の介護」です。勤務医時代は何かと転勤が多い医師。医局人事であちこちの病院で経験を積む中、自分の親の介護をきっかけに開業する方がいらっしゃいます。

その多くは男性医師が奥様の実家に病院を開くか、あるいは医務部長やリーダーとして中堅病院に転勤するケースがあります。

または、親と同居するために家を新築し、その費用捻出のために週4日勤務で郊外の総合病院の臨床医として転勤するケースもあります。

都内から新幹線で通勤する医師や都心から2時間かけて車通勤する場合もあります。

都内の病院での転職は人気が高い反面、臨床は多忙。一方で、地方の場合はコマ数は少なくて済み、そのかわり年収は高いという転職案件もあるのです。

週4日なら、介護に関わる家族のストレスも少しは共有が可能。ライフスタイルにも合致するというわけです。

収入増よりも、生き方を変えたい医師もいる

もう一つが収入よりも生き甲斐。一番多いのが、燃焼し尽くした…という医師のケース。

指導医の役割も終え、医師としての生き方をチェンジしようとするのも50代以降の独特な考え方です。自分は一生涯医師として働きたいが、健康でなければ無理。

そこで、地域社会との関わりや、趣味やスポーツを楽しむ生き方、また若い音楽家をサポートする活動など、文化的なものに社会貢献しようとする医師も少なくありません。

中には、市町村の政治に関わったり、ネットなどで積極的に時事問題を発信していくのも50代医師のケースが多いのです。

50代は転職が厳しめ?人物評価で採用されるケースは少なくない

ベテラン医師に求められるものは何でしょうか?それは2つあると言えるでしょう。一つは、高いスキルを素に多くの患者を集客できる魅力。もう一つは組織をまとめられる人間力です。

名医と呼ばれる医師の多くは、コミュニケーションがうまく、飾らない人柄や的確な臨床、執刀が根拠となります。それとともに「出来ること」と「出来ないこと」をはっきりさせるのも名医の条件と言えます。

ベテラン医師が一人いるだけで、インシデントを防ぐことができ、患者や患者の家族に対する病院の印象度合いが向上する、ということもよくあるカモ。

転職が難しいと言われる50代ですが、ベテランだからこそ頭を垂れて臨床してくれる姿に感動を覚える病院関係者は多く、看護師からの好感度もアップ。それが転職成功のきっかけになることがよくあるのです。

ご自分のスキルが活かせるかどうか、そこにこだわるよりも、新天地でどう活かすか…そのような思考こそが、50代のチャンス、新天地での成功の鍵とも言えるカモ。

まとめ

50代ベテラン医師として働く男性医師、女性医師の多くは「一生涯働きたい」と考えています。一生涯収入増を考えている方、ご自分の家族を支えたい、趣味を充実させたい、あるいは親の介護をしっかり行いたいと考える方です。

あるいは、収入よりも生き甲斐を大事にしたいという方。燃え尽きてしまった医療人生、残りはもう少し患者さんとのコミュニケーションを大事にしたい、医療界全体を良くしたい、あるいは地域住民との関わりを持ちたい…。

このように様々な考え方で新天地に向かうケースがあります。

ただ、転職は40代より50代の方が厳しいのが常識。そこを突破していくのは人物評価です。苦労した分報われるのもベテラン時代だからこそです。