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常勤医の方がいい?それとも非常勤の方がいい?


常勤医と非常勤医のメリット・デメリットを覚えよう

医師の働き方といえば”病院勤務”や”大学での研究”が知られています。そのほかは”産業医”や”健診医”として働くケースや”派遣医”としての働くケースもあるでしょう。

しかし、最近は”常勤”と”非常勤”をうまくこなす働き方が主流となっています。

メリットとデメリットなどをご紹介していきます。

常勤医と非常勤医の違いとは?

レジデントとして働く医師は常勤でしょうか?それとも非常勤でしょうか?もちろん答えは非常勤カモ。

インターン時は月30万円から40万円の月収、後期レジデントなら40万円か50万円ほどの月収なのはご承知おきでしょう。

問題はその後、実際に常勤医となって大学に残るにしても、民間病院の勤務医になるとしても20代から30代半ばまでは年収300万円から800万円とかなり差が開くことカモ。

大学の場合(医局)は年収300万円~600万円、民間病院でも600万円から800万円程度というのが実際のところカモ。

その多くは”常勤として働き”、”雇用保険に加入し”、”ボーナスを受け取る”といった待遇を受けます。

これに対し非常勤とは通常”常勤医”が休日にアルバイトとして他の医療機関で働くことを意味します。

特に、所属病院以外でスキルアップを図りたい、あるいは”人手がいないのでどうしてもお願い!”と頼まれて…といった理由などで非常勤をこなす医師が増えています。

非常勤は女性医師に多い?

平成24年(2012年)の厚生労働省のデータでは、日本の医師の19.7%が女性医師。そして、大学医学部の入学者3分の1は女子学生という時代です。

性別 医師数 割合
男性医師 243,627 80.3%
女性医師 59,641 19.7%

※参照:平成24年(2012年)の厚生労働省のデータ

ただ、女性医師は結婚すると家庭に入ってしまうケースが多く、出産後に仕事復帰するにしても非常勤を選ぶケースが少なくありません。そのため、病院によっては女性医師がいても週2日程度、午前のコマ数だけ…という話もよくあるのカモ。

常勤と非常勤の違い…仕事内容

さて、常勤と非常勤の仕事の違いですが、まずは常勤ですが、中規模病院以上になると医師は週5日から6日働くもの。

外来・執刀・病棟管理・検査・宿直…と受け持つ部分は多く、特に研究論文作成といった常勤医も少なくありません。

また、カンファレンスは大事な行事で、常勤医や看護師の大きなスキルにもなりますが、これが昨今病院のレベルアップに一役買っているカモ。

また、最近はインシデント対策やクレーム対策など常勤医の責任を問われる事柄が多く発生しています。

賠償責任保険の加入が必須なのは”病院”と”担当医”の両方の責任が問われる時代になっているからです。

病院側からみたときに常勤医を雇用すれば人件費は上がるという欠点はありますが、しっかりした仕事を責任感を持ってお願いする…ということでは、常勤医の方が人気と言えます。

一方の非常勤ですが”定期非常勤”と”スポット非常勤”の2つが知られています。

例えば外科での当直、内科系の外来・当直、訪問医療(オンコールあり)などが定期非常勤案件のトップ。スポット非常勤案件では定期健診が知られているカモ。

常勤医が別の病院の当直を頼まれるケースは一向に減らないのカモ!

常勤と非常勤の給与は?

常勤医の給与は、いったいどの位でしょうか?厚生労働省の「平成27年賃金構造基本統計調査」では、平均年齢40.0歳・年収1,098万円・勤続年数平均5.1年でした。これに対して定期非常勤報酬は”時給約1万円”。

リクルートの調べでは東京圏が約1万円なのに対し、千葉や埼玉では約1.5万円と跳ね上がる地域もあるカモ。

関西圏は0.9万円、中国四国は0.88万円と変動する理由は医師の充足率によります。

具体例を出してみますが、東京では平日日勤8時間で10万円(診療科目全般)が多く、月4回あれば40万円。

これが12カ月で480万円となります。勤務病院で週5日・年収1,000万円だとすると合計で1,480万円。手取りでも1,000万円は確保できることになるカモ。

常勤医と非常勤の大きな違い…社会保険とは

さて、常勤がよいのか、それとも常勤にこだわらずフリーランスとして生きる道がよいのかを比較してみましょう。

常勤勤務医と非常勤医で年収2,000万円を想定してみます。

常勤医の場合「健康保険」「年金保険」「労災保険」「失業保険」が報酬から差し引かれます。(公務員の場合は失業保険はありません)。

社会保険料は年収の14.22%で284万円、所得税319万円・住民税144万円で手取り額は1,250万円です(配偶者控除などは除外しています)。

一方の非常勤医ですが、同じ2,000万円の年収をアルバイトだけで稼ぐとします。この際の手取り額は1,341万円程度(国民健康保険料73万円・住民税172万円・所得税413万円、配偶者控除などは除外しています)。

大ざっぱに言えば、手取り額では非常勤医の方が年間90万円ほど多いことになるカモ。

しかしここには大きな落とし穴が待っているカモ。

まず、社会保険には「労災年金」「失業保険」「年金保険」などが含まれていること。将来にわたっての年金額ですが、仮にケガや病気で働けなくなった場合は障害者年金となります。

一方のフリーランス医師は国民年金に加入しなければなりません。年金の計算は非常に難しいのですが、大事なのは非常勤だけの収入の場合は自己資金を積み立てて老後に備える必要がある、ということです。

常勤と非常勤のメリットとデメリットとは

常勤医と非常勤医…社会保険では意外に手取り収入の違いがないことがお分かりになったでしょうか?では、究極の選択、常勤と非常勤のどちらがいいか…を考えます。

まず、仕事面で言えば常勤医は医師として職責を求められる…ということ。大学でも病院でも、産業としてもそれは同じです。そして、地域社会でも「どこに所属している医師か」が信用の裏付けにもなることがあるカモ。

ですが、常勤医の中には同僚の急な休診で代診しなければならなかったり、オンコールで当直翌日も休めなかったり…ということもあるでしょう。非常勤ならばこうした病院の都合から逃れることができ、自分の生活に合わせた仕事が可能になります。

ただ、圧倒的に非常勤が不利な場面…それが対外的な面カモ。住宅購入や確定申告といった手続きなど、フリーランスは全て自分で行わなければなりません。住宅購入はいくら年収があってもローンが組めないことがあります。

ですから、完全な非常勤だけの医師は”派遣医師”として会社に属している形を取るケースがあるのです。どんな職業でも、自由度の代償を払わなければならないのが日本社会なのカモ。

常勤医と非常勤まとめどちらで働きますか?

医師の働き方は常勤・非常勤に分かれています。中でも非常勤は”定期非常勤”と”スポット非常勤”があり、多くの医師が頼まれて当直を引き受けたり、代診を行ったりする一方、副収入やスキルアップで非常勤を行うことがあります。

中では完全にフリーランス医師もいますが、メリットとデメリットがあることも忘れてはいけないカモ!

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