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派遣が仕事をバックレることは多いの?その時の派遣会社の対応とは?

派遣が仕事をさぼった挙句、会社と音信不通になると懸念される影響

派遣元での仕事で辛い思いをしたことのある方は非常に多いですよね?私自身も体力的にきつかったり、人間関係が嫌になり「このまま消えてしまいたい」と思ったことがあります。

しかし、同じ辞めるにしてもバックレて(無断欠勤、無断退職)、飛んでしまう(音信不通になる)と様々な影響があります。またバックレた派遣社員も罪の意識はあるものの、どう対応していいか分からない人が多いです。

今回の記事では、派遣社員がバックレ飛んだ時の各方面への影響、派遣会社の予想される対応、派遣社員の取るべき対応についてご紹介します。

派遣元に派遣社員が来ない場合、派遣会社がまずすること

私が働いていた派遣会社では、派遣会社のポータルサイトで出発報告をします。しかし、出発報告がなくても特に派遣会社の反応はありません。

派遣元に到着しだい到着報告を入れることになっていますが、なければまず、派遣社員本人に電話がかかってきます。

電話がつながって、本人から「到着しました」と返答があれば一旦電話を切ります。複数の派遣社員が勤務する場合は、他の派遣社員に「本当に〇〇は到着しているか?」と確認を行います。基本的に連絡しなかった社員を信用していません。

もし到着していないと分かれば、派遣会社は、派遣元にお詫びの電話と代替要員の派遣する旨連絡をします。

しかし、私が以前勤めていた野菜カット工場では、一度に大量の派遣社員がバックレたため、代替要員の確保はできず、その日の契約金が減額になりました。

バックレた派遣社員に電話で聞くと、何度電話してもつながらない場合は、緊急連絡先に書かれた他の家族などに電話がかかってきたが、本人が出ない(家族がかくまっている)と判断したら何日も電話がかかってくることはなかったということでした。

派遣社員が飛んだら、派遣会社のスタッフが自宅まで来るのか?

他の派遣会社では、スタッフが自宅まで来るとネットでは書かれていますが、私の派遣会社ではありませんでした。

派遣会社のグループ企業で情報共有する

中堅以上の派遣会社はグループ企業になっており、情報を共有します。つまり、グループ企業が10社あれば1社で飛んだら、10社で「ブラックリスト」に載ります。

いくら派遣会社が多くても、これでは働く選択肢が狭くなります。

飛んでしまっても、未払い賃金は払ってもらえるのか?

飛んでしまう原因は色々あるでしょう。言いたいことがあると同時に「後ろめたさ」もあるはずです。

しかし、同じ派遣会社でそれ以上働く意思がなく、未払い賃金を払ってほしい場合、派遣会社の対応はだいたい決まっています。

労働者が賃金を受け取るには、会社に「請求」しなければなりません。決して何もせずに受け取れるわけではありません。

タイムカードなどで請求する必要があります。また労働基準法では賃金支払いは「手渡し」でも可能となっています。

これを根拠にして、派遣会社は「未払い賃金を渡すのでタイムシートを持って、直接会社に来てください」と言ってきます。つまり、「賃金は払うが、会社としても話がありますよ」と迫ってきます。

バックレたことへの損害賠償をほのめかすこともあります

バックレたことへの謝罪も要求すると同時に、損害賠償をほのめかすこともあります。しかし、実際に派遣会社が損害賠償を請求することはまずありません。

派遣社員が1日バックレたことによる損害は大きな金額になることはまずありません。

有名歌手がバックレて損害賠償請求に発展することがあります。歌手という職業は誰にでもできるわけではなくそれなりの報酬を得ている点、損害の大きさから「訴訟を起こすに値する」と判断しているからこそ裁判になります。

派遣社員に求められるスキルは、特別なものではなく1人あたりの契約金額は大きくありません。例え勝訴しても「赤字」になるからです。

訴訟になる可能性が低くても、派遣会社や派遣元から借りた備品は返却しなければなりません。返さなければ「横領」です。

鍵はさらに深刻な事態を招くことがあります。鍵が行方不明だと防犯上の理由から、ドアノブのシリンダーまで交換しなければなりません。

持って帰った人は「鍵1本ぐらい」と思うかもしれませんが、高い代償を支払うことにつながる可能性があります。

まとめ

どんなに辛くても「辞めます」という意思表示をすることが大事カモ。

派遣元では辛いことが色々あります。「派遣元で暴行を受けた」など「窮迫不正」に対しては、誰にでも自分の身を守る権利はあるため、その場で仕事を中断しても問題ありません。

しかし、その場合でも飛んだりせず、警察を呼ぶなり、派遣会社に状況を説明し「この現場では働けません」と伝えることが大事です。常識的に考えて、派遣会社も納得するでしょう。

暴言や人間関係、労働環境の劣悪さなどで辞めたい場合でも派遣会社に状況を説明し「辞めます」という段階を踏む必要があります。

法律的には電話でもいいので「2週間前に退職の意思表示を示すこと」になっています。

その後、派遣会社との話し合いで2週間我慢して働くか、どうしても働けないならその旨を伝えて納得してもらいましょう。

社会人としての常識的な対応が求められます。派遣会社が引き留めても、2週間経てばバックレても問題ありません。