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保育士の仕事内容は子どもの保育と保護者の支援がメイン!基本を大切に謙虚さをもつことが重要!


子どもと遊ぶだけの仕事ではない!心身の発達を援助し保護者のニーズに応えるのがプロの保育士!

仕事

保育士として勤務がスタートすると日々の業務に追われてしまい「保育士の仕事とは?保育士の役割とは?」など、基本的な理念を考える機会が減ってしまいますね。それでも改めて触れてみることで、いつの間にか自分に欠けてしまったものを思い出すきっかけになるかもしれません。

保育士という職業は、経験を重ねれば重ねるほど「基本に戻る」「初心に返る」という機会が必要です。子どもだけでなく、保護者にも寄り添った支援をすることが求められているからこそ、経験におごることのない謙虚さが大切です。

保育のプロとして、決して基本を忘れず、常に真摯な姿勢で仕事をしていきたいものです。

今回は、保育士の仕事について基本的なことを振り返り、資格が活かされる職場についてご紹介します。

保育士の仕事とは?

保育士の仕事は大きく分けると2つあります。

  1. 子どもの保育をすること
  2. 保護者の子育てを支援すること

「子どもの保育」について行うこと

子どもの安全を守る

子どもに危険が及ばないよう環境に配慮し、子どもの行為や周辺にも気を配ります。

健やかに成長することを援助する

子どもの健康を管理し、基本的生活習慣の自立を援助します。

身体や情緒の発達を援助する

運動能力や言葉の発達、心の育ちに合わせて、必要な援助を行います。

「保護者の支援」とは?

保護者の子育てをサポートする

子育ての不安や悩みを受けとめ、必要な助言や励ましを行います。

子どもが健やかに育つためには、保護者の支援は欠かせない仕事!子育てをサポートすることが保護者の安心感につながり、子どもは健やかに成長していきます。保護者にとって頼れる存在になりたいカモ!

保育士の仕事内容とは?実際にどんなことをしているのか?

保育士の仕事とは、子どもの保育をすることと、保護者の子育てを支援すること。実際にはどんなことをしているのでしょうか。仕事の内容を具体的に挙げてみましょう。

子どもの保育について

保育士の職務の中心にあるのは「子どもの保育」です。下記の仕事は、主に保育所や保育園で行われているもの。職場によって個性はありますが、基本的な仕事内容は共通しています。

子どもの状態を把握する

まず大切なのは、日々の健康状態を把握することです。朝の受け入れの際には、顔色や熱っぽくないかだけではなく、表情や声のトーンからも子どもの健康状態を判断します。

前日や朝起きた時の状態を保護者に確認するのも大事な仕事。保育士は一日を通して、子どもの変化に目を配ります。

また、子どもの「心の状態」を把握することも大切。体の不調は心に原因があることも多いのです。子どもが「お腹が痛い」と訴える時、実は何らかの不安を抱えていることもあります。子どもの状態を把握する時は、心と体を関連づけて考えることも必要ですね。

基本的生活習慣の自立を助ける

食事、睡眠、排泄、着脱など、人として生活していく上で必要な習慣を身につけるために、保育士はタイムリーに必要な援助をしていきます。

赤ちゃんの頃は全面的に保育士が世話をしますが、自我がめばえると「自分でやりたい」という気持ちが強まります。保育士は子どもがひとりでやろうとする様子を見守りつつ、隠れたサポートを行っていきます。本人の気持ちを大切にして援助するのがポイントです。

人間関係を通して心の成長を援助する

子どもが沢山いる集団生活の場では、人との関わりが不可欠です。共に生活し、共に遊ぶ中で、子どもは人間関係に必要なことを覚えていきます。

小さな未満児の頃から、子どもは「自分の思い通りにならないこと」を何度も経験します。保育士は必要に応じて介入し、相手の気持ちについて気づきを促します。子どもは少しずつ納得し、心の成長と共に譲ることができるようになります。
タイミングをうまく図り、本人が理解できるような方法で伝えることが保育士の援助です。

