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辞めたい保育士は必見!退職にあたって予想されるトラブルはどんなものがある?自分は大丈夫?

退職時のトラブル

保育士が退職しようとする時、何らかのトラブルが起こることもあります。すぐに解決しなければ問題は深刻化し、退職日を引き延ばしたり、辞めること自体を考え直す必要に迫られることも!

退職予定の保育士は、事前に「トラブルの可能性」を覚悟しておけば、その場でショックを受けずに落ちついて乗り越えることができます。特に急に辞める場合は、トラブルへの心構えをしておくことが大切ですね。

今回は、退職の際に起こりがちなトラブルの特徴と、どんな場合にトラブルが起こるのかを考えてみましょう。

退職する時に起こりそうなトラブルってどんなこと?

保育園で実際に起こっている「退職時のトラブル」とは、どういうものでしょうか?退職したことのある保育士が経験したトラブルを下記に挙げてみました。

仕事をスムーズに辞めることができない!

保育士が退職する時のトラブルで最も多いのは、上司がスムーズに辞めさせてくれないこと!

何度も「辞めないでほしい」と繰り返し、話が先に進まないので保育士はイライラ!こちらの事情や気持ちを理解していないので、退職することをスムーズに承諾してくれないのは困った問題です。

保育士をしつこく引きとめる時、上司は下記のようなことを言います。感情的な上司は、口調がきつくなって叱りつけることもあるので要注意!上司の言葉に振り回されないようにしたいですね!

今、辞められたら困る!

上司に何度も同じことを言われると、保育士は良心の呵責を感じるので意志が揺らぎ始めます。それを分かっているので、上司もしつこく「今、辞められたら困る!」と繰り返します。

上司に言われるまでもなく「急に辞めれば保育園は困るだろう」と分かっていて、それでも保育士は辞めるという選択をしています。迷惑をかけることは重々承知の上で「辞めたい」と言っているのです。
保育士は意志の固さを貫けるか?上司が承諾するまで粘れるか?もしかしたら持久戦になるかもしれません。

代わりの保育士がいない!

代わりの保育士を探すことは、上司にとって面倒な仕事。特に入れ替わりの激しい保育園では、「また保育士が辞めるのか」と上司の気持ちが重くなります。特に主任は自分の管理能力を問われるので、保育士には辞めてほしくないのです。

上司は「代わりの保育士がいない」と断定するように言うことで、保育士の「辞める自由」を奪っています。
そして、退職することを諦めて保育園に残るしかない状況に追いつめるのです。

子どもたちがかわいそう!

辞めようとしている保育士にとって、「子どもたちがかわいそう!」という一言は心に刺さります。子どもたちへの後ろめたさや申し訳なさで、胸がしめつけられる思いです。

子どもたちのことを言われると保育士が辛くなることを、上司はよく知っています。「子どもたちがかわいそう!」という言葉は「切り札」のようで、退職を思いとどまらせるにはとても効き目があるのです。保育士は心が揺らぎ、最終的には泣く泣く退職を諦めてしまうこともあります。

無責任!自分勝手!

保育士が転職などで急に辞める場合は、特に言われそうな言葉です。そしてある意味、言われても仕方のない言葉でもあります。保育園側から見れば、急に辞める保育士は周囲を困らせる自分勝手な人!上司は腹が立ち、感情的になって「無責任!自分勝手!」ときつい言葉をぶつけます。

改善するから続けてほしい

今よりも好条件の職場に移りたい保育士に対して、上司が「望み通りに改善するから辞めないでほしい」と懇願することがあります。そして更に「改善すれば辞めなくてもいいのでは?」と上司にダメ押しされると、保育士はその気になって転職を諦めてしまいます。

園に残って仕事を続けたものの、労働条件の改善はほとんど見られず、上司は「そのうちに」とごまかすように言います。保育士は騙されたと感じ、転職すれば良かったと後悔します。

上司にとって保育士の退職は厄介な問題!一番困るのは自分なので、しつこく引きとめます。うまいことを言って、あの手この手で保育士の退職を阻止するカモ!

辞めたいと伝えたのに話が進まない

保育士が退職の意思を主任に伝えたのに、園長まで話が通っていないことがあります。下記はある一例です。

辞めたいと言ったのに!

保育士は「辞めたい」という意思を主任に伝えました。主任の反応は「うーん、辞めない方がいいと思うけどねー」という曖昧な感じでしたが、保育士は動じることなく更に「退職の方向でお願いします」と言いました。

主任は一言だけ「うーん、わかった」と答えたので、辞めることを承諾したのだと保育士は受けとりました。

その後、同僚や保護者にも「保育士が退職すること」を発表しないし、新しい保育士を募集する気配がないので、なんだか嫌な予感がして主任に確認してみました。すると「辞めたいという悩みしか聞いていない」とトボける始末!主任は、保育士からの退職の申し出を「聞かなかったこと」にしていたのです。

保育士が主任に苦情を言うと、退職の申し出はその日のうちに園長に伝わり「何故もっと早く言わなかった」と叱られました。腹が立ったので「もっと前に言いました」と言い返しましたが、主任は知らないふりをしていました。

信頼できないタイプの主任は、保育士の申し出を聞かなかったことにしたり無視することもあります。事実をねじ曲げることもあるので要注意カモ!

同僚の態度が悪化する!

