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ポイントは“子どもたちの顔”!合格できる保育士の実技試験対策


経験や素養に『自分に合った練習方法』をプラスして対策しよう!

実技試験

保育士は、国家資格です。一度取得しておけば、全国どこでも保育士として働くことができます。他業種からの転職、結婚や出産などによるブランクがあっても、この国家資格があれば保育士として保育現場で活躍することができます。

夢の保育士資格を取るためには、「筆記試験」と「実技試験」を突破する必要があります。なかでも、多くの保育士の卵が「実技試験」に不安に感じています。保育士の実技試験では、「音楽表現」、「造形表現」、「言語表現」の中から2種類を選択して受験します。

各表現の出題傾向を見ながら、それぞれの実技試験対策を紹介します。また、どの科目を選択したらいいのかについて、自分自身の経験や素養だけでなく、練習方法などにも着目しながら紹介していきます。

夢の保育士に近づく実技試験対策のポイント

音楽表現の実技試験では、事前に出題された課題曲を弾き語りします。その楽譜には、歌詞、メロディ、コードのみ書かれてあります。

この楽譜をもとにして、子どもたち自が親しんでくれるか、自分の歌唱力や楽器の演奏力を考慮しながらアレンジを加えていきます。市販の楽譜も使用できます。伴奏に使える楽器は、ピアノ、アコースティックギター、独奏用アコーディオンと3種類あります。

音楽表現の実技試験に向けて練習を重ねていると、間違えないように伴奏すること、高い演奏力が求められる難しい伴奏に挑戦することだけを意識しがちです。しかし、この試験で求められているのは、「音楽で子どもたちと楽しく遊べるか」ということです。

試験対策として、間違わない歌唱や伴奏を心がけるのは大切です。ただ、それにこだわりすぎることなく、子どもたちが音楽を楽しいと思えるような歌唱、伴奏、リズム感などをバランスよく高めることが重要です。

造形表現の実技試験では、時間内に出題された条件をすべて満たす絵を描きます。

イラストレーターや漫画家のように「上手な絵」を描くことではなく、出題された情景、登場する人物を子どもたちが豊かに想起できる絵を描くことが求められます。

子どもたちにとって分かりやすい絵か、人物に表情や躍動感があるか、明るい印象を与えるか、遠近感はあるか、豊かな色彩を使っているかなどが評価ポイントです。そのうえで、出題される条件をすべて満たす必要があります。

試験対策としては、過去に出題された問題をつかって練習します。明るい印象をつくるためには、赤色や黄色、オレンジ色など「暖色系」を効果的につかってすべてに色付けをします。意外と時間が足りなくなるので、時間配分などを意識しながら練習しましょう。

また、日頃からわかりやすいイラストなどを描く習慣をつけておくことも、効果的な試験対策になります。実際の保育現場では、急に子どもたちのリクエストに応えて絵を描く場面もあり、「描く」ことに慣れておくことが大切です。

言語表現の実技試験では、子どもたち(試験では子どもに見立てたイス)に向けて、事前に出題された課題を3分間の話にまとめて、お話をします。

保育士は声を多くつかう仕事です。この試験では、保育士として求められる基本的な発声、子どもたちに対する適切な話し方、集中して聴けるような表現技術が評価ポイントです。絵本や人形などの小道具をつかわずに、お話を表現していきます。

試験対策としては、3分間にお話をまとめられるようにお話をまとめ直して、それを暗記します。ストーリーは、シンプルでわかりやすくするのがポイントです。

子どもたちがお話に集中できるようにするためには、目線を合わせて語り掛けます。さらに、身振り手振りに頼りすぎず、場面や情景に合わせた擬音語や擬態語を効果的につかいます。大人には多少オーバーでも、子どもたちにとってわかりやすい言葉選びが大切です。

しっかりと意識しておきたいのが、保育士にとって必要となる声の出し方です。大きく口を開けて、ハッキリと発音するようにします。さらに、緊張すると早口になってしまうことがあるため、練習段階からゆっくりと話すことを心がけましょう。

子どもたちが楽しそうに遊ぶ顔を思い浮かべながら練習するといいカモ!

「どれが向いているの?」受験科目の選び方のコツ

国家試験の合否を左右するともいえる受験科目の選択ですが、どのような基準で選んだらいいのでしょうか。どの科目にも言えることですが、実技試験対策をしっかりとすれば、必ず合格に近づきます。

音楽表現に向いている人は、ピアノや声楽を習っていた人、音楽系の部活動をしていた人などです。さらに、人前で歌ったり踊ったりすることが好きな人、コツコツと練習を積み重ねることができる人も向いています。

保育士の実技試験を合格してきた先輩方には、ピアノや声楽を習ったことのない人が少なくありません。つまり、事前に示された課題曲をちゃんと練習すれば、結果が出やすい科目ともいえます。

造形表現に向いている人は、絵やイラストを描くのが好きな人、美術系の部活動をしていた人などです。また、人前に出ると極度に緊張する人でも、造形表現は「発表」ではなく「筆記」なので、落ち着いて練習の成果を出すことができるでしょう。

ただ、何を描くかについては、当日に「ぶっつけ本番」となるために応用力が問われ、丸暗記的な実技試験対策は難しいところです。過去問を中心に練習を繰り返し、自分なりに過去問のテーマをアレンジするなどして、応用力を磨いておくのも大切です。

言語表現に向いている人は、人前で話す経験のある人、表現力のある話し方ができる人などです。また、ピアノや絵がどうしても苦手な人は、消去法的に言語表現を選択することも珍しくありません。

小道具やジェスチャーを使わず、あくまでも「話し方」だけを見られるため、計画的に練習をしていくことが重要です。ただ、事前に出題される課題がわかるため、ポイントをおさえながらコツコツと練習できる人は、結果を出しやすい科目ともいえます。

得意不得意だけでなく、自分に合った“練習方法”が大切カモ!

「子どもたちの顔」を忘れずに実技試験対策をしよう!

実技試験対策をしていくなかで、意外と忘れがちなのが「子どもたちの顔」です。見失ったまま練習をしていくと、小手先のテクニックだけに頼りがちだったり、子どもでは理解しにくいものになったりすることがあります。

あくまでも、それぞれの表現を通して子どもたちが興味を持ち、楽しく遊びたいと思えるようにすることが大切です。わかりにくいもの、堅苦しいものに対しては、子どもたちは興味を向けず、すぐに飽きてしまうことでしょう。

ただ、どの科目を選択しても、「子どもたちの顔」をイメージしながら、しっかりと実技試験対策をしておくと、合格に近づくことができます。そのためには、保育士となる自分自身が、何よりもその科目を楽しむことが大切です。

また、練習の成果を本番で発揮するためには、「人前で表現すること」に慣れるのも重要です。練習の段階で必ず人前で発表する場をつくり、緊張に慣れておくといいでしょう。実技試験本番のプレッシャーを克服できれば、夢の保育士への第一歩となるはずです。