子どものイマジネーションを大切にする

保育士は子どもの想像力を大切にし、その感性が充分に活かされるよう配慮をすることが大切です。
子どもの世界に大人の価値観を介入させて、優劣をつけ評価をすることは絶対に避けたいこと。保育士には子どものイマジネーションを守る責任があるのです。

子どもの感性が発揮される場面は様々です。遊び、絵画、製作、音楽、言語など、子どもは日常的に想像力を働かせています。保育士はその環境を整えることが大事な仕事。素材や題材など、新しいものも古いものもバラエティーに取り入れていくことが、子どもの感性を育てます。

子どもに合わせた援助を行う

保育士は、子どもひとりひとりの個性と発達状況を把握し、本人に合った援助を行うことが大切です。
子どもの表面的な印象だけで「これがこの子の個性」と決めてしまわず、本人をじっくり見つめ、話を聴いて、より深く理解しようとする姿勢が保育士には必要です。

また、発達状況についても月齢という基準だけで見るのではなく、子どもの今の状態と発達の傾向を細かく把握します。保育士が「子どもに合った援助」をするためには、沢山の情報を得て、何がベストなのかをじっくりと考えることが大事な努めです。

保育士の仕事は、見ること、聴くこと、考えることが特に大事カモ!子どものことで頭を悩ませるのは大変なことですが、実はそれこそが重要な仕事なのです!

保護者の支援について

保育士が保護者に行う支援とは、具体的にどんな仕事があるのでしょうか。

情報の共有を行う

保護者から本人の健康状態や自宅でのエピソードなどを聴きます。また、保育士からも一日の様子や、成長が感じられたことなどを伝えます。

子育ての愚痴や悩みを聴く

子育ての大変さや、子どもについて気になることを遠慮なく語ってもらいます。保育士は親身になって聴き、保護者の気持ちを受けとめます。ただ聴いてもらえるだけでスッキリする保護者もいるので、保育士から話のきっかけを作ることもあります。

子どもの気持ちを代弁する

保護者が「子どもの気持ちが分からない」または「子どもの気持ちを誤解している」場合は、保育士が子どもの気持ちを察して代弁するようにします。

必要に応じて助言をする

保護者の悩みを聴いて解決法を考えたり、必要に応じて提案や助言を行います。第三者の視点で考えることも支援のポイントです。

保育士が保護者に笑顔を向けて誠実に接することで、相談をしやすくなるカモ!子どもだけではなく保護者も大切な存在です。保育士が支えることで、子育てのストレスが軽減するといいですね!

保育士はどこで仕事をするのか?資格が活かせる職場はどんな所がある?

保育士には限られた就職先しかなかったのは昔のこと。現在は多方面からのニーズがあり、保育士が職場を選べる時代です。資格を活かせる様々な職場を知り、就職や転職の時には自分に合った場所を見つけて働きたいですね!