保育士が辞めることで、同僚の反感を買うことがあります。人間関係の新たなストレスが生まれ、退職まで辛い日々を過ごすことになります。

イジメがますます悪化する

退職の原因でもある「同僚のイジメ」は治まらず、辞める保育士に対しての嫉妬、憎しみ、逆恨みなどの感情がますます強くなります。最後の最後まで陰湿な嫌がらせが続き、保育士が辞めた後もトラウマになることもあります。

引き継ぎで同僚のストレスがたまる

辞める保育士の後任を任された同僚は、引き継ぎと日常業務でオーバーワークになりストレスがたまってきます。
後任者にとって「不本意な人事」であれば尚更のこと、急に辞める保育士のことが憎らしくなることも!普段は穏やかな人でも口調がきつくなり、他の同僚に愚痴をこぼすこともあります。

陰口を言われる

保育士が年度途中で辞める場合は、周りにひんしゅくを買うことも多いので、「自己中」「自分勝手」「保育士失格」など陰口を言われることがあります。職場の雰囲気も悪くなり、交わす言葉にもトゲトゲしさがあって、保育士はいたたまれない心境になります。

保護者が不安になる!

保護者は年度末が近くなると「来年度の担任は誰になるのだろう」と考えます。もしかしたら今の担任保育士が辞めることもあり得ると心の準備をしています。ですが、保育士が年度途中に突然退職することには保護者の誰もがびっくりします。動揺のあまり下記のような行動をする人もいるのです。

引きとめようと直訴をする

信頼していた担任保育士が辞めるなんて大ショック!「先生がいなくなったら、うちの子は大丈夫だろうか?」と不安になり、「せめて年度末までいてくれてもいいのでは?」と、担任保育士や園に直訴をします。賛同した他の保護者も一緒に複数で押しかけることもあります。

保育士を責めたてる

「私たち親子は先生のことが大好き!だから安心して園に通っていたのに!」と、保護者は何だか裏切られたような気分になります。「辞めないで」と担任保育士に訴え、最後には感情的になって泣きながら「無責任だ」と責めたてる人もいます。

保育士の個人情報を聞かれる

担任保育士が退職する際、保護者から個人情報を聞かれることがあります。「連絡をとりたい」「会いたい」「相談したい」などの理由で、住所や電話番号やSNSのアカウントなどを教えてほしいと言われます。

安易に個人情報を教えたことで、困ったトラブルに発展した例も沢山あります。飲み会やセミナーなどに何度もしつこく誘われたり、ネットワークビジネスに巻き込まれた保育士もいます。
保護者が熱心に聞くので、つい自分の個人情報を教えてしまいますが、実は要注意なのです。

書類をそろえてもらえない

保育士が辞めた後、離職票などの書類が園から送られてこないことがあります。ハローワークなどの手続きが遅れてしまうので、保育士はだんだん焦ってきます。園に連絡をしてみると「事務担当者が手続きに行くのを忘れていた」という事実が判明することも!保育士は退職日に「書類はいつ頃届きますか」と、しっかり確認しておくことが大切です。

辞め方によってトラブルの可能性は高くなる!

保育士の退職でトラブルが起きやすいのは、年度途中で急に辞める時。周囲に動揺やショックを与え、同僚も保護者も辞める保育士に対して不信感をもつようになります。

同じ退職理由でも「辞め方」が突然だと、周囲は「何故、今、辞めるの?」という気持ちが強くなり保育士の決断に納得がいかないのです。

特にひとり担任の場合は「子どもたちに対して責任は感じないのか」と批判を浴び、保育士の人間性が問われることも!保護者との信頼関係が崩れてしまったり、職場の雰囲気が悪くなったり、担任保育士が急に辞めることで保育園ではトラブルが起こります

保育士はいつ辞めても自由ですが、保護者や同僚とのトラブルが起こる可能性も覚悟した上で、腹をくくって退職の決断をすることが重要です。

辞める直前にトラブルが起きることもある!

保育士が数日後に退職予定というタイミングで、事故やトラブルが起こることもあります。子どもがケガをしたり、同僚に何かあって急に休むことになったり、トラブルの内容によっては退職日を引き延ばすことも!予想のつかないことが起こるので、最後まで気が抜けません。

辞めた後に考えられるトラブルって?どんなこと?

無事に退職した保育士に起こりがちなトラブルとは何でしょうか。下記はよくあるケースです。

嫌な同僚から連絡がくる

保育士が辞めた途端、あまり好きではなかった同僚から頻繁に連絡がくることもあります。「飲みに行こう」としつこく誘うのでウンザリ!本人は職場の愚痴を聞いてほしいのです。まるで仲良しのように連絡がくるので、保育士はその同僚との関係を断ちたいと考えます。

保護者が保育士の自宅を訪ねてくる

保護者に聞かれるまま自宅の住所を教えてしまい、トラブルになった保育士もいます。
ある日、いきなり保護者が保育士の自宅を訪ねてきて、基礎化粧品の説明を始めたのでびっくり!相手が保護者だけに無下にもできず、仕方なく商品を買ってしまったというエピソードもあります。

また、休日に子どもを連れて保育士宅を訪問する保護者もいます。アポイントをとらずに突然訪ねてくるのが特徴!その方が断れないだろうという確信犯的行動です。このような保護者は、自分の行動が保育士に迷惑をかけるとは決して考えず、こちらの気持ちを察してくれないので対処に困りますね。

前記でも触れましたが、保護者に個人情報を教えたために困った問題が起きることもあります!どこに線引きをするかは保育士次第ですが、判断が難しいカモ~!

円満に辞めるために

保育士が退職する時のトラブルとは人間関係によるものがほとんどです。保育士の急な退職は、必ずしも周囲に温かく受けとめてもらえるものではなく、辞め方によってはトラブルが発生するのです。

退職時のトラブルを最小限にするには、保育士の誠意が必要です。迷惑をかけてしまう相手、不安にさせてしまう相手に、きちんと頭を下げて「急な退職」を詫びることが大事!

保育士は人が相手の職業です。子ども・保護者・同僚と、人に関わって仕事をしています。自分が退職をするせいで、人に不快な思いをさせてしまったら、最後まで誠意をもって真心を伝えましょう。