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退職する時、保護者に対して何をすればいい?辞めていく保育士が心をこめて最後にしたいこととは?


保護者ひとりひとりに感謝をこめて挨拶をする!保育士は最後までていねいに気持ちを伝えていこう!

保護者対応

いつも保育士を見守り、時には励みになる言葉をかけてくれる保護者とのお別れは、とても名残惜しく寂しいものです。お互いの信頼感に支えられて、子どもたちと充実した毎日を過ごせたのも保護者のみなさんのおかげ。退職予定の保育士は、子どもたちだけでなく保護者にも最後まで丁寧に接し、ひとりひとりに感謝の気持ちを伝えていくようにしたいですね!

今回は、保育士が退職する時に、保護者に対してどのような形で気持ちを伝えればいいのかを考えてみましょう。

どんなタイミングで保護者に「退職すること」を伝えるか?

まず、保育士が退職するということを、いつ、どんな方法で保護者に伝えるかを考えます。職員の入退職に関することなので、保育士だけの判断で決めるのではなく必ず上司に相談するようにしましょう。保育園では主に下記のような方法で保護者に周知します。

保育参観、懇談会

辞めるまでの期間に保育参観や懇談会があったら、その場を借りて退職することを伝えましょう。内容は簡潔に分かりやすく、これまでの感謝を含めて話すようにします。何かを見ながら話すよりも、自分の言葉で話す方が気持ちは伝わりますよ。

保護者の反応はそれぞれ。分かりやすいリアクションをする人もいれば、その場では静かに受けとめて時間が経ってから感情を表す人もいます。保育士はひとりひとりの様子を把握し、フォローが必要な人には必ずきちんと対応するようにします。

保護者から質問があったら、保育士はできる限り答えていきましょう。どう話したらいいか判断に困ることは、上司に相談してから後ほど個別に答えるようにします。事前に質問されそうなことを想定して、話す内容に盛り込むようにしましょう。

園だより、クラスだより

園だよりで退職を知らせる場合は、どのような文章になるのか担当者に確認をさせてもらいましょう。周知の方法が園だよりだけでは、非常に事務的でそっけない印象になります。なので、保育士が独自の方法で知らせることも必要になります。

保育士はクラスだよりを発行して、その一部に退職を知らせるコーナーを作りましょう。事務的にならないよう自分らしい言葉で丁寧に心をこめて伝えます。複数担任の場合は、クラスだよりの担当を替わってもらうか、自分のコーナーを作らせてもらうよう、他の保育士に相談しましょう。

連絡帳

懇談会を欠席した保護者には、保育士が後で直接「退職すること」を伝えるようにしますが、送り迎えの時は他の親子がいることもありタイミングがつかみづらいですね。そんな時にはまず連絡帳に書いて伝えるようにします。タイミングが合えば改めて直接伝えることも併せて書くようにしましょう。

手紙(お知らせ)

園だよりやクラスだよりとは別に「お知らせ」という形で文書を作成してもいいですね!字を書くのが苦手な人はワードで作成しても構いませんが、手書きの方が好印象で温かみが伝わります。ワードの場合は、最後に自分の名前だけでも手書きで書くようにしましょう。

退職することを伝える時、どんなことを言えばいいのか?その内容とは?

伝える手段が何であっても話す内容はほぼ同じです。言うべきことをきちんと整理して、順番に伝えていきましょう。前記でもお伝えしましたが、質問されそうなことを想定しながら話を整理していくと、保護者にもしっかりと伝わりますよ。

退職の理由

保護者にとって「保育士が何故辞めるのか」はとても気になることです。保育士は、上司に話した退職理由を保護者にも同じように伝えましょう。但し、どこまで詳しく話すかを自分の中で線引きすることも大切です。退職理由の内容によっては、表現に気をつけた方がいいこともあるので、上司に相談しておくことが必要かもしれません。

後任の保育士について

退職理由の次に保護者が気になるのは「後任は誰なのか?」ということ。後任保育士については曖昧にせず、現時点でわかっていることを伝えます。

同僚保育士のひとりが後任の場合、保育士は「どんな先生なのか」を話して保護者を安心させてあげましょう。自分同様、何でも相談できる保育士だということも伝えましょう。

新採用の保育士が後任になる場合

新採用の保育士が後任になる場合は、2つのケースが考えられます。

既に採用が決まり、どんな保育士かプロフィールが分かっている場合

後任保育士の年齢や第一印象などを、保護者に話すことができますね。

まだ募集中で決まっていない場合

保育士が「まだ決まっていない」と話すことで保護者は不安になります。表現を変えて「選考中です」と言えば、不安は少し和らぎます。

保護者への感謝

退職が決まった保育士にとって「保護者に感謝したいこと」とは、どんなことでしょうか?

  • 経験の少ない自分を温かく見守ってくれたこと
  • 行事や日常の保育で沢山の協力をいただいたこと
  • 保護者がいるから子どもたちに出会えたこと

保護者に感謝する内容は保育士によって違いますね。感謝したいことが沢山あるほど、愛情の深さ、思い入れの強さ、信頼度など、今まで保育士がどのように保護者と関わってきたかが分かります。

辞めていく保育士が最後に伝えたいのは、子どもと保護者の幸せをずっと祈っているということ!これは必ず言ってほしいカモ~!