保育所・保育園・認定こども園

保育士の大半が保育所・保育園・認定こども園のいずれかに就職します。保護者の就労や病気などの事情がある0歳から就学前の子どもを保育します。

児童福祉施設

保育士の資格を持っていれば、保育所以外の児童福祉施設で働くこともできます。仕事の内容はそれぞれ違いますが、保育士としての基本的な姿勢は同じです。

児童養護施設

保護者不在または虐待などの事情で、養護が必要な1歳~18歳未満の子どもが入所します。

※以前は対象年齢が「2~18歳」でしたが、平成17年の児童福祉法の改正により上記内容に変わりました。

乳児院

やむを得ない事情で保護者がいない時、2歳未満の子どもが入所する施設です。

障害児の児童福祉施設

心身に障害のある幼児または児童が、それぞれ専門の施設で支援を受けます。入所タイプと通所タイプの施設があります。

児童厚生施設

保育士は「児童の遊びを指導する者」として児童館などで働くことができます。地域の子育て支援を中心に活動を行います。

学童保育

小学生の保護者が就労などで自宅に不在の場合、仕事が終わるまで子どもは学童保育で過ごします。保育士経験のあるスタッフが数多く活躍しています。

企業内託児所

会社が運営する「職員の子どもが通う託児施設」です。会社の敷地内または近くに施設があり、一般の保育園と同じように過ごします。

病院

規模が大きい病院には様々なニーズがあり、多くの保育士が必要とされています。

病院内保育所

病院で働く職員の子どもを保育します。職員には夜勤があるので、保育所は24時間オープンしています。

病児保育所

病気のため、いつも通っている保育園を休まなければならない子どもを一時的に預かります。保護者は一日単位で利用料を支払います。

病棟保育士

長期入院している子どもを、看護師と連携して保育を行います。まだまだ数は少ないですが、将来的に需要が多くなると言われています。

その他の保育施設

保育士の働く場所は他にも沢山あります。個人で託児所を経営したり、フリーランスで活躍している保育士もいます。

認可外保育園

厚生労働省の認可を受けていない小規模の保育園です。保育士経験者が経営している保育園もあり、施設のスタイルも様々です。

プリスクール

英語を話す環境で保育を行う施設です。保育士は外国人講師のサポートをします。

ベビーシッター

ベビーシッター派遣会社に登録する場合と、フリーで働く場合の2つの働き方があります。

職場のタイプは違っても、相手が子どもであることは同じ!どこに行っても求められるのは、保育の基本姿勢です。根っこがしっかりしている保育士は、いろんな職場で活躍できるカモ!

保育士の役割って?

保育士には「重大な役割」が3つあります。それは、子どもを相手にするプロだからこそできること。保育士は深い愛情をもって、下記の役割を果たしています。

ひとりひとりの子どもを大切にし、子どもが何を求めているかを察すること

保育士は分け隔てなく子どもに接することが大切です。ひとりひとりと寄り添い、子どもが何を見つめているのか、何を考えているのかを汲み取ることで理解を深めます。

時として子どもは「どんな気持ちなのか」が分かりづらいことがあります。気持ちとは正反対の行いをしたり、本当はYesなのに首を振ったり、どんな表現をしたらいいのか迷っていることもあります。

保育士はプロとして、子どもの気持ちに誰よりも早く気づきたいものです。自分の気持ちを察してもらうことで、子どもは保育士に信頼感をもちます。

子どもの立場になって考え、時には気持ちを代弁して大人に伝えること

大人は自分の都合を優先してしまうことが多いですね。子どものためと言いつつも、自分の気持ちや意図が絡んでしまうと、子どもを優先させることをいつの間にか忘れてしまうこともあります。
こんな時、子どもはどうすればいいか分からず、ただただ戸惑っています。嫌だと言いたいのに自分の気持ちを飲み込んでしまいます。

子どもの立場になって考えることができるのが保育士です。保育士は子どもの気持ちを察することができるので、時にはそれを代弁して大人に伝えます。分かりやすく表現を工夫して伝えるので、大人も子どもの気持ちを理解することができます。

保護者との信頼関係を築き、子育てを支えていくこと

保護者に寄り添い、悩みを聴いて、必要な助言をしていくことが保育士の務めです。
子育て中の保護者は育児のストレスもたまり、思い悩んで何度も壁にぶつかります。そんな保護者の精神的なサポーターになることが保育士の大切な役割です。

保育士が誠意をもって丁寧な対応をしていくことで、保護者の中に信頼が少しずつ育っていきます。
どんなに経験が豊かな保育士でも、おごらずにいつも謙虚な姿勢でいることが大切です。

保育士の仕事は愛情がベースになっていることが大前提

保育士が、年齢や性別に関係なく多方面で活躍できる時代です。それぞれ自分に合った職場を見つけて、個性や能力を存分に発揮して働いてほしいですね。

そして、保育士として仕事をするからには、職場がどこであっても意識は同じ。子どもに惜しみなく愛情をそそぎ、ひとりひとりの幸せを願って保育をすること。保育士の仕事を掘り下げると、ごくごくシンプルな基本が見えてきますね。