1. ホーム
  2. 医師転職コラム
  3. ≫動脈硬化になる原因とは?朝食をとらない人に多い傾向か

動脈硬化になる原因とは?朝食をとらない人に多い傾向か


メタボ健診によって、動脈硬化かどうかも解ってきた

40代、50代ともなるとどうしてもメタボ体系になりやすく、血糖値も高くなるという話を聞いたことはないでしょうか?

平成14年(2002年)に制定された健康増進法では、40歳から74歳までの公的医療制度加入者(健康保険など)全員に特定健診と特定保健指導が行われています。

俗にメタボ健診といいますが、その中には動脈硬化になっていないかを調べる検査も含まれています。

脂質検査では中性脂肪値とHDLコレステロール値。カラダの外側からは、身長・体重測定によるBMI測定と心電図。血液検査では血糖値がわかるため、インスリン過剰分泌がないかどうかも判断できるでしょう。

むろんこれは簡易な検査ではありますが、毎年必ず測定することで健康チェックになるのは間違いありません。

医者嫌い、病院敬遠の中年男性も健診によって自分の健康度が判別できることから、食事や運動、睡眠に気をつけるようになる傾向が高いです。

健康志向の高まりは、各企業にとってもリスク回避の一因ですから歓迎すべきことと言えるかもしれません。

動脈硬化が先か、血流の悪化が先か

動脈硬化が引き起こす様々な症例、それは言わずと知れた心筋梗塞や狭心症がまず挙げられます。高血圧から一気に動脈がもろさを増し、糖尿病を発症してしまうと合併症の百貨店となってしまいます。

つまり、動脈硬化によって引き起こされる疾病と、動脈硬化を引き起こす様々な危険因子は「鶏が先か卵が先か」の状態なのはご承知の通り。

もうひとつ、血流の悪化によって引き起こされる動脈硬化もあるでしょう。血管が丈夫ならば血流は問題ないはずですが、同じ姿勢で座りっぱなしの職業の人や、あまり歩かないタイプの人が引き起こす血流の悪化が動脈硬化に関係してくる事象もあるはずです。

整体を行う人たちは、カラダの固さと動脈硬化の関係を「姿勢」や「呼吸」などに見いだすケースがあります。座禅が集中力を高め、正座が血流を促す効果があるなどカラダの見方が医学者とは若干異なるカモ。

一般社会では、動脈硬化と血流をそれぞれの知識や経験と関心度合いで理解している部分があるのカモ。

動脈硬化の研究は進んでいるが、結果は出ていない

朝食を食べる人たちと食べない人たちを比較すると、食べない人たちのグループには動脈硬化が多いという研究結果があります。それだけではありません。

食べる人の中でも何を食しているのか、で動脈硬化の可能性はかなり絞られます。それに加え、朝食に掛ける時間なども重要な因子となります。

野菜、肉、パン、シリアルを含む朝食なのか、それともパンとコーヒーだけなのかでも動脈硬化の可能性はかなり異なります。

それは、種類が多ければそれだけ朝食時間が多くなり、食する品目が少ない場合は3分5分で朝食が終わってしまう。忙しいサラリーマンにはよくありがちなことですが、これが動脈硬化につながる理由は次の通りです。

朝食べないことで、昼と夜にカロリーの高い食事をする傾向。その結果、LDLコレステロールの高い食生活になりやすく、インスリン感受性が低くなるという傾向。

もう一つが、朝食を抜くことでホルモンや酵素分泌がしっかりと行われず、カラダのリズムが整わないという弊害です。

更に、夜寝て朝起きるタイミングでの体調の変化が挙げられます。朝は当然寝ているうちの体温低下から、体温上昇へとパワーアップさせる時間として習慣づけられていたところを、体温低下のまま運転し始めるガソリンエンジンのようなもの。

アイドリングでエンジンを暖めるきっかけなしに、いきなり高速道路へ出てしまうとエンジンに負荷がかかるのは誰でもわかるというものです。

ただ、残念なことに様々な調査結果は積み上げられていますが、人それぞれに抱えるストレスも多種多様であり、運動の有無やその量などを加味しても、朝食抜きと朝食ありでの明確な動脈硬化要因は掴めません。

しかしながら、朝食抜きそのものがカラダにストレスを及ぼすことは間違いないところカモ。

医者の不養生という話

動脈硬化を調べる医師や研究者は、果たして動脈硬化ではないと言い切れるでしょうか?実は、こんな話があります。

医師は医師に診てもらうことを恥ずかしく思っている、そして実際に診てもらったときには時すでに遅しなのだ、ということ。

昨今医師不足、地方での医師が特に不足して救急医療もままならないといったニュースが出回っています。一方で医師を悩ませるストレス因子として、モンスターペイシェントの存在があります。

更には誤診だ訴訟だと医療問題が社会問題化してきていることも事実

医師はいまやコミュニケーション力が求められ、組織内での良きリーダーにならなければならない時代です。

そのために、自分の体調を自分で管理することはあっても身近な看護師から「体調が悪そうですから、他の医師に診てもらっては?」と助言を受けることはまずありません。

また、医師が勤務する同じ病院で診察を受けることも気が引ける、という話があります。病院内では医師はみなライバルであり、お互いの診断はしないという鉄則さえあるところもあります。

自分の健康状態が病院内で筒抜けになることも覚悟しなければならないのカモ。朝食をしっかりとるかどうかは誰にとっても大事な話ですが、患者の命を守る医師にこそ不養生を避けて欲しいと思うのは患者も同じです。