1. ホーム
  2. 医師の転職についての基礎
  3. ≫フリーランス医師の給料はいくらなのか?高収入というのは本当?

フリーランス医師の給料はいくらなのか?高収入というのは本当?


現実にはあり得ない話にもかかわらず、医療関係者にも人気のドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」

そもそも設定の有名医を紹介斡旋する…という職業は労働者派遣法によって禁じられていますし、リスクの大きな執刀を行う外科医がフリーというのも、場合によっては訴訟という爆弾を抱える危険行為と言えましょう。

ですが、世の中には大門未知子のようなスーパードクターがいて、名だたる病院を飛び回っているのではないか、そんな想像をする人は少なくないようです。実際のフリーランスとは、いったいどんなものか解説していくカモ!

フリー産婦人科医は約600人

2013年12月13日に公開されたある報告書によると、日本国内には常勤先のない「フリーの産婦人科医」が593人いることがわかりました。

これは、日本産婦人科医会が2013年6月〜8月にまとめたアンケート結果。全勤務医の1割にも及ぶ数字からは、自らが産婦となって子育て中の女性産婦人科医が増加していることが見て取れます。

593人のうち353人が女性医師。当直勤務は不可、勤務のフレックス化や時短化などが必須で、場合によっては院内保育施設も必要…こういった事情からやむなくフリーランス医となっている女性産婦人科医が増えている実情があります。

フリーランスとはいっても、家庭事情が要因となるケースもあり、意外にその数は他科にも及んでいるのは言うまでもありません。

小児科や産婦人科が地方の大規模病院から消滅し、集約化されているのはたびたびニュースに上ります。

しかし、女性医師が結婚して家庭に入り、退職することで職場がなくなってしまうケースでは、女性医師が個人クリニックの開業で職場復帰する例もあります。

ただ、社会的事情や個人のライフスタイルがうまくマッチングしないと、フリーという事情を抱えた医師だけが増える診療科の矛盾が残されていくのカモ。

麻酔科医の日給は10万円から12万円

さて、「非常勤・スポット」の項目で病院が医師求人を出していますが、ご存知でしょうか?非常勤とはアルバイトと同じ意味でスポットとは単発の意味。つまり、一回限りの勤務形態で交通費と税込みの日勤給与が支払われます。

内容は病棟当直、内科外来、健診など様々ですが、夜勤でなく終日で10万円から12万円というのは麻酔科医の数字です。

麻酔科医は執刀がある場合にのみ仕事をするわけですが、手術中は患者の容態をくまなく観察している習性のため、休日の内科診療でも代診を依頼されることが少なくありません。

ただ、一般的に健診業務では終日勤務で時給1万円程度が普通。それを考えると8時間労働で12万円なら時給1.5万円。5割増ということになります。外科執刀医や執刀スタッフに比べて、麻酔科医の仕事は執刀こそないものの重責を担うのは同じ。

場合によっては手術が夜まで延びることもあり、一概に8時間勤務が守られるかどうかはわかりません。しかし、麻酔科医は手術を追いかけて仕事をするため、手術がなければ他の病院で仕事をするのは半ば当たり前なのカモ。

年間200日働いて、2,000万円。フリーランスは儲かるのか?

勤務医の場合、手取りで1,500万円受け取る人はいても所得税や社会保険料がどのくらいなのかをしっかり把握している人は少ないでしょう。

例えば、3,000万円の年収があっても所得税で40%持って行かれ、社会保険料などを差し引くと1,600万円程度というケースがあります。

ましてや、フリーランスは日給が10万円から20万円。仮に年間200日働けば2,000万円から2,400万円という数字になるはず。

それ自体は非常に魅惑的かもしれませんし、病院での”しがらみ”がない分ストレスフリーに近くなるかもしれません。ただ、デメリットもあることを知っておく必要があります。

フリーランスとは、自営業という意味。経営者でもなく労働者でもありませんから、税控除がほとんどありません。確定申告を行っても、働いた分税金がかかるのです。

ですが、開業医の場合は実際に支払った必要経費額ではなく、概算経費という軽減措置があり、これが税額控除となって手取額を膨らませてくれるのです。

フリーランスで働いて、2,500万円の収入が手取りで半分となったとしても開業リスクを取らずに済むし、勤務医の縛りがない分いい…そういう考えもあるでしょう。

中には「個人事業の開業・廃業等届出書」を所轄の税務署に届けることで、将来の開業資金対策として収入を増やして税額控除を生かす人もいるでしょう。

ただ、これはフリーランスから開業、という道筋のある医師に限られます。一生涯フリーランスで行くならばこの手は使えません。

勤務医からフリーランスへと舵を切り、完全に雇用形態から外れて独立するのも医師人生のひとつ

ただ、忘れてはならないのは社会保険や税金の高さと自分が病気で働けなくなった場合の対策でしょう。フリーランスのメリットとデメリットを享受する意志の強さが必要カモ。

フリーランスの道を歩むには、研修医時代からの下積みの厚さも必要

フリーランスで成功したい!そう思っている方は、病院の束縛から抜け出たいという方でしょう。ですが、フリーランスで成功するためには逆に様々な病院と仲良くなることが必須条件。

研修医時代にかわいがられる人が、フリーランスでも引く手あまたになるわけで、八方美人の性格も必要。

魅力的なフリーランスで年収を3倍に、ストレスを3分の1に。医師にとってそれは理想かもしれないカモ。

ならば、実際のフリーランス医師の情報を手に入れて、研究してから進むのが一番カモ!