退職を伝える時はこんなふうに言おう!挨拶の例文をひとつご紹介!

保育士が退職することを保護者に伝える時、どんなふうに言ったらいいのか分からないと悩んでいる人は下記を参考にして考えると楽になりますよ!

保護者のみなさま

今日はお忙しい中お集まりいただきまして、本当にありがとうございます。この場をお借りして、お知らせしたいことがあります。

実は私、今月末でこの保育園を退職させていただくことになりました。私事ですが、結婚することになりまして、相手が転勤族のため、保育士の仕事をいったん辞めることにしました。

子どもたちのことを考えると、今お別れをするのは担任として不本意です。また、保護者のみなさまの不安を思うと心苦しい気持ちでいっぱいです。それでも、ずっと悩んで考え抜いた結果、退職をするという道を選ぶことにしました。

みなさまには申し訳ない気持ちでいっぱいです。身勝手な私をどうかお許しください。

後任の保育士については、現在選考中とのことです。はっきり決まり次第ご報告しますので、もう少しお待ちください。

保護者のみなさまには、至らない自分を温かく見守っていただき、心から感謝しております。本当にありがとうございました。

例文は丁寧な言葉遣いなので、言いづらかったら自分らしい話し方に替えてみてくださいね!緊張する場面で無理に言い慣れない言葉を遣うと、言いたいことが伝わらなくなるカモ!

保護者へのお礼は何がいいか?プレゼントはした方がいい?

退職予定の保育士には、保護者に感謝の気持ちをこめてプレゼントを渡したいと考える人もいますね。保育士の優しい気持ちに感激する保護者も沢山いるでしょう。

ただ、先に保育士から保護者にプレゼントをすることは、できれば控えた方がいいかもしれません。
たとえば、ひとりひとりにプレゼントをした時、保護者の中には「お返しをしなければ」と考える人がいるのではないでしょうか。

保育士にしてみれば受けとってもらえただけで満足ですが、保護者によっては「貰いっぱなしでは気が済まない」と言う人もいるかもしれません。
中には「先生からプレゼントをもらったから、私たちもお金を出し合ってお返しをしましょう」と、他の保護者に呼びかけたりすることもあります。

金銭の問題に発展すると、保護者同士でトラブルになる可能性があります。保育園に迷惑をかけてしまうこともあるので、辞めていく立場の保育士はトラブルを避ける必要があります。

担任保育士の退職にあたって、先に保護者側からプレゼントをすることがあります。結婚や出産のお祝いを兼ねていることも!そんな時はいただいたものに見合ったお返しをするといいカモ♪

プレゼントは子どもに贈ろう!

保育士が保護者へのお礼をしたいと思うなら、子どもたちにプレゼントをしましょう!大人用のプレゼントをしなくても、子どもが喜べば保護者も嬉しいのです。

手作りのものでも、市販のものでも、保育士が一生懸命準備したものならきっと喜ばれますよ!保護者は「先生は最後まで子どもたちのことを大切にしてくれた」と受けとめ、「あの先生と出会えて良かった」と感じてくれるかもしれません。

プレゼントを渡すタイミングは退職の日!ひとりひとりと別れを惜しんで、最後のスキンシップをしながら渡せるといいですね!

子どもたちへのプレゼントには保育士の個性が出るカモ!保護者に「先生らしいな」って感じてもらえれば最高ですね!

退職日までにしたいこと

保育士が退職するまであと何日ありますか?残りわずかな一日一日を大切に、最後まで丁寧にコミュニケーションをとりましょう。たとえば下記のようなことです。

必ず保護者ひとりひとりと会話をする機会を作る

退職の最終週には必ずひとりひとりと話をしましょう。同僚にも協力をしてもらい、朝と帰りの時間にタイミングを図るようにします。保育士は保護者と直接やりとりをすることで本人の不安を汲み取り、引き継ぎ事項に加えることもできますね。

子どもの長所を改めて伝え、これまでの成長を喜び合う

保育士は子どもの素晴らしさを改めて保護者に伝え、日頃の育児をねぎらいます。そして「ずいぶん成長しましたよ」と伝えることで、保護者が安心できるようにします。最後まで子どもを中心に「どの子もみんな素晴らしい」とスタンスで保護者に伝えていきましょう。

最終日には何らかの形でメッセージを書く

懇談会、クラスだより、お手紙など、もう充分に挨拶をしましたが、最後のけじめとして連絡帳にもメッセージを書きましょう。それが担任としての区切りになります。

最後まで手を抜かない

辞めていく保育士はやるべきことをやってしまうと「あとは無事に辞めるだけ!」という気分になり、退職した後の自分に思いをはせてしまいがち!「早く辞めたい」「ここから脱出したい」という気持ちが強ければ、特に気がはやるのではないでしょうか。

それでも、保育士にとって一番大事なのは子どもたちと保護者です。最後までコミュニケーションに手を抜かないのがプロというもの!丁寧で細やかな気配りをして有終の美を飾りましょう。退職の日までどう過ごすかは、保育士としての在り方そのもの。残り少ない時間を大切にしたいですね。